アジは初夏に旬を迎える魚です。和洋さまざまな料理に活用できますが、脂がのったアジはシンプルに塩焼きで食べるのも美味しいですよね。
今回のコラムでは、フライパンで手軽に作れる「アジの塩焼き」の作り方をアジの下処理方法から紹介していきます。
ぜひ、旬の美味しい時期に作ってみてください。
目次
◆初夏が旬のアジは栄養満点!
お刺身や塩焼き、ムニエル、フライなど、和洋さまざまな料理で食べられているアジは、5月〜7月ごろに旬を迎える魚です。
アジは種類が多いですが、一般的にアジというと「マアジ」のことを指します。
味がいいから「アジ」と名前がついたとも言われています。
カルシウムやビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、タウリンなどの栄養素が豊富で、不飽和脂肪酸のDHAやEPAも含まれています。
また、必須アミノ酸もバランスよく含まれている栄養価の高い食材です。
◆美味しいアジの見分け方は?
新鮮なアジを見分けるポイントはいくつかありますが、一番わかりやすいのは目を見ることです。
目が澄んでいるものを選びましょう。
アジは鮮度が落ちてくると目が白濁してくるので、目が澄んでいるものは新鮮な証拠です。
また、体全体にハリがあり、皮に光沢があることも目安になります。
パックに入っていると確認できませんが、えらぶたを持ち上げてみて、えらが鮮やかな赤色をしているものも新鮮ですよ。
購入後すぐに調理しない場合は下処理をしてから保存するようにしましょう。
内臓やえらは傷みやすいので、そのままにしておくと味が落ちてしまったり臭みの原因にもなります。
まず、内臓やえらを取り除いてから水洗いし、よく水分を拭きとります。
1尾ずつラップで包んでからビニール袋に入れ、チルド室やパーシャル室で保存しましょう。
◆塩焼きを美味しく作るためには?
美味しいアジの塩焼きを作るためには、まず鮮度のいいアジを購入することはもちろんですが、下処理を丁寧に行うこともポイントです。
アジには「ぜいご」というとげ状のウロコが尾びれから側面にあります。
これはアジの仲間だけにみられる特徴でもあります。ぜいごはかたく、口当たりが悪いので、取り除いてから調理しましょう。
内臓を取り除いたらきれいに水洗いして、水気をしっかりと拭きとることも大切です。
また、アジを丸ごと焼く場合は、えらを取り除くこともポイント。
えらがついたまま焼くと臭みの原因にもなるので、必ず取り除きましょう。
では、アジの塩焼きの作り方を下処理から順番に紹介していきます。
◆レシピ|アジの塩焼き
【材料(2人分)】
アジ…2尾
大根おろし…適量
レモンのくし形切り…2切れ
塩…適量
しょうゆ…適量
サラダ油…適量
【作り方】
①アジにウロコがある場合は、尾から頭に向かって包丁の刃先でウロコをこそげとる。尾の付け根のぜいごの下に包丁を寝かせて入れ、上下に動かしてぜいごをそぎ取る。反対側のぜいごも同じように取り除く。
【ポイント】
ぜいごを取り除く際は包丁を上下に小刻みに動かすことがポイントです。身を削りすぎてしまわないように気をつけてください。
②えらぶたを開き、指でえらを引っ張り出すようにしてえらを取り出す。
③腹の部分に切り込みを入れ、包丁の刃先で内臓をかき出す。
【ポイント】
工程①〜③を行う際はまな板の上に新聞紙やまな板シートなどを敷いておくのがおすすめです。まな板が汚れず、内臓などをそのまま包んで捨てることができるので片付けも楽になります。
④ボウルに水を張り、アジを洗う。腹の中も指でこするようにしてきれいに洗う。ペーパータオルでしっかりと水気をふく。
【ポイント】
お腹の中に内臓や血合いが残っていると臭みの原因になるので、丁寧に洗います。
水洗いしたらすぐに水気をふきとりましょう。お腹の中の水分もペーパータオルで水気をふきとっておきます。
⑤盛り付けた時に上にくる方の身に2ヶ所ななめに浅く切れ込みを入れる。全体に薄く塩を振る。
【ポイント】
包丁、まな板はきれいに洗ってから使用しましょう。
少し高い位置から塩を振るとまんべんなく塩を振ることができます。
⑥フライパンにクッキングシートを敷いてサラダ油を薄くぬり、中弱火で熱する。アジを盛り付けた時に上にくる方を下にして並べ入れ、中弱火で7〜8分焼く。
【ポイント】
ガスコンロをお使いの方は、クッキングシートがフライパンからはみ出ていると燃える可能性があるので気をつけてください。
焼いている途中に触りすぎると身が崩れてしまうのであまり触らないようにしましょう。
⑦焼き色がついたら上下を返し、さらに焼く。火が通れば皿に盛り、大根おろしとレモンのくし形切りを添える。お好みでしょうゆをかける。
【ポイント】
焼き時間はアジの大きさによって調整してください。
アジが大きくてフライパンに入らない場合は、頭を切り落としてから調理してください。
このレシピを動画で見てみる
◆まとめ
アジの塩焼きの作り方を下処理から紹介しました。
魚をさばくとなると難しく感じてしまいますが、アジは内臓やえらを取り除くだけでそのまま調理することができます。
ぜひ、旬の美味しい時期にいろいろな料理で味わいたいですね。
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