鶏肉の部位別の栄養価|コラーゲンたっぷり食材!

鶏肉の部位別の栄養価|コラーゲンたっぷり食材!
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

今回は、鶏肉に注目したいと思います。
鶏肉の特徴と言えば、高たんぱく質で低脂肪なことが有名ですよね。また、身体のホルモンバランスを整える効果も期待できると言われています。
その為、鶏肉はアスリートから美容を気にする女性まで幅広い層で人気の食材と言えます。
そして、鶏肉は他のお肉と比べて栄養が多いことでも知られています。今回は鶏肉の栄養価についてや保存方法などをお伝えします!

鶏肉の注目すべき栄養価 コラーゲン

鶏肉は、他のお肉と比べてコラーゲンが豊富に含まれているのが特徴の1つと言えます。
人間の身体を構成するタンパク質の約1/3を占めるのがコラーゲンです。コラーゲンは、人間の身体にとって、必要不可欠な存在と言えます。
特に肌のコラーゲンは、表皮の下にある真皮の約70%を占め、真皮の中に網目状のネットワークを作って肌の弾力を保っています。また、真皮と表皮の間にある基底膜にもコラーゲンは存在し、真皮からの栄養を表皮に送る役割を担っています。
肌を健康に保つ働きのあるコラーゲンは、加齢とともに減少していきます。
コラーゲンが減少すると肌の弾力は失われ、様々な肌トラブルのきっかけにもなります。
鶏肉を食べることでコラーゲンを補い、美肌を保つことが期待出来ますね。

鶏肉の部位別に見た栄養価

鶏肉の部位別に見た栄養価

鶏肉には、様々な栄養が含まれていますが、部位によって豊富な栄養は異なってきます。
部位ごとの栄養価が分かっていれば、日々の調理にも役立ちますよね。
是非参考にしてみてください!

・もも肉

もも肉は、ささみやむね肉と比べるとたんぱく質が少なめですが、ジューシーで味にコクがあり唐揚げや焼き鳥、スープなど幅広く使えて人気の部位ですね。
ビタミンB群が豊富に含まれており、貧血予防効果がある鉄分や、骨を丈夫にしてくれるビタミンKが他の部位より多く含まれているのが特徴です。

・むね肉

むね肉は、高たんぱくで低脂肪、あっさりとした味わいでヘルシーです。蒸し鶏などに使うと美味しいですよね。
抗酸化作用や疲労回復に効果があると言われているイミダペプチドが豊富に含まれているのが特徴です。また、快眠効果が期待できるトリプトファンという栄養素が含まれており、
寝つきを良くし眠りを深くすると言われています。

・ささみ

ささみは、鶏肉の中で1番たんぱく質が多く含まれている部位です。
もも肉と比べるとカロリーは約半分なので、ダイエット中の方にぴったりな食材と言えます。ささみには、美肌を保つ効果や脂質の代謝を高めるビタミンB6が豊富に含まれています。

・せせり

希少部位のせせりは、首の筋肉です。程よい歯ごたえがあり焼き鳥などにすると美味しいですよね。
皮膚や粘膜の健康維持を助けると言われているビタミンB群やナイアシンが含まれています。

・ぼんじり

ぼんじりは、尾骨まわりのお肉です。鶏肉の中で最も脂がのった部位です。
ぼんじりは、ビタミンKを多く含んでおり、ビタミンKは血液凝固作用とカルシウム代謝を助ける作用が期待出来ます。
また、コラーゲンも豊富に含まれているので美肌効果にも期待できますね。

・手羽(手羽先・手羽中・手羽元)

手羽は、コラーゲンを多く含んでおり、皮膚を丈夫にするビタミンAも豊富に含まれているのが特徴です。
たんぱく質量はやや少ないですが、肉質が柔らかくコクのある部位です。

鶏肉の保存方法について

鶏肉は、他の種類のお肉に比べて水分量が多いので長期保存は向いていない食材と言えます。ですが、工夫をすれば保存することは可能です。
例えば、保存前に加熱したり下味を付けてから冷凍すれば1ヶ月ほど保存することが出来ます。冷凍する前に下地や焼いておけば、実際に使う時にとても時短になるので忙しいお母さんたちにもピッタリですね。
注意点は、冷凍した鶏肉を解凍する場合、冷蔵庫で解凍しないと水溶性のビタミンCが流れてしまうので気を付けましょう。

鶏肉を使った簡単レシピ

鶏肉のとろとろスープ

今回は、圧力鍋を使った骨までとろとろスープを作ってみました。
圧力鍋を使うと短時間で調理が済みますし、通常のお鍋ではなかなか味わえない骨までとろけるスープで身体ポカポカ温まりますよ。
是非、圧力鍋をお持ちの方はチャレンジしてみてください。

鶏肉のとろとろスープ

【材料】(3〜4人分)
・鶏骨付き肉(手羽、ももなど)…500g
・しめじ…1パック
・ネギ…1本
・ヤングコーン…1パック
・ショウガ…1カケ
・塩麴…大さじ3
・お酒…大さじ3
・水…5カップ程

【下準備】
・鶏肉と塩麴をポリ袋に入れて軽く揉んでから冷蔵庫で30分程度置いておきます。

【作り方】
1.しめじ、ネギ、ヤングコーンは食べやすい大きさにカットします。ショウガは1カケ分切ってください。
2.塩麴に付けた鶏肉、ネギ、酒を圧力鍋に入れて、ひたひたになるまでお水をいれてください。
3.圧力鍋の蓋をして、圧がかかるまで中火~強火にします。圧がかかってきたら弱火にして約15分煮ます。
4.一度火を止めて、圧が抜けたら蓋を開けてショウガを取り出し、キノコとヤングコーンを入れて、更に3分程度煮込みます。
5.味見して塩味が足りなければ、お塩等で味を調えてください。
6.器に盛り付けて完成です!

【レシピのポイントとコツ】
・塩麴に付けることでお肉が柔らかくよりジューシーになります。
・塩麴の塩分とコクがあるので、鶏肉から出てくる旨味と合わさって味付けしなくても美味しくいただけます。
・圧力鍋を使うと短時間で骨までとろとろのスープが作れます。
・お好みで柚子胡椒を添えても美味しくいただけます
・骨まで柔らかくなりますが、一部固い骨が残りますので、食べる際はお気を付けください。

鶏肉レシピのまとめ

いかがでしたでしょうか。
鶏肉は、食べる用途や目的に合わせて部位を選ぶと効率的に必要な栄養素が摂取できることが分かりました。鶏肉の様々な部位を食べて、身体の免疫を高めていきたいですね!

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の提供元:シルバーライフ

記事一覧へ戻る