牛肉の中でもお手頃価格で購入できる「牛こま切れ肉」。スーパーには、こま切れ肉のほかに切り落とし肉も販売されていますがこの違いをご存知ですか?
それぞれの違いや活用法、牛肉の栄養についてご紹介していきます。牛こま切れ肉を使った簡単レシピもぜひご覧ください。
目次
牛こま切れ肉とは?
スーパーでは、「切り落とし肉」と「こま切れ肉」が販売されていますが、この違いをご存知ですか?どちらも肉を加工する工程で出た半端な肉を薄切りにしたものです。
どちらも似ていますが、部位や厚みに違いがあります。
切り落とし肉は、特定の部位の肉を薄切りにしたもので、「もも切り落とし」や「バラ切り落とし」などと表記されています。
いろいろな大きさの肉が入っていますが、厚みが均一にカットされていることが特徴です。
一方、こま切れ肉は不特定部位の肉の切れ端の薄切りを集めたもので、ももやバラ、かたなど、さまざまな部位が混じっていることが特徴です。
一切れが小さく、大きさは不揃いで厚みもさまざまです。切り落とし肉として販売できない部分を集めたものなので、価格も切り落とし肉より安くなります。
牛肉は鶏肉や豚肉に比べて値段が少しお高めですが、こま切れ肉ならお手頃価格で購入できるので家計も大助かりですね。
また、切り分ける必要もなく、火通りも早いので調理も簡単。さまざまな料理に活用しやすい便利な食材です。
牛肉に含まれる栄養
牛肉には体を作るもとになる良質なたんぱく質が豊富に含まれています。
たんぱく質は約20種類のアミノ酸から構成されており、そのうち9種類のアミノ酸は体内で作ることができません。
この9種類を「必須アミノ酸」といい食事から摂取する必要があります。牛肉にはこの必須アミノ酸がバランスよく含まれています。
また、貧血予防に欠かせない鉄、細胞を作る働きがあり美肌や美髪にも欠かせない亜鉛が豊富。
また、たんぱく質の代謝に関係しているビタミンB6や赤血球を作るのに欠かせないビタミンB12なども豊富です。
牛肉は、体を作るために必要なたんぱく質や血液を作るために必要な栄養が豊富で、栄養バランスに優れた食材です。
さらに、赤身肉に多く含まれているカルニチンは脂肪からエネルギーを生産するのを助ける働きがあるためダイエット効果も期待できますよ。
牛こま切れ肉の活用方法
牛こま切れ肉は、切り分ける必要がなく火通りが早いこと、味がしみこみやすいことが特徴です。
野菜炒めなどの炒め物や焼きそば、肉じゃがやしぐれ煮などの煮物、カレーやハヤシライス、牛丼、スープなど、和洋中問わずさまざまな料理に活用できます。
切り落とし肉はこま切れ肉よりも大きめなので、すき焼きやしゃぶしゃぶなど、お肉の食感をしっかりと残したい料理に活用するのがおすすめです。
ぜひ、料理やお好みによって使い分けてみてください。
牛肉の保存方法について
冷蔵保存する場合は、空気が入らないようにラップでぴっちりと包みましょう。
冷凍する場合は、同じようにラップで包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。
冷凍したものは、2〜3週間を目安に使い切りましょう。
肉を解凍する時にドリップと呼ばれる水分が出てきますが、このドリップは臭みの原因になるのでペーパータオルで拭き取ってから調理するのがおすすめです。
水分を拭き取ることで味の染み込みもよくなりますよ。
レシピ|プルコギ
牛こま切れ肉と野菜を甘辛味に味付けした韓国の定番料理です。「プル」は火、「コギ」は肉という意味。しっかり味でご飯が進むおかずです。
【材料(2人分)】
牛こま切れ肉…200g
玉ねぎ…1/2個
にんじん…1/3本
ピーマン…1個
しいたけ…2個
Aしょうゆ…大さじ2
A酒…大さじ1
A砂糖…大さじ1
Aおろしにんにく…小さじ1/2
Aおろししょうが…小さじ1/2
A塩・こしょう…各少々
Aごま油…大さじ1/2
白いりごま…小さじ1/2
【作り方】
①玉ねぎは薄切りにして、にんじんは5㎜幅の細切りにする。ピーマンも細切りにして、しいたけは石づきを切り落として細切りにする。
②ボウルに【A】を合わせ、牛肉と①を入れて軽くもみ込んで5〜10分おく。
③フライパンを中火で熱し、②を加えて炒める。具材に火が通れば皿に盛り、白いりごまをふる。
【ポイント】
・具材は、パプリカやエリンギ、ニラなど、お好みでアレンジ可能です。
・たれにお好みで粉唐辛子を加えても美味しいです。
牛こま切れ肉レシピのまとめ
牛こま切れ肉と切り落とし肉の違いや栄養、活用方法についてご紹介しました。
牛肉は、良質なたんぱく質に加え、鉄や亜鉛などのミネラルも豊富に含まれている栄養満点な食材です。
こま切れ肉は牛肉の中でもお手頃価格で購入できるので、ぜひいろいろな料理に活用しましょう。
健康維持のためには、栄養バランスのとれた食事を継続することが欠かせません。
特にたんぱく質は体をつくるもとになる栄養素なので、毎食適量を摂取する必要があります。
また、肉だけ魚だけなど、何かの食材に偏らないように、肉、魚、卵、乳製品、大豆製品などから満遍なく摂取することも大切です。
朝食は卵とチーズ、昼食にお肉、夕食に魚など、食事ごとに異なる種類のたんぱく質を選ぶようにするとバランスよく食べることができるのでおすすめです。
高齢になると噛み切りにくい肉は食べにくくなりますが、薄切り肉やひき肉を活用することで食べやすくなりますよ。
栄養満点な牛肉を食事に取り入れて健康維持に役立てましょう。
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