なめらかでとろけるような食感が美味しい生チョコは、バレンタインデーのプレゼントとしても定番のお菓子。
生チョコはチョコレート、生クリーム、ココアパウダーとシンプルな材料で作ることができるので、おうちでも手軽に作ることができます。
しかし、チョコレートはデリケートな食材なので上手に作るためにはいくつかコツがあります。今回は生チョコの作り方を詳しく紹介していきます。
目次
◆生チョコとは?
生チョコは「生チョコレート」の略で、溶かしたチョコレートと生クリームや洋酒などを混ぜて固めたものです。
表面にはココアや粉糖をまぶして仕上げたものが多いです。
チョコレートはデリケートな食材なので溶かし方などを間違えてしまうと分離してしまったり、なかなか固まらない、舌触りが悪いといった原因になってしまいます。
口どけのいいなめらかな生チョコを作るためにはいくつかコツがあります。
ポイントを押さえればおうちでも美味しい生チョコを作ることができますよ。
◆生チョコを上手に作る5つのポイント
・水分が入らないように気を付ける
ボウルなどの調理器具に水分がついていたり、チョコレートを溶かす際に水分が入ってしまうとチョコレートが分離してしまう原因になります。
調理器具の水分はきちんと拭き取ってから使用しましょう。
・チョコレートはクーベルチュールがおすすめ
「クーベルチュールチョコレート」とはカカオバターの含有率が高いチョコレートのことです。
チョコレートは、カカオ豆を焙煎してすりつぶしたカカオマスとカカオマスから抽出したカカオバター、砂糖などを混ぜて作られています。
クーベルチュールチョコレートにはカカオ豆由来の食物性油脂のみが使用されていますが、そのまま食べるために作られている板チョコにはカカオ豆由来以外の植物性油脂や乳化剤などが含まれているものが多いといった違いがあります。
カカオ豆由来以外の植物性油脂や乳化剤などが含まれていると溶かした際に分離しやすくなるので、お菓子作りにチョコレートを使用する場合はこれらが含まれていないものを使用するのがおすすめです。
クーベルチュールチョコレートは、製菓材料店やインターネット通販で購入できます。
カカオの種類やカカオの含有量によって風味もさまざまなので、ぜひお好みのものを探してみてください。
・チョコレートは細かく刻む
チョコレートは溶けやすいように細かく刻んでから使用します。
刻んだ大きさにムラがあると溶けるスピードが異なるので、できるだけ同じ大きさに刻むこともポイントです。
タブレット状のクーベルチュールチョコレートはそのまま溶かすことができ、チョコレートを刻む手間が省けるので手軽に使用できますよ。
・湯煎の温度は50度が目安
湯煎でチョコレートを溶かす際にお湯の温度が高すぎるとチョコレートが分離してしまったり、風味が悪くなる原因になります。湯煎の温度は50〜55度が目安です。
湯煎のお湯がチョコレートに入ってしまうと分離の原因になるので気をつけてくださいね。
・生クリームは沸騰させない
沸騰した生クリームを加えるとチョコレートが分離してしまう原因になります。
鍋肌が少しフツフツとしてくるくらいに温めるのが目安です。軽く沸騰してきたら火を止めましょう。
◆生チョコレシピ
湯煎の温度、チョコレートの溶かし方に気をつけることがポイント!クーベルチュールチョコレートを使用するのがおすすめです。
【材料(11×16㎝のバット1個分)】
スイートチョコレート…200g
生クリーム(乳脂肪45%)…100ml
ブランデー…大さじ1
ココアパウダー(無糖)…適量
【作り方】
下準備
・バットにオーブンシートを敷く。
・チョコレートは細かく刻む(タブレット状のものは不要)。
・湯煎のお湯を用意する。
①ボウルにチョコレートを入れて湯煎(50〜55度)にかける。チョコレートが溶けてきたら、ゴムベラでゆっくりと混ぜて溶かす。
②生クリームを小鍋に入れて鍋肌がフツフツとするくらいに温める。①に3回に分けて加え、その都度手早く混ぜ合わせる。
③ブランデーも加えて混ぜ合わせ、バットに流し入れて表面をならす。冷蔵庫で2時間以上冷やし固める。
④バットから取り出して、包丁で端を1㎝ずつ切り落とし、約5㎝角になるように切り分ける。ココアパウダーを茶こしでふる。
【ポイント】
・スイートチョコレートはカカオ含有量56%のものを使用しました。
・ブランデーはラム酒やコアントローでも代用できます。
・包丁をぬるま湯で温めて水分を拭き取ってから切り分けるときれいにカットすることができます。
・生チョコは水分が多いためあまり日持ちしません。冷蔵庫で保存し、早めにお召し上がりください。
◆生チョコレシピのまとめ
生チョコはチョコレート、生クリーム、ココアパウダーとシンプルな材料で作れるので家庭でも手軽に作ることができます。
湯煎の温度やチョコレートの溶かし方に注意すれば美味しい生チョコを作ることができますよ。ぜひ、チャレンジしてみてくださいね。
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