低カロリーな舞茸レシピ|秋が旬で香り豊か

低カロリーな舞茸レシピ|秋が旬で香り豊か
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

1. 舞茸とはどんな食材?

10~11月にかけて旬を迎えると言われる舞茸は、きのこの一種でその独特の香りと食感が人気の食材です。近年では、菌床栽培により1年中スーパーで見かけるようになりました。舞茸は、煮物や炒め物、揚げ物など調理の幅が広いため、食卓でも活躍しやすい食材です。
舞茸を選ぶときには、軸が固く締まっており密集しているもの、かさにツヤがあって割れていないものを選ぶようにしましょう。
保存をするときには、水気をふき取って空気に触れないように野菜汁で保存します。また、きのこ類は冷凍することによっておいしさが増すと言われており、大量に入手して、使う状態で小分けで冷凍保存するのもおすすめです。

2. 舞茸に含まれる嬉しい効果効能

1) 食物繊維

舞茸には、β―グルカンと呼ばれる食物繊維が含まれています。舞茸に含まれているβ―グルカンは不溶性の食物繊維で、便通を整える効果がある他、糖や脂質などと吸着して体の外へと排出してくれる効果があるため、高脂血症や糖尿病、肥満などの予防・改善、デトックス効果があるとされています。

2) カリウム

舞茸には、カリウムも多く含まれています。カリウムは体の中の余分なナトリウムを尿中に排出する役割があるため、身体のむくみを改善したり、高血圧を予防・改善する効果が期待できます。

3) ビタミンD

舞茸には、紫外線にあたるとビタミンDへと変化するエルゴステロールという栄養素が多く含まれています。ビタミンDは、栄養素の中でも不足しやすいと言われています。腸の中でカルシウムの吸収を促進するため、身体の中のカルシウムのバランスを整えたり、骨の健康を保つ働きがあるとされています。
他にも、免疫機能を調整する働きがあり、感染症予防やがん予防にも効果が期待されている栄養素です。

4) ビタミンB群

ビタミンB群は、三大栄養素である、糖質・脂質・たんぱく質を摂取したときにエネルギーを産出させるために補助をする栄養素です。そのため、生きていく上で欠かすことができない栄養素です。舞茸に含まれるビタミンB群の中でも特に豊富に含まれているのは、ナイアシンと呼ばれる水溶性のビタミンです。ビタミンB群はその他にも、皮膚や粘膜の健康を保ったり、神経を健康に保ったりする作用があるとされています。

5) マイタケDフラクション

舞茸には、舞茸の特有成分であるマイタケDフラクションと呼ばれる成分が含まれています。この成分には、体の中のナチュラルキラー細胞という、体を敵から守る細胞を活性化させる働きがあるため、感染症予防やがん予防に効果的とされています。

3. 舞茸のおすすめ調理法

【舞茸の炊き込みご飯】

舞茸は、何と言っても栄養価が高いのにカロリーが低いため、カロリーを気にしている人やダイエット中の人にもおすすめの食材です。しかし、舞茸は生では食べることができないので、必ず加熱して調理するようにしましょう。
そんな舞茸は、下処理をする際に水洗いはしないようにしましょう。水洗いをするとせっかくの香りや食感を損ねてしまいます。またビタミン類は水溶性であるためせっかくの栄養素も溶け出してしまいます。もし汚れている場合には、湿らせたふきんで拭きとるようにしましょう。もし、購入した舞茸が菌床栽培のものではなく、天然で育ったものであれば、表面を吹く必要がありますが、菌床栽培のものであれば拭く必要もありません。
今回は、舞茸の栄養素を効率的に摂取するために、炊き込みご飯のレシピをご紹介いたします。舞茸には、水溶性の栄養素が多いですが、炊き込みご飯にすれば、流れ出た栄養素がご飯に吸収されるため、舞茸に含まれる栄養素をしっかりと摂取することができます。

【材料】
・舞茸           1株
・人参           1/3本
・油揚げ          半枚
・お米           2合
・料理酒          大さじ1
・みりん          大さじ1
・醤油           大さじ1
・だしの素         小さじ1
・塩            少々

【作り方】

① お米を研いでしばらく浸しておきます。水の分量は、後で加える調味料分、大さじ3杯ほど取り除いておきます。

作り方①

② にんじんは小さめに千切り、油揚げも小さめに短冊切り、舞茸は細かくほぐしておきます。

作り方②

③ お米に、料理酒、みりん、しょうゆ、だしの素、塩を入れて混ぜておきます。

作り方③

④ その上に切った食材をのせて、炊飯器でご飯を炊きます。

作り方④

⑤ ご飯が炊けたら盛りつけて完成です。

作り方⑤

舞茸の炊き込みご飯

舞茸レシピのまとめ

舞茸は、秋に旬を迎えるきのこの一種で、その独特の風味と食感が人気の食材です。焼き物や煮物、揚げ物と調理方法は多岐にわたるため、台所で重宝されています。舞茸は、低カロリーであるのに、栄養が豊富であり、特に食物繊維やカリウムなど、美容によい栄養素がたくさん含まれています。他にも、免疫力を高める栄養素もたっぷり入っているため、風邪をひきやすくなる秋冬にとてもおすすめの食材です。
今回は、舞茸の栄養素を余すことなく食べていただける炊き込みご飯のレシピをご紹介いたしました。香り豊かなご飯で味覚だけではなく、視覚と嗅覚からも秋を感じてみてはいかがでしょうか。

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この記事の提供元:シルバーライフ

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