家族で楽しむ夕食、お酒を頂きながらちょっと何かつまみたいとき、簡単に作ることができて体にもよいおつまみがあるとよいですね。
今回は簡単に作ることができて、普段のおかずやお酒のおつまみにもピッタリの、体にもよい長芋を使った磯部揚げをご紹介します。
目次
長芋の磯部揚げレシピ
磯部揚げというと、ちくわで作るのが一般的ですが、長芋で作っても、あっさりとおいしく食べることができます。作り方はとても簡単なので、ぜひお試しくださいね。
【材料】 2~3人分
・長芋・・・長さ10cm分
・小麦粉・・・100g
(またはてんぷら粉)
・青のり・・・小さじ2
・冷水・・・100cc程度
・塩・・・適宜
【作り方】
①長芋は皮をむき、お好みで縦4つ割り~拍子木切りにします。必要に応じて酢(分量外)を加えた水にさっとつけてあく抜きします
②小麦粉またはてんぷら粉に青のりを加え、冷水を加えながら多めの箸でざっくりと混ぜます。
③鍋にサラダオイルを180℃に熱し、②の衣をつけて表面が固まり、衣に火が通るまで揚げます。
④器に盛り、お好みで塩を添えます。
長芋の栄養価とは?
長芋や自然薯をはじめとするヤマノイモ科のイモは、イモ類の中では珍しく、生でも食べることができるのが特徴です。
日本では古くから「山のうなぎ」と呼ばれ、中医学でも、「山薬」という生薬の材料として利用されています。山薬は滋養強壮効果があるとされ、八味地黄丸をはじめとする漢方薬にも処方されています。
古くは山中に自生している自然薯などを利用して作られていましたが、現在は栽培品の長芋を乾燥させて作られています。
では、長芋にはどのような成分が含まれているのかを見ていきましょう。
カリウム
カリウムは私たちが取り過ぎた塩分を体外へと排泄する働きがあります。また、高血圧の予防やむくみ解消にも効果があります。
銅
銅は、私たちが摂取した鉄を赤血球中のヘモグロビンまで送り届ける働きがあります。
つまり、鉄分をしっかりと摂取していても、銅が不足していると赤血球を作り出すことができず、貧血になってしまうのです。
また、骨の形成を促す働きもあります。
ビタミンB1
ビタミンB1は糖質からエネルギーを作り出したり、皮膚や粘膜を健やかに保ったりする働きがあります。特に、糖質が主な栄養源となっている脳の働きを維持するために大切な栄養素です。
白米が食べられるようになった江戸時代に、手足のしびれやむくみ、倦怠感などを訴える脚気が大流行しました。これはビタミンB1不足で引き起こされる疾患です。
ビタミンB6
ビタミンB6はたんぱく質からエネルギーを生産するほか、皮膚や筋肉、血液を作り出し、肌を健やかに保つ働きがあります。
ジアスターゼ
ジアスターゼは糖質を分解する働きを持つ酵素です。同じくジアスターゼを多く含む大根の、約2倍もの量を含んでいるともいわれています。
お餅など、炭水化物を多く含む食品の食べすぎで胃もたれをしている時にもおすすめです。
レジスタントスターチ
レジスタントスターチは食物繊維の一種で、消化されずに腸まで届き、腸内細菌のエサになるとともに、便の体積を増やして排便を促し、腸内環境を整える働きがあります。
レジスタントスターチは加熱に弱いため、腸内環境を整える働きを求める場合は生食するか、加熱する場合は大ぶりに切ってさっと表面だけに火を通すようにするとよいでしょう。
長芋が残った場合の保存方法
1本買うと一度で食べきるには量が多い長芋。皮つきのまま、また、すりおろしたり切ったり、いろいろな方法で保存することができます。
丸ごとの場合
新聞紙でつつみ、風通しのよい冷暗所で保存します。
カットしたもの
半分使って残ったものを保存しておく時は、切り口のぬめりをキッチンペーパーでふき取り、新しいキッチンペーパーまたは天ぷら用の敷き紙などで多い、輪ゴムで止めてから全体を新聞紙でつつみ、冷蔵庫で保存します。
角切りや短冊に切ったものは空気に触れないようにラップフィルムまたはファスナーつきのフリーザーパックなどに入れ、冷蔵庫、または冷凍庫で保存します。
すりおろしたもの
すりおろしたものはファスナー付きのフリーザーバックなどに、空気に触れないように入れ、冷凍庫で保存します。
いずれの場合も、傷や切り口に空気が触れると酸化して変色したり、長芋が持つ消化酵素の働きで変質したりすることがあります。できるだけ早くお召し上がりくださいね。
また、長芋を調理するとき、食べるときに、手や口の周りがかゆくなることがありますが、これはシュウ酸カルシウムというトゲ状の物質が皮膚を刺激するためにおこります。
必要に応じて調理の際にビニール手袋を着用したり、流水のもとで皮をむいたりするのも、予防方法の一つです。
痒くなってしまったときにはすみやかに洗浄し、酢でパッティングをするなどしてケアをしてくださいね。
手軽に栄養バランスを整えたい方に
ちょっとお酒を飲み過ぎたり、味が濃いおあてを食べすぎたりして、胃腸が疲れた時にもおすすめの長芋。簡単に食べることができて、胃腸も労わってくれるとなると、一石二鳥ですね。
毎日の食生活の栄養バランスを整えると、私たちの体調はますます整いそうですね。しかし、忙しい毎日、しっかりとバランスが整った料理を作って食べるというのはなかなか難しいものです。
そんな方におすすめなのが、まごころケア食のお弁当です。管理栄養士が考えて作るおいしいお弁当は、主菜1品、副菜3品と満足のいく品数で、栄養バランスもしっかりととれた献立になっています。
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長芋レシピのまとめ
生ならシャキシャキ、すりおろすとトロトロ、じっくりと火を加えるとホクホク。
色々な食感を楽しめる長芋は、調理していても楽しい食材ですね。長芋は今回ご紹介した以外にも、さまざまな料理で楽しむことができます。
日々の栄養バランスは「まごころケア食」のお弁当で整え、ちょっとお酒を飲みたい時や自炊したときの副菜に、ぜひ作ってみてくださいね。
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