みんなから愛され続けるパン。
その歴史ははるか紀元前に遡ると言われています。
パンと言えば、手で何回も捏ねて発酵して、オーブンで焼いて…
とても手間がかかるイメージがあります。
ですが、実はフライパンで作れるのをご存知でしょうか?
しかも、発酵も不要でたった30分で出来てしまうんです。
そうと知れば作ってみたくなりませんか?
今回はパンの歴史、パンと健康の関わりについてと、フライパンで作るパンの作り方をご紹介したいと思います。
ぜひ最後まで一読下さい。
目次
〜パンの歴史〜
パンの歴史ははるか昔、紀元前から存在したと言われています。
約1万4400年前の化石化されたパンがヨルダンという国で発見されています。
元々は大麦で作られていましたが、18世紀頃から小麦の生産が拡大されると、小麦で作るパンが主流となりました。
●パンと日本
お米が主食だった日本には、安土桃山時代にポルトガルから伝わりました。
ですが、当時の日本人の口には合わずあまり親しまれることがなかったのだとか。
その後キリシタン禁止令も出されたことによりパンも禁止され、日本からは遠ざかっていきました。
日本人がパンを親しむようになったのはそれから300年程経った江戸時代末なのだそう。
戦場で米を炊くと煙が上がり敵に気付かれるという理由から、兵糧(軍隊の食糧)として堅パンが作られるようになりました。
その後1858年に横浜ホテルが誕生し、そこでは洋式のパンと料理が提供されました。
その1年後に欧米との貿易が始まると、幕府は横浜に外国人の日用食料品街を建設。
そこで日本人によるパンの販売が始まりました。
その後フランス人からフランス式のパン製法が伝わり、明治時代の文明開花により更にパンが本格的に日本に伝わるようになりました。
とは言うものの、やはり日本ではお米が主食であったため、パンが受け入れられることはなかったそうです。
●日本でのパンブームのきっかけ
日本人がパンを好むきっかけとなったのが、今でも人気であり続ける木村屋総本店のあんパンでした。
これが好評を博し、次々と菓子パンや惣菜パンが開発されていきました。
木村屋総本店に次ぎ、中村屋が開発したクリームパンも大きな人気を呼びました。
その後戦争中での軍隊の食糧としてもパンが主流となり、戦後給食でパンが作られるようになったりと、次第にパンが日本に流通していくようになりました。
●現在の日本とパン
主食がお米であった日本も現在となっては朝食にパン、おやつにパン、お弁当にパン…などパンを食す文化が日常となりました。
元々主食であったお米の消費量が減少する中、パンの消費量が増加したりとパンの人気が高まっています。
現在、街中でも新しいパン屋さんが次々と登場し、朝から行列ができたり色んなお店がブームを巻き起こしています。
このご時世となってはオンライン販売も人気になってきており、定期購入されるご家庭も増えてきています。
その傍ら、パンを自宅で作る方も増えてきました。
“おうち時間”という言葉が出回るようになったここ数年。
普段は作る暇がなく、なかなか作る機会の少なかったお菓子やスイーツ、パンに挑戦する方が大幅に増えてきました。
パンのレシピもネットで調べれば数え切れない程ヒットします。
作り方も様々で、本格的なものもあれば、家庭用に簡単にアレンジしたものもあります。
中でも発酵要らずでフライパンで作れるパンレシピは手軽に作れて、パンを作ったことのない初心者には特に人気のレシピです。
〜パンと健康〜
パンの主原料と言えば”小麦粉”です。
ですが、ここ数年前から小麦粉に含まれる”グルテン”が問題視されるようになりました。
●グルテンとは
グルテンはたんぱく質の一種で、小麦粉に含まれるグルテニンとグリアジンという二種類のたんぱく質が結びついてできるものです。
グルテンは粘着力と弾力があり、パンがもっちりとふんわりと仕上がるのはグルテンのおかげであると言っても過言ではありません。
●グルテンの問題点
