牛こまぎれとごぼうのしぐれ煮 作り置きにも便利!

牛こまぎれとごぼうのしぐれ煮 作り置きにも便利!
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

牛肉メニューの中でも、ご飯に合うおかずの一つ、牛肉とごぼうのしぐれ煮。

甘辛く炊いた牛肉の脂の旨みを、ごぼうの風味や食感が受け止め、とてもおいしい作り置きおかずの一つですね。

スーパーマーケットで牛肉がお買い得品になっていた時などにまとめて作っておくと、日々のご飯の友として、お弁当のおかずとして、楽しむことができますよ。

牛肉の栄養価とは?

牛肉というと、肉じゃがなどの庶民的なメニューからシチュー、ステーキに至るまで、様々なメニューで召し上がられることと思います。

しかし、コレステロールや中性脂肪、体重を気にしておられる方は食べるのを控えることが多いのではないでしょうか?

ここでは、牛肉に含まれる豊富な栄養価や上手な選び方などをご紹介します。

たんぱく質

たんぱく質は、脂質、糖質とともに三大栄養素の一つに数えられ、私たちの体を形作る大切な栄養素として知られています。

筋肉や骨の成分、コラーゲンのもとになるほか、血液や毛髪、免疫細胞の材料としても利用されています。

また、1gあたり4kcalのエネルギーを作り出すことができます。

鉄分は血液中のヘモグロビンの成分となり、全身に酸素を送り届ける大切な働きをしています。

鉄分が不足すると、全身に充分な酸素が行き渡らず、鉄欠乏性貧血を引き起こすほか、動悸や息切れを引き起こすことがあります。

鉄分には動物性で比較的吸収がよいヘム鉄と、植物性で、どちらかというと吸収されにくい、非ヘム鉄の2種類があります。牛肉に含まれる鉄は、吸収がよいヘム鉄になります。

亜鉛

亜鉛は皮膚や粘膜を健やかに保つために大切な栄養素で、細胞が生まれ変わるために大切なDNAの転写にも関わっています。

味覚障害の原因の一つに亜鉛不足があげられるのは、下の表面にある味蕾の代謝が悪くなるためだともいわれています。

ビタミンB6

ビタミンB6は、たんぱく質の代謝を担い、皮膚や筋肉、血液のほか、エネルギーを作り出したり、粘膜の健康を維持したりする働きがあります。

腸内細菌によって作り出されている栄養素ではありますが、たんぱく質の摂取量が多い人は意識して摂取することをおすすめします。

ビタミンB12

ビタミンB12は葉酸とともに赤血球に働きかけ、ヘモグロビンの生成を促しています。不足すると、巨赤芽球性貧血という悪性の貧血を引き起こすことがあります。

また、脳からの指令を、神経を介して全身に正確に伝える働きを促す作用があります。

トリプトファン

トリプトファンは、「幸せホルモン」とも呼ばれるセロトニンという脳内物質の材料となっています。

セロトニンは神経のたかぶりを鎮め、気持ちをリラックスさせてくれたり、落ち込んだ気持ちを明るく前向きにしてくれたりする働きがあります。

また、トリプトファンはメラトニンという睡眠ホルモンの材料にもなっているため、日ごろから寝つきが悪いと感じる方にもおすすめです。

牛肉のしぐれ煮

【材料】
・牛こまぎれ肉…250g
・ごぼう…中1本分(太さにより加減してください)
・しょうが…1かけ
・ごま油…大さじ1
・砂糖…大さじ2(写真では、茶色い甜菜糖を使っています)
・みりん…大さじ2
・酒…大さじ2
・しょうゆ…大さじ2

牛肉のしぐれ煮

【作り方】
①ごぼうは皮をこそげてささがきにします。しょうがはごぼうのサイズに合わせて千切りにしておきます。(ごぼうの存在感と食べ応えがあるほうが良ければ太めに、咀嚼、嚥下に不安があればごく薄く、ピーラーなどで薄く短く、そぐとよいでしょう。)

作り方①

②牛細切れ肉は一口大に切っておきます。

③フライパンにごま油、①のしょうがを入れて火にかけ、炒めます。しょうがの香りが立ってきたら牛肉を入れて炒め、ほぼ火が通ったら①のごぼうを入れてさらに炒めます。

作り方③

④全体に油が回ったら砂糖、みりんを加えざっと混ぜ、酒をふりかけて煮詰め、火を通します。煮汁が半量になれば、しょうゆを半分加え、煮ます。

作り方④

⑤④の水分がほぼ無くなったら、残りのしょうゆを回しかけ、全体に絡めて火を止めます。

食事の栄養バランスを整えるために

たんぱく質や鉄分、亜鉛などを含む牛肉。食物繊維を豊富に含むごぼう。今回ご紹介したメニューは、しっかりと栄養を取ることができる一皿です。

ただし、当然のことながら、牛肉ごぼうだけを食べていればよい、というものではありませんね。持病がある方は特に、食事の管理が気になることと思います。

そんな方におすすめなのが、まごころケア食のお弁当です。まごころケア食のお弁当は、管理栄養士が栄養バランスと素材、おいしさにこだわって作り上げたおいしいお弁当です。

しかも、1食分ずつ冷凍で届くので、電子レンジでチンするだけで、食べたい時に簡単に食べられる、という手軽さが何よりうれしいポイントです。

また、家族の中で持病を抱え、食事制限をしなければならない方がいらっしゃったり、仕事や学校などで帰宅時間がバラバラになったりするご家庭にもおすすめです。

まずは、気軽に注文できる「7食セット」を、ぜひお試しくださいね。
https://magokoro-care-shoku.com/column/health-balance-review-two/

牛肉のしぐれ煮レシピのまとめ

ボリュームがあって、ご飯も進む作り置きおかずとして、また、普段の食事のメインとしてもおすすめの牛こま切れとごぼうのしぐれ煮。

細かく切ってつぶしたじゃがいもと混ぜ、コロッケにしてもおいしいですよ。

コレステロールが気になる方は、白い脂肪分を取り除き、赤身をご利用くださいね。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の作成者:真鍋 実穂(調理師)
この記事の提供元:シルバーライフ

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