オレンジの香りは幸せの香り オレンジの効果

オレンジの香りは幸せの香り オレンジの効果

オレンジとは

オレンジはミカン科ミカン属の柑橘です。インドのアッサム地方が原産とされています。果皮、果肉ともにオレンジ色で甘味と酸味のある果汁を豊富に含みます。日本で販売されているオレンジの多くはカリフォルニアや南アフリカから輸入されているもので、産地によって旬の時期が異なるのでほぼ通年で店頭に並んでいます。国内でも生産されており、国産のオレンジの旬は12~3月です。

オレンジの歴史

オレンジは中国では2000年以上前から栽培されており、インドでも現在のアーユルヴェーダの基礎となる医学書に記載されているといわれ、アジアでは薬用として利用されていました。15~16世紀初めに中国からポルトガルに渡り、地中海沿岸の国々に広まったといわれています。19世紀にアメリカへ渡り、日本へは明治時代に伝わりました。

オレンジの種類

・バレンシアオレンジ
カリフォルニアやフロリダで生産されているオレンジの多くが、バレンシアオレンジです。「バレンシア」はスペインの地名ですが、アメリカのカリフォルニアでつくられました。酸味と甘みのバランスがよく果汁も豊富で、果肉にも締りがあります。皮はオレンジの中では比較的厚みがあり、オレンジピールなどにも適しています。
・ネーブルオレンジ
やや縦長の楕円形のものが多く、果実の頭頂部に「へそ」があるのが特徴です。果汁が豊富で甘みが強く、種がなくてじょうのう膜(薄皮)が薄いので、そのままで食べやすい種類です。
・ブラッドオレンジ
果皮はオレンジ色ですが、果肉が濃い赤い色をしています。イタリア産やカリフォルニア産が輸入されていますが、近年は国内でも栽培されています。ジュースに加工されることも多い種類です。
・カラカラオレンジ
果皮がオレンジ色で果肉はピンク色です。「ピンクネーブル」とも呼ばれます。糖度が高く酸味は穏やか、果汁が豊富で皮がむきやすいのが特徴です。

オレンジの香りと効果

オレンジの香りはさわやかで、誰にも親しみやすい香りです。オレンジの主な香りの成分はリモネンやミルセン、αピネン、リナロールなどで、幸福感や心の充実感を引き出す作用や、不安や緊張を緩和する効果があります。また血行を促進する作用があり、消化器官を刺激して消化液の分泌を促進することで食欲不振や消化不良、下痢や便秘などにも有効です。

オレンジの栄養

ビタミンC

ビタミンCは別名をアスコルビン酸といいます。食事で摂ったビタミンCは消化管で吸収されて全身に運ばれますが、吸収されなかった分は尿と一緒に排泄されてしまいます。人は体内でビタミンCを作り出すことができないため、食品から摂取する必要があります。ビタミンCは脂質の代謝やホルモンの生成など、体内でのさまざまな酸化還元反応にかかわっているほか、細胞と細胞をつなぐコラーゲンの生成には欠かせないビタミンです。コラーゲンは皮膚だけではなく血管や軟骨など全身に存在しているため、ビタミンCの不足によってコラーゲンの生成が十分に行われないと、全身にさまざまな症状を引き起こす可能性があります。さらに鉄の吸収を促進したり、ストレスに対する抵抗性を高めるなどの効果があります。妊娠中や授乳中の女性、喫煙者では、ビタミンCの消費が増大している可能性があるため、十分な摂取を心がける必要があります。

葉酸

葉酸は水溶性のビタミンで、ビタミンB群の仲間です。葉酸はタンパク質や細胞をつくるときに必要なDNAなどの核酸を合成するために欠かせないビタミンです。ビタミンB12 と一緒に血液をつくる働きがあるので、葉酸が不足すると巨赤芽球性貧血という悪性貧血を引き起こす可能性があります。さらに細胞分裂が活発な胎児の正常な発育には特に重要な働きがあり、妊娠初期の女性が十分な葉酸を摂取することで、胎児の神経管閉鎖障害という神経管の発育不全のリスクが低減することがわかっています。

薬膳の効果

食欲を増進し、胃の働きをととのえます。のどの渇きを止め、腹部の膨満感や嘔気・嘔吐の改善にも効果があるといわれます。

オレンジのレシピ

オレンジは、果皮がなめらかで薄く、鮮やかなオレンジ色で傷がなく、ハリのあるものを選びましょう。形がよく、手に持ったときに重みを感じるものが良品です。購入後は、気温の高い時期はキッチンペーパーなどに包んでからポリ袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。皮をむいて房に分け、冷凍することもできます。冷凍したオレンジは凍ったまま食べたり、ミキサーにかけてジュースなどに利用できます。

【オレンジゼリー】

オレンジゼリー

【材料】(3~4人分)
・オレンジ             2個
・アガー              5g
・砂糖(今回は三温糖)       25g
・水                100ml
・オレンジジュース         200ml

【作り方】
1.オレンジは皮をむいて房をとりだします。

作り方1

2.食べやすい大きさに切って、容器に分けて入れておきます。
3.アガーと砂糖は合わせてよく混ぜておきます。アガーは砂糖と混ぜてから水に溶かすと、ダマにならずよく溶けます。

作り方3

4.オレンジジュースは耐熱のカップに入れ、人肌くらいに温めておきます。
5.耐熱の計量カップ(500mlくらいの大きめのもの)に水100mlを入れ、3.のアガーと砂糖を入れてよく混ぜます。
6.500Wの電子レンジで1分加熱します。いったんとりだしてよく混ぜ、もう一度500Wで1分加熱します。吹きこぼれないように注意しましょう。
7.4.のオレンジジュースをアガー液とよく混ぜ、オレンジを入れておいたカップに注ぎ分けます。

作り方7

8.ラップをして、冷蔵庫でよく冷やしてできあがりです。

作り方8

※ とてもやわらかいゼリーです。しっかりかためたい場合は、オレンジジュースの量を100~150mlに減らしてください。
※ 使用するオレンジジュースの甘さによって、砂糖の量は調節してください。
※ 加熱時間は電子レンジの機種によって異なります。吹きこぼれないように調節してください。
※ オレンジジュースとアガー液を混ぜるとき、オレンジジュースが冷たいとすぐにかたまり始めてしまうので、オレンジジュースは人肌に温めておきましょう。

まとめ

オレンジは輸入品と国産品が通年で出回っており、身近な果物のひとつです。オレンジの香り成分には不安や緊張を和らげ、幸福感や充実感を引き出す作用があるといわれます。そのまま食べるのはもちろん、スイーツや料理にも利用して、甘酸っぱい香りをたっぷり楽しみましょう。

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