栄養豊富な鯵の骨せんべい|カルシウムもたっぷり!

栄養豊富な鯵の骨せんべい|カルシウムもたっぷり!
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

初夏を迎えると、スーパーマーケットの魚コーナーにはとても小さな豆あじや小あじが並ぶようになりますね。さばくと残る中骨、捨ててしまいがちですが、それはもったいない!

ちいさなあじの場合、骨はまだ細く、カリッと揚げると、カルシウムが豊富でとても食べやすい骨せんべいをつくることができますよ。今回はお酒のおつまみにもピッタリな、あじの骨せんべいをご紹介します。

身近なお魚『あじ』

あじやイワシといった魚は、「大衆魚」と呼ばれ、私たちにはとても身近ですね。本来、価格が安くて入手しやすく、また、沿岸部で子どもにも簡単に釣ることができるため、さらに親しみやすいのかもしれません。

そんなあじですが、近年ではさまざまな海域で水揚げされるブランドあじや、こだわったしめ方で鮮度や旨みを保ったものが登場しています。

あじに含まれる栄養

たんぱく質

たんぱく質は脂質、糖質とともに3大栄養素の一つに数えられています。皮膚や筋肉、骨、免疫細胞などの材料となるほか、1gあたり4kcalのエネルギーを作り出すことができます。

カルシウム

カルシウムは骨や歯を構成する大切な役割のほかに、神経伝達を正常に行ったり、筋肉を動かしたりする働きを助けています。また、怪我をして出血した時に、すみやかに止血する働きもあります。

ビタミンD

ビタミンDはカルシウムやリンの吸収を助け、骨を丈夫にしたり、骨粗しょう症の予防をしたりする働きがあります。

また、最近の研究で、糖尿病の予防、また、免疫力を向上する働きがあることも知られるようになってきました。

ビタミンB6

ビタミンB6はたんぱく質や神経伝達物質の合成を担っています。そのため、健やかな皮膚や粘膜を維持するために大切な栄養素です。また、たんぱく質からエネルギーを作り出すために必要な酵素の働きを促す役割があります。

ビタミンB12

ビタミンB12は赤血球を作る働きがあり、「造血のビタミン」ともいわれています。また、目の焦点を合わせる機能を助け、疲れ目の改善にも効果があることから、一部の目薬にも配合されています。

あじの骨せんべいレシピ

あじの骨は、常温の油に入れてゆっくりと加熱することでしっかりと水分が抜け、サクサクとおいしく食べることができます。今回はさまざまなアレンジもあわせてご紹介します。

カルシウムたっぷりで、子どものおやつやお酒のおあてにもおすすめですよ。

【材料】
・あじの骨・・・8本
・片栗粉・・・大さじ1
・揚げ油・・・適宜
・塩・・・少々
・レモンやすだちなど・・・適宜

<アレンジ>
・みりん・・・大さじ2
・白ごま、七味唐辛子、粉山椒など・・・適宜
・カレー粉、ドライバジル、こしょうなど

あじの骨せんべい

【作り方】
①あじは頭とワタを取り、三枚におろします。骨は氷水にさらしておきます。

作り方①

②①の骨の水気をキッチンペーパーなどでしっかりとふき取ります。(ここをしっかりしておくと、油跳ねを予防できます)

作り方②

③水分をふき取った骨に片栗粉をしっかりとまぶしつけます。余分な片栗粉は振り落としておきます。

④鍋やフライパンに揚げ油を2cm程度の深さに入れ、③のあじの骨を入れてから火にかけ、揚げていきます。

⑤揚げ油が180℃ほどに加熱されたころにはしっかりと揚がっています。油から取り出し、油を切っておきます。

作り方⑤

⑥塩をふりかけ、器に盛ってくし切りにしたレモンなどを添えます。

<アレンジ>
・みりんは小鍋に入れて火にかけ、アルコール分を飛ばして少し煮詰めます。
骨せんべいが揚がり、まだ熱いうちに煮切ったみりんを刷毛でさっと塗り、白ごまや粉山椒などをふりかけます。
・揚げあがりに塩こしょうやドライバジルなどをふりかけます。

あじの身は南蛮漬けや刺身、なめろうに!

あじの身は南蛮漬けや刺身、なめろうに!

今回は骨せんべいをメインにご紹介しました。

あじの身の方は、新鮮なものなら皮をひいて刺身にしたり、大葉や少々の味噌、ミョウガ、しょうがなどとともに包丁で叩き、なめろうにしたりするとおいしいですよ。

また、片栗粉をまぶして油で揚げ、たっぷりの野菜とともに南蛮漬けにしてもよいですね。

栄養バランスが整った食事で健康を維持したい方に

日々健康に過ごすことを意識しておられる方、持病などで食事制限が必要な方がご家族にいらっしゃる場合など、栄養バランスが整った食事を用意したいと思っても、支度に悩むことはありませんか?

栄養バランスが整った食事を毎日取ることは、よく考えてみると実はとても難しいことですね。そんな悩みを解決したいと思っている方におすすめしたいのが、まごころケア食のお弁当です。

まごころケア食のお弁当は、管理栄養士が栄養バランスと美味しさを考えて作っています。

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https://magokoro-care-shoku.com/column/health-balance-review-two/

あじの骨せんべいレシピのまとめ

あじをはじめとする魚を1匹まるごと購入した場合、普段なら捨ててしまう中骨。実はカルシウムがとても豊富な食品なのです。歳を重ねごとに気にかかる、骨粗しょう症の予防にもおすすめです。

あじのほかにも、骨が柔らかいイワシで作ってもおいしいですよ。

サクサクと食べやすい骨せんべいですが、まれに骨がのどにかかることがあります。

しっかりと噛んで召し上がってくださいね。特に高齢者様や小さな子どもが召し上がるときは、食べ終わるまで見守っていただけると安心です。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の作成者:真鍋 実穂(調理師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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