ビタミン豊富で疲労回復効果に期待!簡単調理の煮豚

ビタミン豊富で疲労回復効果に期待!簡単調理の煮豚
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

ボリュームがあって、手間なく簡単に作ることができるおかずの一つ、煮豚。

味付けに使う調味料をちょっと工夫することで、和洋中さまざまな味に変化させることができますね。

しかも、煮汁はおいしい出汁が出ていてスープに使うこともできる、今回は一度の調理で2品楽しめる煮豚の作り方をご紹介します。

ビタミン豊富!豚肉の栄養

では、まずは豚肉に含まれる栄養価や健康効果をご紹介します。

たんぱく質

たんぱく質は脂質、糖質とともに三大栄養素の一つに数えられ、私たちの健康を維持するうえで、とても大切な成分です。

筋肉や肌、骨の材料となるほか、血液や免疫細胞を作る働きもあります。

ビタミンB1

ビタミンB1は糖質を分解し、エネルギーを産出したり、皮膚や粘膜を健やかに保ったりする働きがあります。

また、糖質を主なエネルギー源とする脳神経の機能を正常に保つ役割があります。

かつて江戸煩いと言われた「かっけ」も、ビタミンB1不足が原因だと言われています。

ビタミンB2

ビタミンB2は脂質・糖質・たんぱく質を代謝したり、エネルギーを作り出したりする働きがあります。

とりわけ、脂質の代謝を担っているほか、皮膚や粘膜、爪、毛髪の代謝にかかわり、発育のビタミンともいわれています。

ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質の分解を助け、皮膚の抵抗力を高めたり、ヘモグロビンの合成を担ったり神経伝達物質の合成を担ったりする働きがあります。

そのため、気持ちが高ぶっているとき、イライラが鎮まらないときなどには特に意識して取るとよいでしょう。

ビタミンB12

ビタミンB12はアミノ酸をはじめ、多くの栄養素の代謝にかかわっています。また、私たちの体の機能を正常に保つ働きも担っています。

不足すると疲労が抜けない場合や体力低下、体重減少が見られたり、巨赤芽球性貧血という悪性の貧血を引き起こしたりすることがあります。

簡単で美味しい煮豚レシピ

簡単煮豚レシピ

豚塊肉で作る煮豚は、夕食のメインとしていただくほか、角切りにしてチャーハンの具材にしたり、しっかりと冷めてから薄切りにしてサンドイッチの具材にしたり…ラーメンにチャーシューのかわりに乗せてもよいですね。

まずはめんつゆを使って作る、和風の煮豚をご紹介します。

【材料】
・豚塊肉…500g程度

☆日本酒…50cc
☆白ネギの緑の部分…1本分
☆しょうが…ひとかけ

★めんつゆ・・・100cc

簡単煮豚レシピ

【作り方】
①豚塊肉は余分な脂肪を切り取り、必要に応じてタコ糸で縛ります。

②鍋に豚塊肉が浸かる程度の水、日本酒、白ネギの白い部分、しょうがを入れ、沸騰したら①の豚塊肉を入れて、中心まで火が通るまで約40分程度、弱火で煮ます。

作り方②

③竹串を刺し、中心から赤い肉汁が出ないことを確認したら火を止め、10分程度冷ましてから豚塊肉を煮汁から取り出し、ファスナー付きのフリーザーバックなどに移して、めんつゆを回しかけて空気を抜きながらファスナーを閉じます。

(大きな鍋やボールに水をはり、その中にしずめてからファスナーを閉じると、上手に空気を抜くことができます。)

作り方④

④ボールに水を入れ、③を、水が入らないように注意しながら浸けて冷まします。
(熱い豚塊肉が冷めるときに味が入っていきます。また、素早く冷ますことは食中毒の予防の一つになります。)

【煮豚のアレンジ】
①洋風にする場合は、【材料】の☆★の部分を以下に置き換えます。

・白ワイン…50cc
・タイムまたはローズマリー、ベイリーフなど…少々

豚塊肉が煮えたら、
・塩…小さじ1
・砂糖…小さじ1
・タイムまたはローズマリー…少々(刻んでおく)

をまぶし、フリーザーバックに入れて冷まし、味をなじませます。

②中華風にする場合は、★の部分を以下に置き換えます。

・八角…1個
・シナモンスティック…2cm程度
・しょうが…1かけ
・にんにく…1/2かけ
・しょうゆ…100cc
・酒(あれば紹興酒)…大さじ1
・みりん…大さじ1
・砂糖…大さじ1
・オイスターソース…大さじ1

以上を鍋に入れてひと煮立ちさせ、冷ましておきます。

豚塊肉を基本の作り方通りに煮て、上記つけダレとともにフリーザーバックに入れて冷まし、味をなじませます。

残った煮汁で中華風かきたまスープ

煮汁は一旦冷まして脂肪分を固め、キッチンペーパーで濾してから温め、塩、こしょうで味を整えます。沸騰したら卵を溶き入れ、箸などでかき回して火を止め、器に盛ります。

吸い口に白髪ねぎや針しょうがなどを散らすとおいしくいただけますよ。

食事の栄養バランスを整えるために

和洋中さまざまな味付けで楽しめる煮豚は、茹でることで余分な脂肪が落ち、比較的低カロリーな料理です。

千切りキャベツや玉ねぎの酢漬けなどを添えてさっぱりと食べるのもおいしいものです。

日々仕事や家事に忙しい中、家族の健康を気づかって日々調理をされている方には、煮るだけで簡単に作ることができる、お助けメニューの一つですね。

ここに副菜や汁物を足していけば、おいしくて体によいメニューが出来上がりそうです。

しかし、家族の食事時間がバラバラだったり、持病により食事制限がある方のために一食分だけ別に作らなければいけなかったりする場合、毎日の食事の支度はとても大変になってしまうことがあります。

そんな中でも、栄養バランスを整え、健やかな体を維持したい、という方におすすめなのが、まごころケア食のお弁当です。

まごころケア食のお弁当は、管理栄養士がこだわりを持った食材を用いて、自信をもってつくりあげた、美味しいお弁当です。

1食分ずつ冷凍で届くので、電子レンジでチンするだけで、食べたい時に簡単に食べられる、という手軽さが何よりうれしいポイントですね。

仕事や学校などで帰宅時間がバラバラなご家庭にもおすすめです。まずは、気軽に注文できる「7食セット」を、ぜひお試しくださいね。
https://magokoro-care-shoku.com/column/health-balance-review-two/

『煮豚レシピ』まとめ

豚肉はたんぱく質のほか、ビタミンB群の含有量が多く、とても体に良い食材でしたね。

しかし、ビタミンB群は水溶性のため、多くは煮汁の中に溶けだしてしまっています。

煮汁には豚肉の旨み成分も含まれ、とてもおいしい出汁となっていますので、今回ご紹介したようなスープにしたり、ピラフや煮物を炊いたりするときに利用したりして、溶け出した栄養成分もしっかりと取ってくださいね。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の作成者:真鍋 実穂(調理師)
この記事の提供元:シルバーライフ

記事一覧へ戻る