とろっとした食感で優しい甘みがあるかぶとうまみたっぷりのそぼろあんの組み合わせが美味しい「かぶのそぼろあん」は、冬に食べたい定番おかずのひとつ。
今回は、かぶのそぼろあんの作り方とかぶの下処理方法、とろみの上手な付け方について詳しくご紹介します。
秋冬のかぶは甘みが強くなりさらに美味しくなりますよ。ぜひ、旬のかぶを使って作ってみてください。
目次
『かぶのそぼろあん』とは
とろっとやわらかく煮えたかぶとうまみたっぷりのそぼろあんが美味しい「かぶのそぼろあん」。
そぼろとは、肉や魚などをゆでたり炒めたりして細かくほぐしたもののことです。
そぼろあんは片栗粉でとろみをつけているので料理が冷めにくく、寒い季節にも嬉しい料理です。
かぶは味にクセがなく、和洋中さまざまな料理に活用できる野菜です。春と秋の年2回旬があり、春ものはやわらかい肉質が特徴で、秋ものは甘みが強くなります。
かぶの実の部分には、ビタミンCやカリウムが豊富で、胃もたれや胸やけの予防改善に効果が期待できる消化酵素のアミラーゼも豊富に含まれています。
また、かぶの葉は緑黄色野菜に分類され、β-カロテンやビタミンC、鉄、カルシウムなどのミネラルや食物繊維が豊富に含まれています。葉も捨てずに料理に活用したいですね。
美味しいかぶの選び方
かぶは実にハリがあり、傷がないもの、ヒゲ根が少ないものを選びましょう。
葉と実をつけたままにしておくと葉がどんどん水分を奪ってしまうので、購入後はすぐに葉と実を切り分けて保存します。
葉はぬれた新聞紙やペーパータオルに包んでビニール袋に入れて冷蔵庫で保存し、実はビニール袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。
葉はあまり日持ちしないので早めに使い切るのがおすすめです。実は3日〜4日を目安に食べ切るのがおすすめです。
かぶの下処理方法
かぶは茎の根元に土や泥などがたまりやすいので、茎を少しつけたまま調理する場合は、きれいに洗ってから調理します。
まず、茎を少し残して切り落とし、かぶの実をよく洗います。
ボウルに水をはり、かぶを入れて竹串で茎の間の汚れをかき出すようにして取り除きましょう。
汚れが落ちにくい場合は、しばらく水につけておくと汚れが浮いてくるので下処理がしやすくなります。
ひげ根がついている方から茎にむかって縦に皮をむき、用途に合わせて切り分けてから調理します。
とろみを上手につけるコツ
片栗粉を使ってとろみをつける際、ダマができてしまったことはありませんか?
3つのポイントを押さえれば、上手にとろみをつけることができますよ。
・片栗粉はあらかじめ水で溶いておく
・液体を混ぜながら片栗粉を加える
・とろみがつくまで加熱する
片栗粉は料理に加える前にあらかじめ水で溶いておくことがポイントです。
片栗粉と水の割合は、1:2がおすすめ。時間が経つと片栗粉は下に沈んでしまうので、使用する前によく混ぜてから加えましょう。
片栗粉が1ヶ所にかたまって入ってしまうとダマができる原因になります。
料理に水溶き片栗粉を加える時は、スープや煮汁などを混ぜながら水溶き片栗粉を加えることで均一に混ぜることができ、ダマができにくくなりますよ。
また、片栗粉は60度以上に加熱しないととろみがつかないので、片栗粉を加えてから1分以上は加熱しましょう。
かぶのそぼろあんレシピ
少し薄味のおだしがかぶの上品な甘みによくあいます。しょうがを少し加えることがポイントです。
【材料(2人分)】
かぶ…2個
豚ひき肉…100g
しょうが…1/2片
Aだし汁…200ml
Aうすくちしょうゆ…大さじ1
Aみりん…大さじ1
A酒…大さじ1
B片栗粉…小さじ2
B水…小さじ4
サラダ油…小さじ1
【作り方】
①かぶは茎を1㎝ほど残して葉を切り落としてきれいに洗う。皮をむいて縦4〜6等分に切る。しょうがはみじん切りにする。【B】を混ぜ合わせておく。
②鍋にサラダ油としょうがを入れて弱火にかける。香りが出てきたら、豚ひき肉を加えて中火で炒める。
③ひき肉の色が変わったら、かぶと【A】を加える。沸騰したらアクを取り除き、落とし蓋をして弱火で約15分煮る。
④かぶに火が通れば、混ぜ合わせた【B】を加えてとろみをつける。
【ポイント】
・かぶは小ぶりなものなら3個、大きめのものなら2個使用してください。
・鶏ひき肉を使って作っても美味しいです。
・かぶは皮の付近の繊維がかためなので、少し厚めに皮をむくと舌触りがよくなります。
・かぶの葉を加えて一緒に煮ても美味しいです。
・水溶き片栗粉の分量は煮汁の蒸発加減によって分量を調整してください。
そぼろあんレシピのまとめ
かぶの栄養や下処理方法、片栗粉のとろみの付け方、かぶのそぼろあんの作り方についてご紹介しました。
秋〜冬のかぶは、甘みが強く煮物にピッタリです。ぜひ、旬のかぶを使って「かぶのそぼろあん」を作ってみてくださいね。
健康維持のためには食事の栄養バランスを整えることが欠かせません。
バランスのいい食事とは、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルを過不足なく摂取できる食事のことです。
これらの栄養素は互いに協力しながら働いているので、何かの栄養素が不足すると体に不調が現れる場合もあります。
バランスよく食べるためには、主食、主菜、副菜がそろった定食形式で食事を用意するのがおすすめです。
いろいろな食材を摂取しやすいので、自然と栄養バランスが整いますよ。
また、主菜が炒め物なら、副菜は油を使わない和えものや煮物にするなど、異なる調理方法で献立を組み立てることもポイントです。
ぜひ、定食形式で食事をとることを心がけてみてくださいね。
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