【まごころケア食】くわいの効果とは?

【まごころケア食】くわいの効果とは?
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

今回は、くわいについてご紹介します。
くわいと言えば、お正月に食べるちょっと特別な食材のイメージがありましたが、くわいに含まれる栄養価や期待出来る効果を知ってから普段からくわいを食べたい!と思うようになりました。
少しマイナーな食材なので、くわいの種類や保存方法などもお伝えしたいと思います。

くわいの種類について

・青くわい

一番流通している種類です。

お正月シーズンに使われることが多く、柔らかい食感とほろ苦い味が特徴となっています。

・吹田くわい

大阪府吹田で栽培されているくわいです。青くわいよりも小ぶりで甘さが強く、栗のような味わいが特徴です。くわいの種類の中で最も美味しいと言われている種類になります。

・白くわい

中国の品種で青くわいに比べると楕円形をしているのが特徴です。
実が大きく硬めで淡白な風味となっています。

新鮮なくわいの選び方

新鮮なくわいの選び方

新鮮で美味しいくわいを見分けるには、以下の2つに注目すると良いと言われています。
今回は、一番流通している青くわいを想定して書いています。
・見た目:表面に光沢(ツヤ)があり、綺麗な青色をしている物。
・芽:ハリがありピンと伸びている物。
芽が折れている物や萎れている物は、鮮度が落ちている可能性があるので気を付けましょう。
スーパーでは、サイズが大きい物や小さい物があります。小さい物の方が重箱に詰める際に便利なので人気があるようですが大きさによって味の違いは無いので、使用用途によって使い分けすると良いかと思います。

●保存方法

縁起が良いと言われるくわいの芽ですが、伸びすぎてしまうとアクが強くなるので、購入後は早めに調理することをお勧めします。
保存したい場合は、水をはったボールの中にくわいを浸して冷暗所に置いておくと日持ちします。
数日で使う場合は、乾燥しないように袋に入れるなどすれば、冷蔵庫で保管出来ます。

くわいの下茹で方法

くわいは、強いアクがあるので、煮物などで食べる場合は下茹でする必要があります。
下茹では、皮を剥いて水にさらし、お米のとぎ汁を使って茹でるとえぐみが消えて美味しく食べることが出来ます。お米のとぎ汁がない場合は、お水500mlに小麦粉小さじ1を入れたお水で茹でてください。
ただし、くわいを揚げたり焼いたりする場合は、下茹で不要です。

くわいの効能・効果

くわいは、栄養豊富な食材の1つです。くわいを食べるとどんな効能が期待出来るのかまとめてみました。

・美肌・美髪効果

くわいに含まれるたんぱく質は、さつまいもの約5倍に相当すると言われています。その為、たんぱく質で出来ている肌や髪を美しく保つ効果が期待出来ます。

・むくみ解消効果

くわいは、他の野菜に比べてもカリウムの含有量がとても多い野菜です。
カリウムは、体内の余分な塩分を水分とともに排出する働きに優れています。
その為、むくみの解消にも効果があると言えます。
また、カリウムは、余分な塩分の排出だけでなく血管の壁にかかる負担も和らげてくれる働きがあるので、高血圧の予防や改善にも効果があると言われています。

・疲労回復

くわいは、ビタミンB群のビオチンの含有量が野菜類の中でトップクラスです。
ビオチンは、皮膚などの健康を保つ作用があり、爪の強化や筋肉痛の緩和、疲労回復効果にも期待出来ます。

くわいを使った簡単レシピ

くわいの煮物

今回は、くわいの煮物を作ってみました。
とてもシンプルなレシピですが、ホクホクとした触感とくわい独特の苦みが味わえてとても美味しい一品です。是非お試しください。

くわいの煮物

【材料】
・くわい…7〜8個
・だし汁…400cc
・酒…大さじ1
・みりん…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・醤油…大さじ1

【下準備】
1.くわいはお尻の部分を少し切り落とします。芽の部分は、薄皮を剥がして2㎝ほど芽を残して切り落とします。
2.お尻の方から芽の根元に向かって、芽を切り落とさないよう注意しながら皮を剥き、水に30分ほど浸します。
3.お米のとぎ汁で下茹でします。沸騰後、弱火にして更に5分程度茹でてください。
その後、綺麗に水洗いします。
【作り方】
1.小さい深めのお鍋にだし汁、下茹で後のくわい、酒、砂糖を入れて、落し蓋をして5分ほど煮ます。
2.醤油を加え、弱火で15分程度煮ます。
竹串などをくわいに刺してみて、スッと通ればOKです。
お皿に移して完成です!

【レシピのポイントとコツ】
・下茹でをすることで煮る時間が短時間になります。
・お米のとぎ汁が無くても小麦粉があれば代用出来ますので活用してください。
・くわい本来の旨味や苦みが味わえるので、お酒のおつまみにも合いますよ。
・お好みで他の食材と合わせて煮てみてください。

くわいレシピのまとめ

くわいは、お正月料理のイメージが食材ですが、くわいに含まれる栄養価を知ると普段から積極的に食べたくなりますね。
くわいの収穫は9月くらいから始まりますが、スーパーに出回るのは冬の時期なので、見掛けたら是非くわい料理にチャレンジしてみてください。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の提供元:シルバーライフ

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