野菜には「旬」があります。
年中いろいろな食材が手に入る現代ですが、それでもやはり旬の素材を意識して食事をしたいものです。
季節の旬のものというのは、栄養価が高いとされています。
その時期に身体が必要としている栄養素を多く含むため、季節の野菜を摂取するのは健康のためにもおすすめです。
今回は、夏に食べたい夏野菜について、そして夏野菜をたっぷり使ったおすすめレシピを紹介したいと思います。
目次
～夏野菜の種類～
夏野菜は、水分やカリウムを豊富に含むものが多いのが特徴です。
夏に夏野菜を摂取することで、身体にこもりがちな熱を身体の芯からクールダウンする効果が期待できます。
また、トマトやきゅうりなど生で食べられるものが多く、摂取しやすいのも夏野菜の魅力です。
人気の夏野菜を、種類別にまとめました。
| 果菜類（かさいるい）
：主に果実や種を食べる野菜 |
葉茎菜類（ようけいさいるい）
：主に葉や茎を食べる野菜 |
根菜類（こんさいるい）
：主に根や地下の茎を食べる野菜 |
| ・トマト ・ナス ・きゅうり ・とうもろこし ・さやいんげん ・枝豆 ・オクラ ・ズッキーニ ・パプリカ ・ピーマン ・ゴーヤ ・かぼちゃ ・ししとう など |
・キャベツ ・レタス ・ニラ ・空芯菜 ・おかひじき ・つるむらさき ・大葉 ・アスパラガス など |
・ジャガイモ ・山芋 ・にんにく ・らっきょう ・しょうが など |
～夏野菜のメリット～
夏野菜は、水分やカリウム、ビタミンCが多く含まれているものが多いのが特徴です。
水分を多く含む食材は身体を冷やす効果が期待できるということで、夏の熱い時期にぴったりです。
また、カリウムには利尿作用があり、水分とともに体内の熱を排出する働きをしてくれます。
暑さ対策以外にもむくみの改善や高血圧予防といった効果が期待できます。
さらにビタミンCは夏の紫外線対策に効果的です。
健康的な肌を維持するためにも、日差しを浴びやすい季節には積極的に摂りたい栄養素といえます。
・水分を多く含む夏野菜：トマト、きゅうり、レタス、ピーマンなど
・カリウムを多く含む夏野菜：ナス、きゅうり、枝豆、ゴーヤ、とうもろこしなど
・ビタミンCを多く含む夏野菜：トマト、ズッキーニ、パプリカ、ピーマンなど
～夏野菜とトマト缶で簡単美味しいレシピ～
多くの夏野菜には身体を冷やす効果があるとされています。
体内をクールダウンさせ夏バテしないためにも、夏の食材を使った季節料理を積極的に取り入れましょう。
ここでは夏野菜をトマト缶で簡単に作れる料理をご紹介します。
夏野菜をたっぷり味わえるラタトゥイユのレシピです。
ラタトゥイユ
基本の食材としてナスやズッキーニ、トマト、パプリカなどがよく使われるラタトゥイユは、夏の季節料理といっても過言ではありません。
今回はカットトマト缶を使って作るので、シンプルレシピで簡単に作れるのがポイントです。
野菜を切って煮込むだけなので手軽に調理できるのにもかかわらず、手の込んだ煮込み料理といったイメージがあるのでおもてなし料理としてもおすすめ。
パンやワインにも合う一品です。
材料（2人分）
ナス…1本
ズッキーニ…1本
赤パプリカ…半分
玉ねぎ…1/4
厚切りベーコン…50g
ニンニク…1片
カットトマト缶…300g
オリーブオイル…大さじ3
〇塩こしょう…小さじ1/2
〇砂糖小さじ…1/4
作り方
〜下準備〜
ナス・ズッキーニのヘタ、赤パプリカのヘタと種を取り除いておく。
①ナスとズッキーニを輪切り（大きいものであれば一口大）に、厚切りベーコンは1.5cm角に切る。
②赤パプリカは一口大、玉ねぎは1cm角に切る。
③包丁の腹でニンニクをつぶす。
④鍋にオリーブオイルをひいて、③を入れて中火で熱し、香りがたったら①を入れて炒める。
⑤10分程炒めたあと➁を入れて中火のまま5分程炒める。
⑥玉ねぎがしんなりしてきたら、カットトマト缶と〇を入れて中火のまま煮込む。
⑦10分程煮込み、汁気が1/3程度になったら火から下ろす。
このレシピを動画で見てみる
～【ラタトゥイユのアレンジ】こんな夏野菜をプラスしてもOK！～
今回は夏野菜を使った基本的なラタトゥイユのレシピをご紹介しましたが、プラスαしても美味しい夏野菜もピックアップしてみました。
入れるとおいしい夏野菜と鍋に入れるタイミングです。
・枝豆
⇒茹でてさやから出したうえで、彩りとして最後に入れる
・オクラ
⇒煮崩れしないように、カットトマト缶を入れる前に鍋に投入する
・ゴーヤ
⇒食べやすい大きさに切って、赤パプリカや玉ねぎとともに入れる
ラタトゥイユは好みに合わせてアレンジしやすい料理です。
夏野菜だけでもこんなにたくさん合うものがあるのでぜひいろいろ試してみてくださいね。
～他にもこんな料理がある！夏野菜を使った季節料理～
夏野菜を使った料理というと、何が思い浮かぶでしょうか？
定番料理をいくつかピックアップしてみました。
・ゴーヤチャンプルー
・夏野菜カレー
・サラダそうめん
・夏野菜のマリネ
・焼きとうもろこし
前述したとおり夏野菜にはたくさんの種類があります。
素材の美味しさを活かしてサラダやマリネにするのも良し、ラタトゥイユのようにたくさんの夏野菜を煮込んで食べるもの良し！
夏野菜は、素材そのままの味でも楽しめるので簡単に作れるレシピが多いのも魅力です。
またその分アレンジもしやすいため、飽きることなく夏の季節料理として夏野菜が楽しめるのではないでしょうか。
ぜひいろいろな夏野菜料理にチャレンジしてみてください。
～まとめ～
今回は夏に食べたい夏野菜の魅力、簡単美味しい夏野菜レシピをご紹介してきました。
人気の夏野菜やその栄養素、美味しい食べ方について知っていただけたでしょうか。
水分補給、夏バテ防止、紫外線対策など、暑い夏を乗り切るのに欠かせない栄養素が豊富に含まれているのが、夏野菜の特徴です。
旬の野菜を意識的に取り入れて健康的な食生活を心がけましょう。
このように、夏に最適な栄養豊富な夏野菜ですが、シルバーライフのまごころケア食でも栄養バランスのとれた食事が楽しんでいただけます。
いろいろな種類の野菜が1食でたくさん食べられるのがまごころケア食の特徴です。
カロリーや塩分が調整されているので、健康やダイエットに気を遣っている方のお食事にもおすすめ。
主菜1品副菜3品と、お弁当一つで高い満足度が得られるのも魅力です。
「簡単に美味しい食事がしたい」「栄養バランスの整った食生活を送りたい」そんな方はぜひまごころケア食をお試しください。
