アメリカ、カナダ発祥のスモアトースト。食パンにチョコレートやマシュマロを乗せて焼いて食べる、甘いおやつです。最近では、映えるトーストとして、日本でもさまざまなアレンジが楽しまれていますね。
今回はスモアトーストについて、ご紹介します。
目次
スモアトーストとは?
写真のように、マシュマロにこんがりと焼き目がついたスモアトースト。
スモア、という聞きなれない言葉が名前についていますね。これは英語で、some more(サムモア=もう少し)が短縮された言葉で、もうちょっと食べたい、後を引くほどおいしい、という意味です。
もともとはキャンプファイヤーの火であぶったマシュマロをグラハムクラッカーでサンドして食べていたのが始まりということですが、いつのころか、トーストやタルトにアレンジしたものが広まっていきました。
マシュマロとチョコレート、そして、食パンという、すぐに手に入る材料をつかって手軽に作ることができるのが魅力ですね。
材料に使われるチョコレートやマシュマロは、甘くて敬遠される方も多いかと思いますが、実は私たちの体にうれしい栄養素を含んでいます。
チョコとマシュマロの栄養
チョコレート
カカオポリフェノール
チョコレートやココアに含まれているカカオポリフェノールは抗酸化作用が強く、コレステロール値を安定させたり、血管を広げて血圧を低下させ、心疾患を予防したりする働きがあります。
テオブロミン
テオブロミンはカカオ豆に含まれている苦み成分で、血流を良くして体温を上昇させたり、気管支を広げ、咳を鎮めたりする働きがあることが知られています。
また、幸せホルモンともいわれているセロトニンの働きを促し、イライラを鎮め、リラックスする働きがあります
食物繊維
チョコレートの原料であるカカオ豆には、リグニンという不溶性食物繊維が含まれています。不溶性食物繊維は消化されることなく腸まで届き、便のかさを増やし、便秘解消に役立ちます。
マシュマロ
フワフワとしたマシュマロ、どのように作られているかご存じでしょうか?
マシュマロは砂糖とゼラチンを煮詰めたものを泡立てて作られています。ゼラチンは主に豚の皮を煮詰めて作られており、いわばコラーゲンの塊です。
コラーゲンは肌や骨の細胞同士をつなげる働きがあります。そのため、肌のハリを保ったり、骨粗鬆粗油を予防したりする働きがあります。
スモアトーストの作り方
ちょっと手をかけたおやつに食べたいスモアトースト。とても簡単に作ることができます。
まずは基本のスモアトーストの作り方をご紹介します。
スモアトーストの基本レシピ
【材料】食パン1枚分
・食パン(6枚切り)・・・1枚
・板チョコレート・・・1/2枚(25g)
・マシュマロ・・・8個程度
【作り方】
①食パンは白い部分を軽く押してへこませ、耳の部分を堤防のように形作ります。
(こうしておくことで、焼いて溶けたチョコレートやマシュマロが流れ落ちるのを防いでくれます。
②チョコレートは一口大程度に割り、マシュマロは縦2つに切り分けておきます。
③①の食パンにチョコレート、マシュマロを彩りよくのせ、750Wのトースターで3分程度、マシュマロやチョコレートが溶け、こんがりと焼き色がつくまで焼きます。
スモアトーストのアレンジ
子どももうれしいボリューム、チョコバナナスモアトースト
基本のスモアトーストに、バナナの輪切りをプラスします。本場アメリカでも愛されている組み合わせで、子どもに人気があるということです。
ちょっと大人に、シナモンクルミスモアトースト
基本のスモアトーストに軽く刻んだクルミを散らします。焼きあがったら、シナモンパウダーを振りかけます。カカオ分が多いチョコを選び、甘すぎるのがちょっと苦手という方にもおすすめです。
眼にも優しいブルーベリーで、ブルーベリーホワイトチョコスモアトースト
ホワイトチョコレートとマシュマロで作ったスモアトーストに、フレッシュなブルーベリーを散らします。優しい酸味や香りがプラスされます。
ドライフルーツで食物繊維や鉄分をプラス、ドライフルーツスモアトースト
ホワイトチョコとマシュマロで作ったスモアトーストに、爽やかな香りが魅力的なオレンジピール(オレンジの皮の砂糖漬け)やドライマンゴーなどを散らします。甘さの中にドライフルーツの食感や香りがポイントです。
スモアトーストを楽しむために
チョコレートにマシュマロ、食パン…。甘くて満足感があるスモアトーストですが、糖質が多く太ってしまうのでは?生活習慣病が気になる…という声も聞こえてきそうですね。
もちろん、すでに医師から食事制限の指導を受けている方や、持病・ダイエットのために甘いものの摂取を控えておられる方には、残念ながらあまりおすすめはできません。
食べるものにあまり制約はない方でも、食べすぎは禁物。そして、このように糖質が多い食品を食べるときに大切なのが、3度の食事で栄養バランスをきっちりと整えておくことです。
例えば、ビタミンB群は糖質や脂質の代謝を促し、すみやかにエネルギーに変換して疲労を回復する働きを助けてくれます。
また、食物繊維をしっかりと取っておくと、過剰なコレステロールをからめとって体外へと排泄してくれる働きがあります。
多くの栄養素をバランスよく食べることができていると、食べたスモアトーストに含まれる糖質や脂質も、幾分か消費されやすくなりますね。ただし、あくまでも食べすぎにはご注意くださいね。
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https://magokoro-care-shoku.com/column/health-balance-review-two/
スモアトーストレシピのまとめ
甘くて、とても満足感があるスモアトースト。ちょっとおやつに手をかけたいという時にも、簡単に作ることができてよいですね。
通常は食パンの上に板チョコ、その上にマシュマロをびっしりと敷き詰めて焼きますが、カロリーや糖質を抑えるために、今回は格子に並べて仕上げました。
ついつい手が伸び、食べすぎてしまいそうな時には、このように板チョコやマシュマロを乗せる量を調整したり、食パンをサンドイッチ用の薄切りのものにしたりするなど、いろいろと工夫をしてみてくださいね。
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