旬の今しか食べられないホタルイカレシピ

旬の今しか食べられないホタルイカレシピ
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

ホタルイカは、その名前の通り夜の海でホタルのように光っていることで有名です。ホタルイカの産地では、3月末から5月までホタルイカ漁の観光ツアーも行われています。ホタルイカが光る理由としては諸説あるようですが、外敵からのカモフラージュや威嚇が目的なようです。このように、ホタルイカは光ることが注目されていますが、実は栄養が満点なのです。旬の時期の春に水揚げされるホタルイカは実が柔らかく甘い味わいが特徴です。
今回は、ホタルイカの栄養やそのおいしいレシピについてご紹介していきます。

ホタルイカとは

ホタルイカは、軟体動物類のツツイカ目ホタルイカモドキ科に属するイカで、日本海側の海でよく漁獲されます。特に富山湾での漁獲量が多いことで有名です。普段は水深500m程度の深海に棲んでいますが、5~6月の産卵期に産卵のため浮上してきます。胴体は5~7㎝と小さく丸ごと食べられるので、イカの中でもトップクラスの栄養素を摂取することができます。

ホタルイカを選ぶポイント

ホタルイカは傷むのがはやいため、水揚げされてすぐに釜茹でされて流通しているものがほとんどです。3~4月の旬の時期には生で店頭に並んでいることもごくまれにあります。選ぶポイントとして、生の場合は身が透き通っていて艶があり、目が黒く盛り上がっているものを選びましょう。身が白っぽいものは鮮度が落ちてしまっています。茹でられている場合は、身が桜色で丸くふっくらとしているものを選びましょう。赤茶色になっているものは鮮度が落ちてしまっています。

ホタルイカの栄養

ホタルイカは栄養豊富で、1杯まるごと食べることができるため、その栄養をすべて体に取り入れることができます。

・タウリン

肝臓を守る栄養素であるタウリンは、肝機能を整えてコレステロールの分解を助けます。肝臓に負担がかかっていたり、高血圧でコレステロール値が高い生活習慣病で悩んでいる人におすすめの栄養素です。アルコール分解を促進する効果もあるので、アルコールを摂取する前に食べておくと肝臓を守ってくれます。
疲労回復効果があり、栄養ドリンクにも含まれていることが多いです。
また、肝臓機能をサポートしてデトックス効果を高めるので、新陳代謝が活発になり脂肪が燃焼しやすくなるので、ダイエットにも効果的です。

・ビタミンE

強い抗酸化作用があります。活性酵素を抑えて不飽和脂肪酸の酸化を防ぐことで、老化や動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病予防に有効と言われています。
女性ホルモンや男性ホルモンなどの性ホルモンの生成分泌に関与しているため、生殖機能を維持する効果もあります。

・ビタミンA(レチノール)

ホタルイカには非常に多くのレチノールが含まれています。身体の成長に欠かせない栄養素で、骨や歯の成長を促します。目の神経伝達物質となるため夜に眼が見えやすくなるなどの目へ良い効果があります。
免疫力を高めたり、皮膚や粘膜の細胞を正常に保ち乾燥肌や老化の予防にも効果的です。

・銅

ヘモグロビンの生成を促し貧血を予防します。メラニン色素を作ってくれるので、髪の毛をきれいに保ってくれたり、紫外線から肌を守ってくれます。

ホタルイカの調理法【ホタルイカとじゃがいものバターソテー】

ホタルイカには、寄生虫がついていることが多く、感染しているものを生のまま食べると、人間の身体の中で胃腸を破って体内に移動したり、腸閉塞を起こすことがあります。十分に加熱して食べれば寄生虫は問題ありませんが、どうしても生で食べたいときには、寄生虫が生息している腸や内臓を取り除きましょう。しかし、それでも寄生虫を完全に取り除くことは難しいので、できれば加熱するようにしましょう。
ホタルイカに含まれるビタミンEやAは、ビタミンCと一緒に食べることで吸収率が高まります。じゃがいもにはビタミンCが豊富に含まれ、じゃがいものでんぷんは栄養素が外へ流れ出るのをおさえる役割も果たします。今回は、じゃがいも使って効率的に旬のホタルイカの栄養を摂取できるレシピをご紹介します。

【材料】

・ホタルイカ      10~15杯
・じゃがいも      大1個
・バター        10g
・にんにくチューブ   2センチ程度
・塩コショウ      少々

【作り方】

① 皮をむいたじゃがいもを一口大に切ります。

作り方①

② じゃがいもを耐熱容器に入れてラップをし、600wの電子レンジで5分間加熱します。

作り方②

③ バターとにんにくをフライパンであたためます。

作り方③

④ バターが溶けたらホタルイカを入れて炒めます。

作り方④

⑤ じゃがいもも加えさらに炒めます。

作り方⑤

⑥ 塩コショウで味を調え完成です。

作り方⑥

まとめ

ホタルイカは3~5月に旬を迎えます。ホタルイカはイカの中でも身が小さく、丸ごと召し上がっていただけますので、栄養をもれなく摂取することができます。また、ホタルイカ特有の栄養はタウリンで、肝臓を保護したり疲労回復などの効果があります。今回は、ビタミンEやAを効率よく摂取できるようじゃがいもを活用したレシピをご紹介しました。バターの甘みとホタルイカの塩気がマッチしてとてもおいしくいただけますので、ぜひお試しください。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の提供元:シルバーライフ

記事一覧へ戻る