フレッシュチーズの美味しい食べ方とは?

フレッシュチーズの美味しい食べ方とは?
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モッツァレラチーズやクリームチーズなど、ほのかな酸味と爽やかな風味、フレッシュなミルク感が特徴のフレッシュチーズ。クセもなく食べやすいことから子どもから大人まで人気があるチーズです。フレッシュチーズの特徴や種類、美味しい食べ方についてご紹介していきます。

◆フレッシュチーズとは

フレッシュチーズとは

チーズは大きくわけて、「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に分けられます。ナチュラルチーズは牛や羊などの乳を乳酸菌や酵素の働きで発酵させたものです。一方、プロセスチーズは数種類のナチュラルチーズを加熱して溶かし、再度固めたもので、スライスチーズや6Pチーズなどがあります。
フレッシュチーズはナチュラルチーズの1種で、熟成させないチーズ。乳に酸や酵素を加えて固め、水分を取り除いた白いかたまりがフレッシュチーズです。代表的なものはモッツァレラチーズやクリームチーズ、カッテージチーズなど。日本でも馴染みのあるチーズが多くあります。白カビチーズや青カビチーズなど、他のチーズに比べて水分が多いことが特徴で、クセがなく爽やかな風味が楽しめます。

◆フレッシュチーズの種類

・モッツァレラ

白く丸い形状で表面がツルツルとしていることが特徴です。モッツァレラとはイタリア語で「引きちぎる」という意味。一度かためた凝乳(カード)に熱湯を加えて練り、引きちぎって整形することが由来と言われています。水牛乳と牛乳で造られた2種類があり、もちもちとした食感とミルクの甘みが特徴。加熱すると非常に伸びがいいので、ピザやグラタンにもぴったりです。

・カッテージチーズ

オランダが原産のチーズで、ポロポロとした小さなかたまりが特徴です。淡白な味わいと爽やかな酸味があります。脱脂乳などから作られるので脂質が低くヘルシー。ダイエット中の方にもおすすめのチーズです。裏ごしをしたなめらかなタイプのカッテージチーズも販売されています。

・クリームチーズ

乳を乳酸発酵させてホエイ(乳清)を取り除いたものです。なめらかな食感と濃厚な風味、爽やかな酸味と塩気が特徴で、そのままパンにぬって食べたり、チーズケーキなどのお菓子作りにもよく使用されます。

・マスカルポーネ

生クリームを加熱してクエン酸や酢酸を加えて固め、布で濾過して水分を取り除いて作ります。もったりとしたクリーム状が特徴です。脂肪分が多くコクと甘みがあり、ほんのりとミルクの香りがします。ティラミスの材料としても有名で、お菓子作りにもよく使用されます。

・フロマージュブラン

フランス語で「白いチーズ」という意味のフランス原産のチーズです。その名の通り乳白色をしたクリーム状をしています。クリーミーでなめらかな食感が特徴で、ほのかな酸味がありさっぱりとした味わい。ヨーグルトのようにはちみつやジャムを加えて食べると美味しいです。チーズ独特の匂いやクセもなく、料理からスイーツまで幅広く活用できます。

・フェタ

羊の乳で作られるギリシャの伝統的なチーズです。真っ白でホロホロと崩れるような食感をしています。塩水の中で保存されるので塩気が非常に強く、食べる前には薄い塩水か牛乳に浸して塩抜きをすることが必要です。サラダに加えたり、加熱しても美味しく食べられます。

◆フレッシュチーズの栄養とは

【モッツァレラチーズ(可食部100 gあたり)】
エネルギー…276㎉
たんぱく質…18.4g
脂質…19.9g
炭水化物…4.2g
ナトリウム…70㎎
カルシウム…330㎎
リン…260㎎
亜鉛…2.8㎎
ビタミンB2…0.19㎎
ビタミンB12…1.6㎍
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

チーズを10g作るためには約10倍の牛乳が必要で、栄養素がギュと詰まっている食材です。チーズの主成分はたんぱく質と脂質。カルシウムも豊富に含まれており、骨粗しょう症の予防にも効果が期待できます。また、フレッシュチーズは他のチーズに比べてカロリーが低めです。100gあたりで比べると、カマンベールチーズ310㎉、ブルーチーズ349㎉、モッツァレラチーズ276㎉、カッテージチーズ105㎉となります。特にカッテージチーズは低カロリーで、脂質も控えめ。ダイエット中の方にもぴったりなたんぱく質、カルシウムの補給源です。

◆フレッシュチーズの美味しい食べ方

フレッシュチーズの美味しい食べ方

・開封後は早めに食べ切る

フレッシュチーズはその名の通り、鮮度が美味しさを左右するチーズです。美味しく食べるためには新鮮なうちにいただくのがおすすめです。開封後はできるだけ早めに食べ切りましょう。

・サラダやオードブルに

フレッシュチーズの魅力はクセのないフレッシュな風味。その風味を生かして、サラダやオードブルにするとチーズの美味しさをそのまま味わうことができます。トマトとモッツァレラチーズで作る定番のカプレーゼはもちろん、生ハムやフルーツ、野菜と組み合わせてサラダやオードブルにしても美味しいです。カッテージチーズやクリームチーズ、マスカルポーネなどは蜂蜜やジャムを混ぜてパンにぬって食べても美味しいですし、ハーブやブラックペッパーなどを加えたアレンジもおすすめです。
クセがないチーズなので、色々な野菜やフルーツとも相性が良く、季節によってさまざまなアレンジが楽しめます。

・和の食材と組み合わせる

クセがないフレッシュチーズはしょうゆや味噌、ワサビなど、和の食材とも相性抜群です。クリームチーズやモッツァレラチーズをワサビ醤油やおかか醤油で和えるとおつまみにもぴったりな一品になります。

◆フレッシュチーズのおすすめレシピ

モッツァレラとバジルのトマトソースペンネ

トマトソースにモッツァレラチーズとバジルを加えたシンプルなパスタ。とろけたモッツァレラチーズがトマトソースと相性抜群です。

モッツァレラとバジルのトマトソースペンネ

【材料(2人分)】
ペンネ…150g
玉ねぎ…1/2個
モッツァレラチーズ…1個
バジル…10枚
にんにく…1片
Aトマトの水煮…400g
A水…100ml
A顆粒コンソメ…小さじ1
塩…少々
こしょう…少々
オリーブ油…大さじ1

【作り方】
下準備:大きめの鍋にペンネをゆでる湯を沸かして塩を加える(湯2ℓに対して塩小さじ2が目安)。

① 玉ねぎとにんにくはみじん切りにして、モッツァレラチーズは1.5㎝の角切りにする。バジルはトッピング用を適量取り分けておき、残りは一口大にちぎる。

作り方①

② フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて弱火にかける。香りが出できたら、玉ねぎも加えてしんなりとするまで炒める。【A】を加えて沸騰したら、少し火を弱めて6〜7分煮て、塩、こしょうで味を調える。

作り方②

③ 沸騰した湯にペンネを加えて袋の表示時間通りにゆでる。

④ ゆで上がったペンネの水気を切って、②に加えて中火で混ぜ合わせる。全体にソースが絡めば、モッツァレラチーズとちぎったバジルを加えてチーズが少し溶けるくらいまで温める。皿に盛り、飾り用のバジルをトッピングすれば出来上がり。

作り方④

◆フレッシュチーズレシピのまとめ

そのまま食べるのはもちろん、料理やおつまみ、お菓子作りにも大活躍なフレッシュチーズ。
カルシウムも豊富なフレッシュチーズを今日の献立に加えてみてはいかがでしょうか?

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この記事の提供元:シルバーライフ

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