短時間でパパッと作れる炒め物は忙しい日でも手軽に作れるメニューのひとつ。
今回は、豆板醤のピリ辛味でご飯が進む「鶏肉とパプリカのピリ辛炒め」のレシピを紹介していきます。パプリカの下ごしらえや切り方についても紹介します。
目次
◆パプリカは生でも加熱しても美味しい野菜
パプリカはナス科トウガラシ属に分類される野菜です。
ピーマンや唐辛子と同じ仲間ですが、唐辛子から辛みを除いて生でも食べられるように品種改良されたものです。
パプリカは、100g以上の大型で肉厚、ジューシーで甘みが強いことが特徴です。
生でも加熱しても美味しく食べられるパプリカは、さまざまな料理に活用できます。
生では、サラダやマリネ、ピクルスなどによく使用されます。
加熱調理では、スープや炒め物、煮込み料理、肉詰めなどに幅広く活用できます。
加熱するとより甘みが増して美味しくなりますよ。
パプリカにはβ-カロテンやビタミンEなど、脂溶性のビタミンが多く含まれているため、油で調理することで体内への吸収率も高くなります。
◆パプリカの基本の下ごしらえ
パプリカはヘタと種、ワタを取り除いてから切り分けることが多いです。
ヘタと種の取り方はいくつかありますが、パプリカを縦半分に切ってからヘタと種、ワタを取り除くのが基本的な方法です。
①パプリカを縦半分に切る。
②種とワタを持ち、ヘタにむかって引っ張りながら取り除く。
③残りの種とワタも取り除く。
◆パプリカの切り方
パプリカは料理に合わせて細切りや薄切り、乱切り、角切りなどにします。
・細切り
細切りは炒め物やピクルスなどによく使用される切り方です。
繊維に沿って切るとシャキシャキとした食感になり、繊維を断ち切るように切るとやわらかくなります。
①パプリカは縦半分に切り、ヘタと種、ワタを取り除く。
②切り口を上にして、端から約1cm幅に切る。
・薄切り
薄切りはサラダやマリネなどによく使用されます。
繊維に沿って切るとシャキシャキとした食感になり、繊維を断ち切るように切るとやわらかくなります。
①パプリカは縦半分に切り、ヘタと種、ワタを取り除く。
②縦におき、端から1〜2mm幅に切る。
・乱切り
乱切りは食材を不規則な形に切り分ける切り方です。炒めものや煮込み料理によく使用されます。
①パプリカは縦半分に切り、ヘタと種、ワタを取り除く。
②縦4〜6等分に切る。
③横向きにおき、斜め約45度に包丁を入れて切る。
④先ほどと反対の方向に包丁を斜め約45度に入れて切る。③、④を交互に繰り返す。
・角切り
角切りはスープやサラダなどによく使用されます。大きさは料理によって変わります。
①パプリカは縦半分に切り、ヘタと種、ワタを取り除く。
②切り口を上にして端から約1cm幅の細切りにする。
③90度向きを変え、端から約1cm角に切る。
◆鶏肉を「一口大に切る」とは?
「一口大に切る」とは、食材を約3cm角の大きさに切り分けることです。料理によって大きさは変わります。
唐揚げなどには少し大きめに切り、炒め物などには少し小さめに切ることもあります。
皮がついている鶏肉を切る場合は、皮を下にして切ると切り分けやすくなりますよ。
①鶏肉は皮を下にしておき、約3cm幅に切る。
②90度向きを変えて端から約3cm角になるように切る。
◆レシピ|鶏肉とパプリカのピリ辛炒め
豆板醤のピリ辛味でご飯が進む!鶏もも肉とパプリカで作るシンプルな炒め物です。
【材料(2人分)】
鶏もも肉…1枚
赤パプリカ…1/2個
黄パプリカ…1/2個
豆板醤…小さじ1
Aしょうゆ…大さじ1
A酒…大さじ1/2
Aオイスターソース…小さじ1
A砂糖…大さじ1/2
サラダ油…大さじ1
塩・こしょう…各少々
【作り方】
①鶏肉は一口大に切り、塩・こしょうをふる。パプリカはヘタと種、ワタを取り除き、乱切りにする。【A】を混ぜ合わせておく。
②フライパンにサラダ油を中火で熱し、鶏肉を炒める。
③鶏肉にだいたい火が通れば、パプリカ、豆板醤を加えてさらに炒め合わせる。
④具材に火が通れば【A】を加え、強火で汁気が少なくなるまで炒める。
【ポイント】
・豆板醤の分量はお好みで調整してください。
・お好みで玉ねぎやピーマンなどを加えても美味しいです。
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◆バランスのいい食事を心がけよう!
健康維持のためには、栄養バランスのいい食事を継続することが大切です。
主食、主菜、副菜がそろった定食形式で食事を用意するといろいろな食材を食べられるので、自然とバランスがとりやすくなりますよ。
主食には身体のエネルギー源となるご飯やパン、麺類などを適量とりましょう。
主菜は身体をつくるもとになるたんぱく質が豊富な肉、魚、卵、乳製品、大豆製品を1食につき片手に乗るくらいの分量を食べるのが目安です。
肉だけや大豆製品だけなど、何かの食材に偏った食事にならないようにバランスよく食べることが理想です。
朝は卵とヨーグルト、昼食にはお肉、夕食には魚と納豆など、さまざまな食品を食べられるメニューを心がけましょう。
副菜には身体の調子を整える働きがあるビタミンやミネラルが豊富に含まれている野菜やきのこ類、海藻類などを使用しましょう。
主菜の付け合わせや小鉢、汁物などで野菜は1日350g以上摂取することが望ましいと言われています。
生野菜ばかりではボリュームがあって食べにくいので、焼く、煮る、炒める、蒸すなど、加熱調理のメニューも取り入れてたっぷりと摂取したいですね。
◆まごころケア食のお弁当は栄養満点!
毎食栄養バランスを考えて自炊をするのはなかなか大変ですよね。
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