「甘酢」の作り方

「甘酢」の作り方
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

甘酸っぱい風味とかぶの食感が美味しいかぶの甘酢漬け。

酢の物に使用する合わせ酢には、三杯酢、二杯酢、甘酢などがありますが、それぞれの違いをご存知ですか?

かぶの甘酢漬けの作り方と合わせ酢それぞれの違いについてご紹介します。

◆甘酢について

甘酢とは合わせ酢の一種で、酢と砂糖、塩を混ぜ合わせて作ります。

合わせ酢とは、酢に調味料を混ぜたもので、主に酢の物に使用されます。

三杯酢、二杯酢、甘酢が基本の合わせ酢です。

それぞれの違いを簡単に説明します。

・三杯酢

三杯酢は酢、しょうゆ、砂糖(みりん)を使用する合わせ酢です。最も基本的な合わせ酢で、魚介類や野菜の酢の物に使用します。

酢:しょうゆ:砂糖=1:1:1の割合で混ぜ合わせたものが基本の配合ですが、近年は料理によって、酢:しょうゆ:砂糖=3:1:2で作ったりと割合もさまざまです。

料理によっては、食材の色を活かすために濃口しょうゆではなく、うす口しょうゆを使用したり、塩を使用する場合もあります。また、だしで割って酸味を和らげる場合もあります。

みりんを使用する場合は、アルコール煮切ってから使用しましょう。

・二杯酢

二杯酢は酢としょうゆを使って作る合わせ酢で、酢醤油とも呼ばれます。砂糖が入っていないのでさっぱりとした味わいです。

酢:しょうゆ=1:1で混ぜ合わせて作るのが基本です。ここにだし汁を加えることもあります。主に魚介類の酢の物に使用します。

・甘酢

酢と砂糖を使用した甘めの合わせ酢で、塩やしょうゆを適量混ぜます。酢:砂糖=1:1で混ぜ、そこに塩を少量加えて作ります。

また、砂糖の代わりにみりんを使用する場合もあります。えびやかに、貝類、野菜などの酢の物に使用されます。

また、基本の合わせ酢に卵黄を加えた黄身酢や練り辛子を加えた辛子酢しょうゆ、すりごまを加えたごま酢など、食材をプラスすることで、さまざまな種類の合わせ酢を作ることができます。

料理によっては、すだちやゆずなど柑橘のしぼり汁を酢の代わりに用いることもあります。

◆お酢の種類と使い分け

お酢の種類と使い分け

米酢や穀物酢、黒酢、りんご酢など、一口に酢と言ってもさまざまな種類があります。

和食で一般的に使用されるのは米酢です。お好みにもよりますが、甘酢漬けに使用するのは米酢か穀物酢がおすすめです。

米酢は、米の甘みとうまみがあり、まろやかな風味が特徴です。

穀物酢は米、とうもろこしなど2種類以上の穀物を使用して造られたもので、米酢に比べてすっきりとした風味が特徴です。ぜひ、お好みで選んでみてください。

お酢には、クエン酸が豊富に含まれていることから疲労回復に効果的です。

また、血液サラサラ効果や食後の血糖値の上昇を緩やかにする効果、骨粗しょう症予防にも効果が期待できると言われています。

さまざまな健康効果が期待できる酢を使った料理を1日一品は献立に加えたいですね。

◆かぶの甘酢漬けの作り方

甘酢漬けとは、野菜などを甘酢につけた料理です。今回はかぶを使用した甘酢漬けの作り方をご紹介していきます。

かぶの甘酢漬けの作り方

【材料(2人分)】
かぶ…2個
塩…ひとつまみ
酢…大さじ1・1/2
砂糖…大さじ1・1/2
塩…少々
赤唐辛子…1/3本

【作り方】
①かぶは茎を約1㎝残して切り落とし、皮をむいて2㎜幅の半月切りにする。塩ひとつまみを加えてもみ、約10分おく。

作り方①

②赤唐辛子は種を取り除いて輪切りにする。ボウルに酢、砂糖、塩少々、赤唐辛子を入れてよく混ぜ合わせる。

作り方②

③かぶがしんなりとしたら水けをしぼり、②に加えて混ぜ合わせ、味をなじませる。

作り方③

【ポイント】
・甘酢が水っぽくならないように塩もみしたかぶの水けをよくしぼってから甘酢に漬けてください。
・赤唐辛子の分量はお好みで調整してください。
・赤唐辛子の代わりに千切りにした柚子の皮を加えても美味しいです。
・かぶの茎を細かく刻んで塩もみし、一緒に漬けるのもおすすめです。

◆甘酢漬けによく合う食材

甘酢漬けによく合う食材とは?

甘酢漬けによく合う食材は、大根やみょうが、らっきょう、きゅうり、しょうが、れんこんなどです。キャベツや白菜、ミニトマトやラディッシュなども美味しいですよ。

また、1種類の野菜だけでなく、何種類か野菜を混ぜてもO K。冷蔵庫に残っている野菜で一品作れるので便利ですね。ぜひ、お好みの野菜で作ってみてください。

◆甘酢漬けレシピのまとめ

あと一品欲しい時にも便利な甘酢漬け。かぶや大根、きゅうりなど、いろいろな野菜で作ることができるので、旬の野菜で作ったり冷蔵庫に残っている野菜を活用するのもいいですね。

高齢になると酸味のきつい食べ物はむせやすくなり、食べにくくなります。

そんな時にはだし汁を加えて酸味を和らげたり、合わせ酢を一度加熱すると酸味が飛んで食べやすくなりますよ。ぜひ、お試しください。

健康維持のためにはバランスのいい食事を継続することが大切です。

バランスのいい食事とは、たんぱく質、脂質、炭水化物、ビタミン、ミネラルがバランスよくとれる食事のことです。

主食、主菜、副菜をそろえた定食形式で食事を用意すると自然とバランスがとりやすくなるのでおすすめです。

野菜をたっぷりと使用した甘酢漬けなどの副菜も活用してバランスのいい食事を心がけましょう。

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この記事の作成者:松井さゆり(フードコーディネーター)
この記事の提供元:シルバーライフ

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