アンチエイジング食材 蛤の栄養とおすすめ簡単レシピ

アンチエイジング食材 蛤の栄養とおすすめ簡単レシピ
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

蛤は、我々日本人にとって非常に古くから親しまれてきた食材です。
縁起物としてめでたい日によく食卓に並ぶイメージが強い食材ではないでしょうか。
今回は、新鮮な蛤の選び方や蛤に含まれる栄養価とその効能についてご紹介したいと思います。

◆新鮮な蛤の選び方

新鮮な蛤の選び方

・殻の模様:

殻の模様がはっきりと浮かび出ている物。また、殻の表面にぬめりがある物も新鮮な証拠と言われています。

・口が閉じている:

口が閉じているものは、活きが良い新鮮な蛤です。

◆蛤の砂抜き方法と塩抜き方法

・蛤の砂抜き

蛤はとても美味しいですが、いざ食べてみると「ジャリ」とした嫌な食感があると台無しですよね。ここでは、基本的な砂抜き方法をご紹介します。

【蛤の砂抜き方法】

500mlの水に対して大さじ1の塩を溶かした塩水を作り、バットなどの平たい容器に蛤を重ならないように並べて浸します。5時間以上が浸すと良いです。

ポイントは、蛤を食塩水に浸す際に少し蛤が出るくらいの水位で浸す事です。たっぷりの食塩水で浸してはいけません。更に、ザルやバッドを使い、二重底にすると蛤が吐き出した砂を蛤が再度吸うことを防ぐことが出来ます。
明るい場所よりも暗い場所の方が良く砂を吐き出すので、日中行う場合は新聞紙などで包んであげると良いでしょう。

・蛤の砂塩抜き

砂抜きをした蛤は、体内に塩水を含んでいます。このまま調理すると料理の味に影響が出てしまうので塩抜きも必ず行いましょう。

【蛤の塩抜き方法】

ザルやバットに蛤を入れて、1時間程度置いておきます。
水等は一切入れずに蛤のみを入れて置いてくと、蛤が塩水を吐き出し、本来の味に戻ります。

◆蛤の栄養価と効能について

蛤は、ミネラルやビタミンなどの栄養素を豊富に含んだ非常に栄養価の高い食材です。
その為、生活習慣病予防や美容効果が期待出来るのですが、どのような栄養素が入っているのでしょうか。
特に注目したい栄養価と効能についてまとめました。

グリシン

蛤に含まれる成分のひとつにグリシンがあります。
グリシンは、筋肉を強くする働きがあり、肌の潤いや張りを保つ等の美容効果が大変高いと言われています。ちなみに、身体の組織を支えるコラーゲン成分の約30%は、グリシンを成分として形成されています。

ビタミンB12

蛤には、ビタミンB12が大変豊富に含まれています。
ビタミンB12は、神経機能の働きを正常に保つ効能の他に、タンパク質や核酸の合成促進などの働きがあります

そして、貧血の防にも効果的で、ビタミンB12は葉酸と協力し合い、正常な赤血球を作る働きをサポートする栄養です。蛤には、葉酸や鉄分や亜鉛なども含むので、貧血予防の効果が高い食材でもあります。

亜鉛

蛤には、ミネラルの一種である亜鉛が豊富に含まれています。
亜鉛は、肝機能を回復させてアルコールの分解を進めてくれる働きがあり、飲酒前に摂取すると二日酔いになりにくくなります。
また、亜鉛はニキビなどの肌トラブルを防いでくれる美容面でも嬉しい効果があります。

マグネシウム

蛤には、マグネシウムも多く含まれています。
骨の形成にも深く関わる栄養で、カルシウムとバランスよく摂取すると大変効果的です。
蛤は、カルシウムやリンも含まれているので骨粗鬆症粗予防に最適な食材です。

また、マグネシウムには目の網膜再生の働きがある為、パソコンやスマートフォンで目を酷使している現代人には特に摂取したい栄養と言えますね。
マグネシウム不足は動脈硬化の原因にもつながりますので、しっかりと摂取して健康維持につなげましょう。

グルタミン酸

グルタミン酸は、うまみ成分として知られている栄養素ですが、このグルタミン酸は脳の神経細胞の栄養素となる成分の1つで、脳の活性化を促しストレスを緩和してくれる働きがあります。

◆蛤を使った簡単レシピ

蛤と筍の蒸し料理
蛤と筍の蒸し料理
たけのこと一緒に蛤を蒸してみました。
旨みたっぷりの蛤が楽しめる簡単レシピです!

【材料】
・蛤…1パック
・たけのこ(水煮)…1/8程度
・酒…小さじ1
・塩…少々

【下準備】
・蛤の砂抜きと塩抜きを行います。

【作り方】
1.たけのこを食べやすい大きさにカットし、シリコンスチーム容器にたけのこ・蛤・酒・塩を入れます。

2.シリコンスチーム容器に蓋をして、電子レンジ(500w)で約3分加熱してください。

※加熱が足りない場合は、様子を見ながら1分再加熱してください。

3.お皿に盛り付ければ完成です。

【レシピのポイントとコツ】
・蛤は、グルタミン酸などの旨み成分が豊富に含まれているので、味付けはほぼ必要ありません。蛤本来の旨味や味わいを楽しめます。

・電子レンジを使用することでとても簡単に調理出来ます。

◆蛤レシピのまとめ

いかがでしたでしょうか。
蛤は、旨味成分だけでなく様々な栄養素を含む素晴らしい食材であると分かりましたね。
縁起物として親しまれていますが、お祝いの時だけでなく日頃から食べたい食材です。

蛤は、旨味成分が豊富に含まれている為、調理の際の味付けはほぼ不要です。その為、つい味付けを濃くしてしまう方や減塩に取り組んでいる方には最適な食材なのではないでしょうか。
蛤を食べて身体の内側からアンチエイジングを目指し、いつまでも若々しく健康維持していきたいですね。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の作成者:M.Y(ライター)
この記事の提供元:シルバーライフ

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