甘くておいしい春限定の新たまねぎレシピ

甘くておいしい春限定の新たまねぎレシピ
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たまねぎは、さまざまな料理に活用することができ、家に常に置いておきたい野菜の1つです。スーパーでいつでも買えるたまねぎは、保存のために収穫後に1か月ほど乾燥させてから店頭に並んでいます。しかし、春に旬をむかえる新たまねぎは、収穫してすぐに出荷されるので、柔らかくてみずみずしいのが特徴です。
今回は、春にしか食べられない新たまねぎの栄養とおいしいレシピをご紹介していきます。

新たまねぎとは

たまねぎには黄たまねぎや白たまねぎ、紫たまねぎなどの種類があります。1年中スーパーに売られているのは、黄たまねぎという品種で秋が旬です。収穫して1か月程度乾燥させてから出荷されるので、茶色い皮をしており、水分量が少なく辛みがあることが特徴です。
新たまねぎは春が旬で、収穫してからすぐに出荷させるので、柔らかくて水分量が多く、辛みが少ないため生でも食べやすいことが特徴です。春に旬をむかえる新たまねぎは「早生」や「極早生」と呼ばれる品種で特に甘みが強いです。秋にも新たまねぎが出回ることがありますが、こちらは辛みが強い品種のことが多いです。

新たまねぎを選ぶポイントと保存方法

新たまねぎは、普通のたまねぎと比べて皮が薄く柔らかいという特徴があり、傷みやすいと言われています。選ぶ際のポイントとしては、皮にツヤのあるものや傷のないもの、カビなどが生えていないかなどをチェックしましょう。また、持った時にずっしりと重みがあり、押してもへこまないことも大切です。軽く押してへこんだり、柔らかすぎるときには中の実の部分が腐っている可能性もありますので注意しましょう。

新たまねぎは水分量が多く、傷みやすいのでなるべく早めに食べるようにしましょう。保存をするときには、密閉せず直射日光の当たらない冷暗所で、風通しをよくして保存しましょう。冷蔵庫で保管する場合は、湿気に弱いため、くしゃくしゃにした新聞紙で軽く包んでから保存しましょう。保存袋の中に入れると湿気をため込んでしまうので、袋には入れないようにしましょう。
新たまねぎは、冷凍すると味がしみこみやすくなると言われているので、すぐに使いきれない場合は、適当な大きさに切ってから密閉できる保存容器で冷凍保存しましょう。冷凍した新たまねぎは煮込む料理に活用するのがおすすめです。

新たまねぎの栄養

・硫化アリル

たまねぎの辛み成分である硫化アリルには、血液をサラサラにする効果があります。動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞などを予防したり、血圧を下げることができます。血液中の糖を減らす働きがあるので糖尿病の予防にもなります。さらには、ビタミンB1の吸収を助け新陳代謝を活発にしてくれ、血行促進作用から冷え性の改善も期待できます。

・ケルセチン

野菜の中でたまねぎが一番ケルセチンを多く含んでいます。ポリフェノールの一種で、抗酸化作用があり、紫外線から肌を守りシミやしわを予防する美肌効果があります。脂肪燃焼効果があるためダイエットにも向いています。抗炎症作用もあるため、アレルギー症状の改善も見込めます。

・カリウム

体の中の水分量を調節してくれるので、余分な水分を排出しむくみを改善します。高血圧の改善にも効果があります。

・食物繊維

便通を整えて便秘を予防します。脂質や糖、ナトリウムなどと吸着して体の外へ排出する働きがあり、肥満や糖尿病、高血圧などの生活習慣病の改善効果も期待できます。

・オリゴ糖

新たまねぎに多く含まれる甘み成分がオリゴ糖です。オリゴ糖は善玉菌を増やすため、腸内環境が良くなり便通がスムーズになります。

新たまねぎの調理法【新たまねぎとツナのサラダ】

新たまねぎは、普通のたまねぎと栄養成分的にはあまり違いがありません。たまねぎの特徴的な栄養として辛み成分である硫化アリルがありますが、この硫化アリルは熱に弱い性質があります。新たまねぎ、辛みが少ないことから硫化アリルが少ないですが、生で食することができるので、普通のたまねぎより多く硫化アリルを摂取することができます。硫化アリルは水溶性なので、長時間水にさらすと流れ出てしまいますので、生で食す時には水にはさっとさらす程度にしましょう。
今回は、生でもおいしく食べていただけるとても簡単な新たまねぎのサラダレシピをご紹介します。

【材料】

・新たまねぎ      1個
・ツナ缶        1個
・ニンニクチューブ   2センチ程度
・しょうゆ       大さじ1
・白ごま        大さじ2
・酢          小さじ1
・ごま油        小さじ1

【作り方】

① たまねぎを繊維をたちきる方向にスライスします。

作り方①

② 1分程度さっと水にさらし、ざるにあげます。

作り方②

③ ボウルに調味料をすべて入れて混ぜ合わせます。

作り方③

④ そこに水気を切ったたまねぎと油をきったツナをいれます。

作り方④

⑤ 器に盛りつけて完成です。

作り方⑤

まとめ

たまねぎは通年でスーパーなどで流通していますが、早生の新たまねぎは春にしか食べられません。早生の新たまねぎは、やわらかく辛みが少なく、生でも食べていただくことができます。たまねぎの栄養素には、熱に弱い栄養素もありますので、生で食べていただくことで、たまねぎの栄養を余すことなく摂取していただけます。ぜひ、春ならではの甘みが強い新たまねぎを生サラダで召し上がってみてください。

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この記事の提供元:シルバーライフ

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