嬉しい効果効能とは?クセになるおいしさの大葉レシピ

嬉しい効果効能とは?クセになるおいしさの大葉レシピ
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

1. 大葉について

大葉とは、香味野菜の一種で、お刺身のつまや薬味などによく使われているイメージがあると思います。紫蘇も実は大葉と同じもので、紫蘇はシソ科シソ属の植物の総称で、紫蘇には赤紫蘇と青紫蘇があり、大葉は青紫蘇の葉の部分のことを言います。
大葉は、鮮度がすぐに落ちてしまう野菜の1つですので、選び方にも注意が必要です。傷や斑点がなく、茎や葉が濃い緑でみずみずしいものを選ぶようにしましょう。乾燥していたりしなびていたりするものは、鮮度が落ちているので注意しましょう。
大葉は乾燥に弱いため、保存するときには空気になるべく触れないように保管することが大切です。水で湿らせたキッチンペーパーで包んで密閉容器に入れて野菜室で保存するようにしましょう。ちょうどよい大きさの瓶などがある場合には、少量の水を入れた瓶に軸をつけてラップをして野菜室で保存して、2日に1回程度水の入れ替えをするとよいでしょう。大葉を長期間保存したいときには、細かく切って密閉容器に入れて冷凍保存しましょう。1~3か月程度は日持ちすると言われています。もし、野菜室に入れていて乾燥してしなびてしまった場合には、氷水に浸すとみずみずしい大葉に戻ります。

2. 大葉の嬉しい効果効能

1) βカロテン

大葉には多くのβカロテンが含まれています。βカロテンは身体の中でビタミンAへと変化しましす。皮膚の粘膜を正常に保ったり、眼の健康を維持したりする効果があるとされています。また、抗酸化作用があるため、老化防止やアンチエイジング効果が期待されます。

2) ビタミンK

ビタミンKはカルシウムと一緒に摂取することにより、カルシウムを骨に沈着させて骨を強くするのを補助する役割があります。カルシウムだけを摂取してビタミンKが不足していると、せっかくの栄養素の意味がなくなってしまいます。そのため、成長期の子どもや骨粗しょう症に悩む方には欠かすことができない栄養素です。また、出血した際には、血液を固める成分を補助する働きがあるため、血が止まりやすくなります。

3) ビタミンC

大葉にはビタミンCも豊富に含まれています。ビタミンCは美肌効果や風邪予防などに効果的とされています。

4) ビタミンE

ビタミンEは、抗酸化作用が強く老化の防止やエイジングケア効果があるとされています。また、末梢神経を広げて血流を改善し、新陳代謝を活発にしてくれる効果があります。

5) ビタミンB群

大葉にはビタミンB群が多く含まれており、中でもビタミンB2と葉酸が多く、糖質・脂質・たんぱく質の三大栄養素をエネルギーに変換するために必要です。葉酸は、血液や細胞などを作るために必要な栄養素で、特に妊娠初期の方は積極的に摂取すべき栄養素です。

6) ペリアルデヒド

大葉に含まれるポリフェノールの一種で、大葉の独特の香りの元になっています。副交感神経を活発にして、胃腸の働きを促進させる効果があるので、食欲増進や夏バテ防止の効果が期待できます。

3. 大葉の調理法

【大葉のチヂミ】

大葉は、その独特の風味から薬味やお刺身のつまなどの脇役のイメージが強いと思います。しかし、実は栄養素が豊富に含まれているため、薬味として少量食べるのではなく、料理に活用して多く摂取するべき食材の1つです。
大葉に多く含まれているβカロテンは、油と一緒に摂取することで吸収がよくなるとされています。また、ビタミンB群やビタミンCなどは水溶性の栄養素であるため、長時間水にさらしたり、茹でたりするとせっかくの栄養素が溶け出てしまいます。そのため今回は、大葉を一度にたくさん使って栄養を効率的に摂取することができる大葉のチヂミのレシピをご紹介します。

【材料】
・大葉            20枚
・たまねぎ          1/2個
・にんじん          1/3本

チヂミの生地
・薄力粉           100g
・片栗粉           50g
・鶏がらスープの素      小さじ1
・塩             小さじ1/2
・水             150ml
・溶き卵           1個

【作り方】
① チヂミの生地をボウルに入れて混ぜ合わせます。

作り方①

② 大葉と人参は細切り、たまねぎは薄切りにしてチヂミの生地に入れてよく混ぜ合わせます。

作り方②

③ フライパンでごま油(分量外)を熱して、チヂミの生地を流し入れます。

作り方③

④ 両面焼けたら完成です。ポン酢などをお好みでつけてお召し上がりください。

作り方④

大葉レシピのまとめ

大葉は、独特の風味が特徴の香味野菜です。お刺身のつまや薬味のイメージがありますが、実はとても栄養が豊富で、脇役だけにしておくのは非常にもったいない野菜の1つです。大葉には、βカロテンやビタミン類、ペリアルデヒドというポリフェノールの一種など、身体によい栄養素がたくさん含まれています。
その中でもβカロテンは、油と一緒に摂取することでその効果を高めることができると言われています。今回は、チヂミの中に入れて一度にたくさんの大葉を効率よく食べることができるレシピをご紹介いたしました。チヂミの生地の中に小麦粉と片栗粉が入っているため、外はカリっとしていて、中はモチモチとした食感です。大葉のさわやかな風味が広がっておいしく食べていただけるレシピになっていますので、ぜひお試しください。

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この記事の提供元:シルバーライフ

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