バターの香りも豊かなマフィンは、ホットケーキミックスなどを利用して手軽に作ることができるおやつですね。軽やかさを出すために、バターのかわりにサラダオイルを使用し、レモンを加えて、爽やかさをプラスしました。
甘酸っぱいレモンアイシングをとろりと垂らしてもよいですね。今回はレモンマフィンのレシピやちょっとした豆知識をご紹介します。
目次
マフィンとカップケーキの違い
マフィンとカップケーキは、どちらも手のひらサイズの円筒形の焼き菓子です。同じ型で焼くことが多く、パッと見た感じ、あまり区別がつかないこともあります。では、それぞれの違いはご存知でしょうか?
海外の映画やSNSで、立食パーティーやお誕生日会、気軽なガーデンウェディングなどで来賓客がほおばる、たっぷりのクリームやフルーツ、甘いトッピングが乗った小さなケーキをご覧になったことがある方も多いと思います。
これがカップケーキであり、デザートやおやつとして食べられています。
一方、マフィンという言葉は、2種類の食べ物を想像されることと思います。
今回ご紹介する、ケーキのようなスタイルのマフィン以外に、パン生地を薄い円筒形に焼き、サンドイッチなどに利用するパンも、「マフィン」と呼ばれていますね。(正式にはイングリッシュマフィンと呼ばれています。)
マフィンは、甘いものや甘くないものも含め、朝食やブランチなど、軽い食事の際に食べられることが多いものだということです。
両者の違いは、製法にもあります。一般的にカップケーキはバターと砂糖をしっかりと泡立てたところに卵を混ぜ、そのあとで小麦粉を加えて生地を作ります。パウンドケーキのような作り方ですね。
マフィンの場合は、卵や牛乳、砂糖、サラダオイルまたは溶かしバターを小麦粉と混ぜて作ります。こちらの手順は、ホットケーキの作り方に近いものがありますね。
最近はどちらも多くのアレンジが施されたレシピが多く、区別があいまいになってきていますし、これらの由来にはさまざまな説がありますが、食べ物の由来や作り方の違いを考えるというのも、楽しいものですね。
レモンに含まれる栄養
レモンというと酸味、ビタミンCが有名ですね。しかし、実際にはビタミンC以外にもさまざまな栄養素を含んでいます。まずはレモンに含まれる栄養素をご紹介します。
ビタミンC
ビタミンCは肌や骨の細胞を網目のようにつないでいるコラーゲンの生成を助ける働きがあります。また、肌の代謝を促し、シミやそばかすを予防する作用があるため、美容のビタミンとも呼ばれています。
カリウム
カリウムは、食事などで取り過ぎたナトリウムを体外へと排泄する働きがあります。
通常、私たちの体は取り過ぎた塩分(ナトリウム)を薄めるために、体内に水分をため込む性質がありますが、カリウムの働きでナトリウムが体外へ排泄されることにより、増えた水分(むくみ)を解消したり、高血圧を予防したりする働きがあります。
クエン酸
クエン酸は私たちの体内で、食べ物からすみやかにエネルギーを作り出すための働きを促す役割や、ミネラル分の吸収を助ける作用があります。
また、疲労がたまると体内に蓄積される乳酸を分解するため、疲労回復や筋肉痛の解消にも効果的です。
葉酸
葉酸はビタミンB12とともに、赤血球の生成を助ける働きがあります。そのため、造血のビタミンとも呼ばれています。不足すると口内炎ができやすくなり、ひどくなると巨赤芽球性貧血という悪性の貧血を引き起こすことがあります。
妊婦が葉酸不足になると、胎児に神経管閉塞障害という異常が発生することがあります。
レモンマフィンレシピ
レモンマフィンは、小麦粉やベーキングパウダーを利用しても、ホットケーキミックスを利用しても、作ることができます。
今回は小麦粉とベーキングパウダーを合わせて使って作るレシピをもとに、ホットケーキミックスで代用する方法もご紹介します。
お手元に揃えやすい方の材料で、ぜひ作ってみてくださいね。
【材料】直径6cmのマフィン型6個分
■薄力粉・・・200g
■ベーキングパウダー・・・小さじ1.5
・卵・・・2個
■砂糖・・・60g
・レモン・・・1個
・水・・・50cc
・サラダオイル・・・50cc
※ホットケーキミックスを利用する場合は、■の分量を下記に置き換えてください。
・ホットケーキミックス・・・200g
・砂糖・・・30g(ホットケーキミックスは製品により甘さに差があります。お好みで砂糖の量は加減してください)
・粉糖・・・50g
・レモン汁・・・小さじ1~
【作り方】
①薄力粉とベーキングパウダーは合わせてふるっておきます。
②レモンは半分に切り、果汁を絞っておきます。(マフィン用に大さじ2、アイシング用に小さじ1~2。)
(国産レモンを使用する場合は1/2個分の皮をよく洗い、黄色(又は緑色)の部分のみをおろし金ですりおろしておきます。)
③ボールに卵を割りほぐし、砂糖を加えよく混ぜ溶かします。サラダオイルを加え、しっかりとかき混ぜます。(※)
④マフィン用のレモン汁、あればレモンの皮のすりおろし、水を③に加え混ぜます。
⑤③のボールに①の粉類を加え、練らないようにさっくりと混ぜ合わせ、マフィン型に均等に流し込み、170℃のオーブンで15分程度焼きます。
■ホットケーキミックスを使用する場合は、ここで粉類の代わりに加えます。
(中央に竹串をさしてみて、生の生地が付いてこなくなれば火が通っています。)
⑥粉糖を茶こしなどでふるい、小さめのボールに入れます。少しずつアイシング用のレモン汁を入れ、しっかりと混ぜ合わせます。とろりとして垂らした筋が2~3秒で消えるくらいの固さになったら、さましておいた④のマフィンにまわしかけます。
(※)水分を入れる前に卵とサラダオイルを混ぜることで、卵黄のレシチンという成分がサラダオイルの乳化を促し、オイルが分離せずにきれいな生地を作ることができます。
日々の食事で健康維持を
時にはこのように甘味があるレモンマフィンを楽しみつつも、健やかな毎日を過ごすために、日々の食事の栄養バランスは整えておきたいですね。ですが、毎日3度の食事を、きちんと栄養バランスが整ったものにするのはなかなか大変です。
健康を維持するため、また、ダイエットや持病による食事制限などで栄養バランスに気を使った食事を取りたい方、さらには家族の食事時間がバラバラで、何度も台所に立つことに負担を感じている方におすすめなのが、「まごころケア食」のお弁当です。
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https://magokoro-care-shoku.com/column/health-balance-review-two/
レモンマフィンレシピのまとめ
「ケーキを作る」というと、材料をそろえて間違えなく計量し、卵はしっかりと泡立てて…と、敷居の高さを感じる方も多いことかと思います。
しかし、今回ご紹介したレモンマフィンは、次々と材料を混ぜるだけで生地を作ることができるととてもお手軽です。
そのうえ、バターを使っていないので、乳製品にアレルギーをお持ちの方でも安心して召し上がっていただけます。
かわいくラッピングして、ちょっとしたお持たせにもおすすめですよ。ぜひお試しくださいね。
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