グルテンが絶対悪いという訳ではないのですが、その人の体質によっては消化不良、便秘や下痢、アレルギー反応を起こす原因にもなると言われています。
というのも、グルテンは人の消化酵素では完全に分解されにくいため、分解途中の物質が炎症を引き起こす可能性があると言われているのです。
症状としては腹痛や便秘、下痢などの消化器症状、消化吸収の低下による栄養失調、思考力減退や疲労感などがあります。
また、偏頭痛や生理前症候群、自己免疫疾患などに繋がる可能性もあると言われています。
●グルテンフリーの考え方
そう言った症状を避けるため、世界各国で”グルテンフリー”への取り組みが盛んになってきています。
グルテンフリーとは、謂わゆるグルテンを摂取しない食生活のことです。
とある有名なスポーツ選手が、グルテンフリー生活にしてから身体の調子が良くなり成績が上がった、と言う程グルテンフリーがもたらす身体の変化は大きいものとわかります。
便秘や下痢の解消、怠惰感や疲労感などの解消にも繋がると言われています。
日本でもグルテンフリーは徐々に広まってきてはいますが知らない方がほとんどです。
お腹の不調が気になっている方や、疲れがなかなか取れない、と言った方はグルテンフリーを少し意識してみると何か変わるかも知れません。
〜パンの簡単レシピ〜
時短で作る米粉のフライパンパン
今回は、発酵不要かつフライパンで作る簡単なパンレシピをご紹介します。
米粉で作るグルテンフリーなヘルシーレシピにしました。
手で捏ねたり、発酵させたりと難しい工程もないので、初心者さんでも簡単に作れますよ。
30分程で作れるので、朝ごはんやおやつなどにぜひ作ってみて下さい。
材料(4個分)
○無糖ヨーグルト…70g
○砂糖…10g
○油…10g
牛乳…50ml
☆米粉…150g
☆塩…3g
☆ベーキングパウダー…6g
作り方
①ボウルに○を合わせて分離がなくなるまでスプーンで良く混ぜる。
②牛乳も加え、良く混ぜる。
③☆を加え切るように混ぜる。
ポロポロになってきたらスプーンの裏を使って練り混ぜひとまとめにする。
④蓋をして10分休める。
⑤手に粉(分量外)を塗し、生地を4つに分けそれぞれ丸める。
⑥フライパンに並べ、蓋をして極弱火で10分焼く。
⑦ひっくり返して蓋をして更に10分焼く。
【レシピのコツ・ポイント】
ヨーグルトや牛乳は豆乳ヨーグルトや豆乳に代用可能です。
とても柔らかい生地で手につきやすいため、粉をしっかり手にまぶして成形して下さい。
強い火で焼くと焦げてしまうので、必ず弱い火で焼いて下さい。
〜パンレシピのまとめ〜
今回は、パンの歴史からパンと健康の関わり、フライパンで作るパンレシピと、様々な情報をお伝えしました。
主食がお米であった日本が、今となってはパンが愛されているのも深い歴史があるからで、とても不思議なことですよね。
ですが、現在海外では反対にお米が人気を浴びています。
とあるきっかけからパンが主流となってしまった日本ですが、健康が重視される今、主食であるお米にもう一度目を向けていかなければいけないのではないでしょうか。
健康に良い調味料や食材の宝庫である日本。
日本に住む私たちは元の食生活に戻る必要があるように思います。
ここ1年程で人々の健康に対する意識が高まりました。
健康を意識してはいるものの、何を食べれば良いかわからない、市場には添加物や化学物質だらけの食品がたくさんで不安…など悩む方も増えてきています。
そう言った方におすすめしたいのが”まごころケア食”です。
管理栄養士により考えられた安心な、栄養バランス抜群の冷凍弁当です。
糖質制限食や塩分調整食など自身の身体にも合わせて選べるところも魅力です。
自分に合ったコースを選ぶことができますし、お弁当の種類が豊富なので飽きることもないですしおすすめです。
気軽に健康ごはんが食べたい、そんな方はまごころケア食をぜひお試し下さい。
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