アンチエイジング効果も期待できる!黒豆の栄養とは?

アンチエイジング効果も期待できる!黒豆の栄養とは?

おせち料理に欠かせない黒豆は、日本では古くから食べられている食材のひとつ。植物性たんぱく質や、抗酸化作用の強いポリフェノールが豊富に含まれており、アンチエイジング効果も期待できる女性に嬉しい食材です。黒豆の栄養と簡単レシピについてご紹介します。

◆黒豆とは

黒豆とは

黒豆は黄大豆や青大豆などさまざまな種類がある大豆の一種で、正式名称は「黒大豆」と言います。日本では平安時代から栽培が行われていたと言われている歴史のある食材です。
大豆は「畑の肉」とも呼ばれるほど栄養価に優れており、良質な植物性たんぱく質が豊富に含まれています。通常の黄大豆と黒豆の栄養価はそれほど変わりありませんが、皮にアントシアニンが含まれていることが黒豆の特徴です。アントシアニンはポリフェノールの一種で優れた抗酸化作用が期待できます。
煮豆にして食べるのが一般的ですが、炊き込みご飯に加えたり、煮豆をスイーツやパン作りにアレンジしても美味しく食べることができます。
黒豆で作った納豆や豆腐、黒豆茶などもあります。また、黒豆に成長する前の未熟な状態で収穫した黒枝豆は甘味が強くコクがあり、秋の味覚として人気があります。

◆おせち料理に黒豆を入れる理由

祝い肴のひとつとしておせち料理にも欠かせない黒豆。おせち料理に使用される食材には全て意味が込められていますが、黒豆にはどんな意味があるかご存知ですか?
おせち料理に黒豆が食べられるようになったのは江戸時代と言われています。「まめ」とはもともと丈夫や健康を意味する言葉で、「まめに働けますように」や「まめに暮らせますように」と無病息災の願いが込められています。地方によって豆の煮方に特徴があり、関東地方では「シワが寄るまで長生きできますように」とあえてシワができるように煮ます。一方、関西地方では「いつまでもシワが寄らずに長生きできますように」という意味からシワができないようにふっくらと煮ます。どちらも健康で長生きできますようにという意味が込められているのですね。

◆黒豆の種類

黒豆にもさまざまな品種があります。その中でも代表的な品種は「丹波黒」と「中生光黒」です。特徴についてご紹介していきます。

・丹波黒

兵庫県丹波地方発祥の黒豆で、丹波黒豆とも呼ばれています。黒豆の中で最も大粒で丸い形をしているのが特徴、やわらかく独特の甘みがあります。味もよく高級品とされています。

・中生光黒

表皮の光沢が強くツヤツヤとしていることが特徴です。北海道で主に栽培されている品種です。糖度が高く、煮豆や豆菓子などに向いています。

・玉大黒

丹波黒と東山140号という品種を交配させて作られた黒豆です。粒が大きく、上品な甘味があり煮豆に向いています。

・雁喰(がんくい)

平たい形が特徴の黒豆で、主に東北地方で栽培されています。名前の由来は、皮の表面にくぼみがあり、これが雁という鳥が食べたように見えるからと言われています。

◆黒豆の栄養

黒豆の栄養

黒豆には良質な植物性たんぱく質や脂質などが多く含まれています。その他にも、ビタミンB群やカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄などのミネラル、食物繊維も豊富です。

・目の健康維持に効果的!アントシアニン

ポリフェノールの一種で強い抗酸化作用があり、老化の原因となる活性酸素の発生を抑制する働きがあることからアンチエイジングにも効果が期待できます。青紫色の色素の成分で、ブルーベリーやなす、紫キャベツ、赤ワインなどにも含まれています。
光の刺激を目から脳に伝えるロドプシンの合成を促す効果があり、目が疲れる、ぼやけるといった症状を予防、改善する効果があり目の健康維持に効果的です。

・骨粗しょう症予防に効果的!大豆イソフラボン

ポリフェノールの一種で、女性ホルモンの「エストロゲン」に似た働きをすることから、ハリのある肌を作ったり、骨粗しょう症の予防に役立ちます。更年期以降の女性はエストロゲンの分泌量が大幅に減るため、女性は特に意識してとりたい食材です。

・コレステロール値を下げる効果も!大豆サポニン

大豆の苦味やえぐみの成分でポリフェノールの一種です。強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールの酸化を抑え、動脈硬化予防に効果が期待できます。また、コレステロール値や中性脂肪を下げる働きもあります。

・動脈硬化予防にも!レシチン

レシチンは脂質の一種で、体内で細胞膜を作る成分です。脂肪やコレステロールが血管壁に付着するのを防ぐ効果があるので、動脈硬化予防に効果が期待できます。

・腸内環境を整える!オリゴ糖

黒豆の甘味のもとになるのがオリゴ糖です。オリゴ糖は善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える効果があります。便秘の解消や大腸がんの予防にも効果が期待できます。

・糖質の代謝を助ける!ビタミンB1

ビタミンB1は糖質のエネルギー代謝にかかわっており、疲労回復を助ける効果があります。また、脳と神経を正常に保つ働きもしています。水に溶けやすいので、煮汁も一緒にとれる料理にすると効果的に摂取できます。

・貧血予防に効果的!鉄

鉄は酸素を全身に運ぶ赤血球を作るために欠かせないミネラルです。また、筋肉内に酸素を取り込む働きもあり、不足すると酸素を上手く取り込めずに筋力低下や疲労を起こす原因にもなります。体内で吸収されにくい栄養素のひとつですが、ビタミンCを含む食材と一緒にとることで吸収率がアップします。

◆レシピ|黒豆マフィン

黒豆煮をたっぷり加えたマフィンです。ホットケーキミックスを使ってお手軽に作ることができます。

黒豆マフィン

【材料(直径7㎝のマフィン型6個分)】
無塩バター…50 g
砂糖…50 g
卵…1個
牛乳…60ml
ホットケーキミックス…150 g
黒豆煮(市販品)…100 g

【作り方】
下準備
・無塩バター、卵、牛乳は室温にもどしておく。
・黒豆は汁気をきる。1/4量をトッピング用に分けておく。
・マフィン型にグラシンケースを敷く。
・オーブンを180度に予熱する。

① ボウルにバターを入れて、泡立て器でなめらかになるまで混ぜる。砂糖も加えてふんわりとするまで更にすり混ぜる。

作り方①

② 卵を溶きほぐして3回に分けて加え、その都度よく混ぜる。牛乳を2回に分けて加えて混ぜる。ホットケーキミックスを加えてゴムベラで混ぜ合わせ、粉っぽさがなくなれば黒豆も加えてざっと混ぜる。

作り方②

③ スプーンでマフィン型に分け入れて、取り分けておいた黒豆を生地の上にのせる。180度のオーブンで約30分焼く。

作り方③

④ 焼きあがれば、形から取り出して、ケーキクーラーにのせて粗熱をとる。

作り方④

【ポイント】
焼き時間はオーブンによっても変わるので調整してください。竹串を生地の中央に刺してみてどろっとした生地がついてこなければ大丈夫です。

◆まとめ

アントシアニンやイソフラボンなど女性に嬉しい成分も豊富に含まれている黒豆。美容や健康維持のためにもぜひ食べたいですね。栄養満点な黒豆を煮豆だけでなく、スイーツや納豆、黒豆茶など、さまざまな食べ方で毎日の食事に加えてみてはいかがでしょうか?

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