独特の歯応えが美味しいたけのこは煮物や和え物など、さまざまな料理に活用できる食材です。
1年中食べられる水煮たけのこは下処理不要で調理できるので手軽に使用することができます。
今回は、水煮たけのこの栄養や保存方法を中心に紹介していきます。たけのこの水煮使った炒め物のレシピもぜひお試しください。
目次
たけのこ水煮とはどんな食材?
煮物や和え物、炒め物、炊き込みご飯など、さまざまな料理に活用できるうまみたっぷりなたけのこは、4月〜5月ごろに旬を迎える春の味覚です。
旬の時期に出回る生のたけのこは味も香りも格別ですが、40〜50分ほどゆでるなど下処理に少々手間がかかる食材でもあります。
水煮たけのこは、下ゆでをした状態で販売されているのですぐに使用できて便利。
1年中販売されているので旬の時期以外にもたけのこ料理を楽しむことができます。
穂先はやわらかい食感で、煮物や和え物、炊き込みご飯などに向いています。
歯応えのある根元部分は、煮物や炒め物などにぴったりです。
たけのこ水煮に含まれる栄養
【たけのこ 水煮缶詰 (可食部100gあたり)】
エネルギー…22㎉
たんぱく質…2.7g
脂質…0.2g
炭水化物…4.0g
カリウム…77㎎
カルシウム…19㎎
マグネシウム…4㎎
リン…38㎎
鉄…0.3㎎
亜鉛…0.4㎎
ビタミンB1…0.01㎎
ビタミンB2…0.04㎎
ビタミンB6…0.02㎎
葉酸…36㎍
パントテン酸…0.10㎎
食物繊維総量…2.3g
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
たけのこはほとんどが水分なので、100gあたり22kcalとヘルシーな食材です。
栄養価はそれほど高くありませんが腸内環境を整える効果がある食物繊維、むくみの解消や高血圧予防効果が期待できるカリウムが多く含まれていることが特徴です。
食物繊維は水に溶ける「水溶性食物繊維」と水に溶けない「不溶性食物繊維」がありますが、たけのこには不溶性食物繊維のセルロースが豊富に含まれています。
不溶性食物繊維は腸の中で水分を吸い込んで膨らみ、腸を刺激することで便通を促して便秘の解消に役立ちます。
また、有害物質を排出する効果もあります。
また、たけのこのうまみのもとになっている成分でアミノ酸の一種である「グルタミン酸」や「アスパラギン酸」、「チロシン」なども豊富に含まれています。
たけのこの水煮をカットすると断面にみられる白いかたまりがチロシンで、神経伝達物質のひとつであるドーパミンを作る材料になり、脳の活性化や集中力を高める効果も期待できると言われています。
うまみのもとでもあるので、洗い流さずにそのまま調理するのがおすすめです。
たけのこ水煮の下ごしらえと保存方法
水煮たけのこは基本的に下処理不要でそのまま使用できますが、袋から出したらさっと水洗いしてから調理するのがおすすめです。
また、商品によっては少しにおいが気になることもありますよね。その場合は、酒を少し加えた熱湯でさっとゆでてから調理するのがおすすめです。
さっとゆでることでにおいが気にならなくなりますよ。
未開封の場合は、常温で保存可能です。直射日光があたる場所や高温多湿の場所を避けて保存します。
開封すると日持ちしないので早めに食べきりましょう。
一度に使いきれない場合は、保存容器にたけのことひたひたになるくらいの水を入れて冷蔵庫で保存します。
水は毎日変えて保存し、1週間程度を目安に使いきりましょう。風味が落ちてくるので開封後は早めに使いきるのがおすすめです。
食感は少し変わってしまいますが冷凍することも可能です。そのまま冷凍すると食感が変わりやすいので、だし汁に漬けて保存するのがおすすめです。
たけのこを薄切りにして冷凍用の保存袋に入れ、だし汁をひたひたになるくらい加えて冷凍しましょう。だし汁ごと煮物などに活用できます。
また、薄切りにしたたけのこに砂糖を適量まぶしてから保存袋に入れて冷凍する方法もあります。どちらも保存期間の目安は1ヶ月程度です。
冷凍したものは、煮物や炊き込みご飯、汁物などに使用するのがおすすめです。調理の際は解凍せずに凍ったまま調理しましょう。
たこのこ水煮のおすすめレシピ
豚肉とたけのこの炒め物
豚バラ肉とたけのこをオイスターソースで味付けした炒め物です。たけのこのシャキシャキ食感と甘辛味がよく合うご飯が進むおかずです。
【材料(2人分)】
豚バラ薄切り肉…120g
たけのこ(水煮)…1/2個(100g)
ピーマン…2個
Aオイスターソース…大さじ1
A酒…大さじ1
Aしょうゆ…小さじ2
A砂糖…小さじ1
Aおろししょうが…小さじ1/2
塩・こしょう…各少々
サラダ油…小さじ1
【作り方】
①豚肉は5㎝長さに切る。たけのこは4㎝長さに切って、穂先は縦に薄切りにして太い部分はいちょう切りにする。ピーマンは乱切りにして、【A】は混ぜ合わせておく。
②フライパンにサラダ油を中火で熱し、豚肉を炒める。色が変わったら、一度取り出す。
③②のフライパンにたけのことピーマンを加えて中火で炒める。具材に火が通れば豚肉を戻し入れ、混ぜ合わせた【A】を加えて炒め合わせる。塩・こしょうで味を調えれば出来上がり。
このレシピを動画で見てみる
たけのこ水煮レシピのまとめ
水煮たけのこの栄養や保存方法、簡単レシピを紹介しました。
低カロリーで歯応えのあるたけのこはボリュームアップ食材にもなるので、ダイエット中の方や健康を気にされている方にもおすすめの食材です。
1年中使える便利な水煮たけのこを煮物や汁物など、色々な料理に活用して美味しくいただきましょう。
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