アジの簡単レシピをご紹介

アジの簡単レシピをご紹介
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

アジとはどんな食材?

アジとは、アジ科マアジ属の魚で一般的に真あじのことをアジと読んでいます。カロリーが低くDHAが豊富に含まれている青魚です。アミノ酸も多く含まれているため、味がよいということでアジと呼ばれているとも言われています。アジは1年中スーパーで見かけることができますが、6月以降の海の水温が上昇するとともに、旨味が増すと言われており旬を迎えます。

アジの選び方と保存方法

アジは、目が黒くて澄んでいるものを選びましょう。鮮度が落ちてくると目が徐々に白濁してくるので気を付けましょう。えらに丸みがあって鮮やかな赤色をしているものも新鮮であるという証拠です。また、頭が丸みを帯びていて肉付きが良いものも脂がのっていておいしいとされています。他にも、表面の傷の有無にも注意が必要です。傷が多すぎるものやうろこがとれてしまっているもの、ヒレが破れてしまっているものなどは味が落ちていることが多いので選ばないようにしましょう。
3枚おろしなどの切り身で購入する場合には、身が引き締まっていて表面にツヤがあり全体的に透明感があるもの、皮に光沢があるものを選ぶようにしましょう。パックの中に血水があるものは鮮度が落ちている可能性があるので注意が必要です。
アジをまるごと購入した場合には、すぐに内臓を取り除いておきましょう。内臓を取り除かずにおいておくと、内臓の臭みが身に移ってしまうことがあります。お刺身にする場合や、加熱調理する場合には、なるべく購入してすぐに調理して食べるようにしましょう。南蛮漬けやマリネなどお酢を使って調理をすると1週間程度は冷蔵庫で日持ちします。他にも、3枚おろしなど捌いてから密閉袋に入れて冷蔵庫で冷凍保存すると3週間程度は保存可能です。

アジに含まれる栄養

アジは低カロリーな上に青魚特有の栄養素が豊富に含まれており、栄養バランスがよいとされています。

・カルシウム

アジには豊富なカルシウムが含まれています。骨を強くしたり骨粗しょう症の予防に効果的と言われています。身だけでなく、骨もカラリと揚げて骨せんべいにするなどして食べると栄養を余すことなく摂取することができます。

・DHA

青魚に多く含まれると言われるDHA(ドコサヘキサエン酸)がアジにはとても多く含まれています。DHAは脳細胞の活性化に効果的とされており、脳の発達にも影響を及ぼすと言われています。他にもLDLコレステロールという動脈硬化の原因となるコレステロール値を下げる効果があるとされています。

・EPA

DHAとともに青魚に含まれているEPA(エイコサペンタエン酸)もアジには他の魚より多く含まれています。EPAは血圧を低下させたり血液をサラサラにしたり、中性脂肪の値を低下させたりする効果があるとされ、生活習慣病予防に効果的です。

・タンパク質

アジにはタンパク質が多く含まれています。筋肉やさまざまな臓器など、人の体を構成する大元の栄養素です。ホルモンや酵素など、人の身体の機能を調節する役割も担っており、かかすことができない栄養素です。

・ビタミンB群

アジにはビタミンB群も豊富に含まれています。ビタミンB群は代謝を補助するための酵素の働きを活性化させる効果があるとされています。

・カリウム

カリウムは、体の中の余分な塩分を体の外へ排出する効果があるので、むくみ予防や血圧低下などに効果があります。

アジのおすすめ調理法

 【アジのしそ巻きフライ】

アジは、DHAやEPAが熱に弱いため買ってきたものを捌いてお刺身にして食べるのが1番栄養を効率的に摂取できる方法と言えます。しかし、他にも南蛮漬けにしたりソテーにしたり様々な調理法があります。今回は、簡単にできるアジのしそ巻きフライのレシピをご紹介します。

【材料】
・アジ(3枚おろし)     1パック
・しそ            5枚
・塩コショウ         少々
・小麦粉           適量
・卵             1個
・パン粉           適量
・揚げ油            適量

【作り方】
① 3枚おろしにしたアジに塩コショウで下味をつけます。小骨がある場合には取り除いておきます。

作り方①

② 塩コショウしたアジに半分に切ったシソをのせます。

作り方②

③ シソをのせたアジをくるくると巻いていきます。戻ってきてしまう場合には、つまようじで固定するとよいでしょう。

作り方③

④ 小麦粉、卵、パン粉の順番に衣をつけて、170°に熱した油で揚げます。

作り方④

⑤ きつね色に揚がったら完成です。

作り方⑤

アジレシピのまとめ

6月頃から旬を迎えるアジは栄養が豊富に含まれる青魚です。青魚特有のDHAやEPAが豊富に含まれており、カロリーも低いので生活習慣病が気になる方に良質のたんぱく質を摂取できる食材としておすすめです。その他にもアジにはビタミンB群やカルシウムなど体に嬉しい栄養素がたくさん詰まっています。今回は、フライのレシピをご紹介しました。シソの香りがさわやかで、フライですがとてもさっぱり召し上がっていただけるので非常におすすめです。味が濃く脂がのっている旬の時期を逃さずに、暑い時期を新鮮でおいしいアジを食べて乗り切りましょう。

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この記事の提供元:シルバーライフ

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