春の魚しらす|美味しい簡単レシピをご紹介

春の魚しらす|美味しい簡単レシピをご紹介
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

今回のテーマは、しらすです!
しらすと言えば、赤ちゃんの離乳食にも使えて老若男女食べられる魚ですよね。
よくスーパーで見かけるのは生しらすより塩茹でしてある物ではないでしょうか。
年中食べられるしらすですが、漁師さん曰く一番美味しい時期は春だそうです。
そんな春の魚 しらすについてご紹介します。

しらすとは?

しらすとは、イカナゴ・カタクチイワシ・ウルメイワシ・マイワシ・アユなど、体に色素がなく白い稚魚の総称を言うそうです。
捕獲方法の都合で稀に、タコの赤ちゃんなど魚じゃないものも入っていることがあるので、しらすが手に入ったら是非観察してみてくださいね。

名称の違いは何?

しらすは、生しらす・釜揚げしらす・しらす干し・ちりめんじゃこと様々な名称がありますよね。地域によって多少異なりますが、この名称の違いは、しらすの乾燥度合いなんだそうです。

・生しらす(無加工):水分量100%
・釜揚げしらす(塩茹でしたもの):水分量約80%
・しらす干し(塩茹で後少々干したもの):水分量約70%
・ちりめんじゃこ(塩茹で後じっくり干したもの):水分量約50%以下

名称の違い

しらすの栄養価は?

しらすは、様々な稚魚が集まった物なのでとても栄養価が高いです。
子供の成長に欠かせないカルシウムが豊富であることは容易に想像できるかと思いますが、実は女性に嬉しい美肌や髪の毛にも効果がある栄養素がたくさん含まれています。
その中でも注目したい栄養素についていくつかご紹介します。

「カルシウム」

しらすには、とても多くのカルシウムが含まれています。
1日に必要なカルシウム量は、成人女性で650mgの摂取が推奨されています。しらす干しを100g食べると約500 mgのカルシウムを摂取出来るので、1日に必要な量の80%近くカバーすることが出来ます。
また、カルシウム×マグネシウムの相性がとてもよく、一緒に食べるとカルシウムの吸収率を上げることが出来るのでお勧めします。例えば、お豆腐の上にしらすを乗せて食べたり、あおさと釜揚げしらすをあえて少しお醬油で味付けしたり、、、マグネシウムを多く含む食べ物もたくさんあるので良かったら調べてみてください。

「ビタミンD」

しらすは大さじ2杯くらいで1日分のビタミンDが摂取出来ます。
ビタミンDは、免疫力を高めてくれるだけではなく、脂肪を燃焼する効能があります。
その為、ダイエット効果が期待出来るので、大さじ2杯で十分なビタミンDを摂取出来るなんて嬉しいですよね!
ちなみにしらすの水分量が少ない方が、ビタミンDを多く含むので釜揚げしらすよりもしらす干しやちりめんじゃこの方がお勧めです。

「エラスチン」

エラスチンという栄養素をご存じない方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
この栄養素は、肌のハリや弾力に必要な栄養素で、最近お肌のハリが気になる方には是非摂取してほしいものです。
エラスチンは、皮膚の真皮部分にあるコラーゲン線維の継ぎ目部分や更に深層部へ伸びているタンパク質の弾性線維です。コラーゲン線維と同様に内部を保護すると同時に皮膚にしなやかさや弾力を与えてくれます。
美肌を維持するために欠かせない栄養成分であるエラスチンは年齢と共に減少し、シワやたるみの原因となります。
エラスチンは、体内で生成できない栄養素なので、美肌を維持するためにもしらすを食べて、しっかりエラスチンを身体に取り込みましょう!

「メチオニン」

メチオニンは、髪の毛やお肌にとても効果がある栄養素です。
必須アミノ酸1つであるメチオニンは、髪の毛の細胞を作るタンパク質のケラチンを形成してくれる為、美しい髪を維持する効果が期待出来ます。
ちなみに爪も主な成分はケラチンなので、爪が割れやすい人など爪が弱っている人にも効果が期待できるかもしれません。
肌に関しては、真皮にある肌を形成する細胞である繊維芽細胞を活性化させる効果があります。繊維芽細胞は自身で細胞分裂を行って繊維芽細胞を増やし続けていますが、この働きも年齢と共に減少します。その為、メチオニンをしっかり摂取することは美肌づくりには欠かせないのです。
エラスチンも、エラスチンと同様に体内で生成出来ないため、食事から摂取することが必要です。
メチオニンも簡単に摂取出来るなんて、しらすは素晴らしい食材ですね。

しらすを使った簡単レシピ

今回は、手に入りやすい釜揚げしらすを使った出汁巻き玉子を作ってみたいと思います。
普段の出汁巻き玉子がとっても豪華になりますよ!

釜揚げしらすを使った出汁巻き玉子

【材料】

卵…3個
釜揚げしらす…30g
万能ねぎ…3本
和風調味料(あごだし)…4g
白だし…小さじ1
水…大さじ2

【作り方】

1. 万能ねぎは、小口切りしておく。
2. 容器に卵を割り入れて、しっかりと溶く。
3. 2にしらすと刻んだ万能ねぎ、和風調味料、白だし、水を入れてかき混ぜる。
4.熱した厚焼き玉子用フライパンにサラダ油少々(分量外)を入れ、最初に入れる卵液は火が通り始めたら菜箸でかき回して、スクランブルエッグ状にしてから形を整える。
5.その後は、2回程度に卵液を分けて流し込み、丁寧に巻いていけば完成です!

【レシピのポイントとコツ】

・卵をしっかり溶くことがとても大事です!
・最初に入れる卵液をスクランブルエッグ状にしてから形を整えることによって、ふわふわの厚焼き玉子にすることが出来ますよ。
・水分が多い程、形を整えることが難しくなるので水分量には気をつけましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。
しらすは手に入りやすい食材の上にとても栄養価が高いことが分かりました。
健康面だけでなく肌や髪の毛にまで嬉しい効果が期待出来ると分かれば、毎日しらすを食べたくなりますよね!
春が旬のしらすを食べて、身体の調子を整えましょう!!

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この記事の提供元:シルバーライフ

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