ピリっとしたスパイシーさと塩辛さが後を引く、青カビチーズ。カビという名に、中には躊躇している方もおられるのではないでしょうか?
今回はカビなのになぜ食べられるのか?や、おいしいパスタのレシピをご紹介します。
もちろん、個々のお好みもありますが、苦手でなければぜひお試しくださいね。
目次
カビとチーズの関係とは?
おもちやみかんに生える青カビは、腐敗の証のように、食べちゃダメ、カビが増えないように包んで廃棄して…と、注意して処分しますね。
たしかに、一般的な青カビは毒素を作り出し、私たちは食べることができません。
では、なぜゴルゴンゾーラチーズに代表される青カビチーズは食べることができるのでしょうか?
一口に青カビといってもいろいろと種類があります。
多くの青カビが毒素を生成させるなか、青カビチーズに使用されるカビは、毒素を生成しない種類なのです。
また、ブルーチーズに使用する青カビは、うれしいことに脂肪分解力がとても高いという特徴があります。
ブルーチーズに含まれる栄養
一般的に、チーズにはたんぱく質や脂質、カルシウム、マグネシウムなど、多くの成分を含んでいます。
中でも、ブルーチーズにはほかのチーズと比べ、以下の成分の割合が多くなっています。
●ビタミンA(レチノール活性当量)
ビタミンAは発育を促したり、肌や粘膜の健康を守り、細菌からの感染を予防したりする働きがあります。
夜になると眼がみえにくくなる夜盲症は、ビタミンA不足が原因といわれています。
●ビタミンD
ビタミンDは歯や骨にカルシウムを沈着させる働きがあります。そのため、不足すると骨粗しょう症を発症することがあります。
ビタミンDは食べ物から取り込むほか、太陽光を浴びることで、ある程度は体内でも作り出すことができます。
●ナイアシン
私たちの体内には、糖質、たんぱく質、脂質からエネルギーを生成する働きを促す酵素があります。
ナイアシンには、この酵素を補助し、作用を高める働きがあります。
また、皮膚や粘膜の健康を守る働きもあり、不足するとペラグラという欠乏症を引き起こすことがあります。
●ビタミンB6
ビタミンB6は私たちが取ったたんぱく質からエネルギーを作り出す働きをしています。また、たんぱく質を分解し、筋肉や血液の生成を促す働きも担っています。
●葉酸
葉酸は、細胞を作る時に必要な情報、DNAなど、核酸を合成する大切な役割を担っています。
そのため発育、つまり細胞分裂が盛んな乳幼児、また、妊娠中の女性にはとても大切な栄養素です。
また、近年の研究で、脳卒中や心筋梗塞などの循環器疾患を防ぐ働きがあるという研究結果が多くみられています。
●パントテン酸
パントテン酸は脂質、糖質やたんぱく質からエネルギーを作り出したり、コレステロールや免疫抗体などの合成を促したりする働きがあります。
ペンネのゴルゴンゾーラソース
ブルーチーズの中でも手に入りやすく、馴染みがあるのはゴルゴンゾーラチーズではないでしょうか?
今回は生クリームを加えてマイルドに、さらに、ハチミツを少し垂らすことで食べやすく仕上げました。
チーズや生クリームの分量は、お好みで加減してくださいね。
【材料】2人分
・ペンネ(または太めのパスタ)…100g
・ゴルゴンゾーラチーズ※…40g
・生クリーム…大さじ2
・くるみ、ハチミツ…各適宜
【作り方】
①ペンネ(または太めのパスタ)を、パスタ100gに対し、水1リットル、塩10g(分量外)を加えた熱湯で、パッケージの表示通りの茹で時間で茹でます。
②茹で時間の2分程度前に、電子レンジにかけられるボールに生クリームと小さく切ったゴルゴンゾーラチーズを入れ、600Wで30秒程度、様子を見ながらチーズが柔らかくなるまで加熱します。(熱い茹でたてのペンネ(または太めのパスタ)を加えるので、完全に溶かさなくても大丈夫です。)
③ペンネ(または太めのパスタ)が茹で上がったら、水を切って②のボールに入れ、全体を混ぜ合わせて器に盛り、くるみを散らします。
④お好みではちみつを回しかけます。
※ゴルゴンゾーラチーズには2種類あります。
マイルドな味のドルチェ、ピリッとした刺激があるピカンテ。お好みの物を使って、ぜひお試しくださいね。
食事の栄養バランスを整えるために
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ブルーチーズレシピのまとめ
食べなれないと、ちょっと躊躇するかもしれないブルーチーズ。食べなれると、くせになる美味しさがあり、ファンにはたまらないおいしいチーズでもあります。
今回使用したイタリアのゴルゴンゾーラチーズは、フランスのロックフォールチーズ、イギリスのスティルトンチーズとともに、世界三大ブルーチーズとも呼ばれています。
それぞれ少しずつ味や特徴があります。おいしい!と思われたなら、いろいろなブルーチーズを使用して、味比べをしてみても楽しいですよ。
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