ハーブの種類と活用法について

ハーブの種類と活用法について

料理に風味をつけてより深い味わいに仕上げる効果や肉や魚の臭みを取り除く効果があるハーブ。その種類はとても多く、味わいや風味もさまざまです。今回は料理によく使用されるハーブの種類や活用法についてご紹介していきます。

◆ハーブとは

ハーブとは

ハーブは香りがよく人に有益な効果がある植物の総称のことです。語源はラテン語で草を意味する「herba(ヘルバ)」と言われています。
料理の風味付けや臭み消しに使用されるだけでなく、ハーブティーや薬、虫除け、アロマテラピー、ガーデニングなどにも活用されています。プランターなど狭い場所でも意外と手軽に栽培できるので、お気に入りのハーブを育てて料理に活用してみるのも楽しいですね。

◆ハーブの種類と活用法

ハーブの種類と活用法

ここでは料理によく使用されるハーブの特徴と活用方法についてご紹介していきます。
バジルやイタリアンパセリなど葉のやわらかいハーブはサラダなどに加えて生のまま食べたり、加熱調理に活用することもできます。香りが飛びやすいので加熱調理にする際は仕上げに加えることがポイントです。また、ローズマリーやタイムなどのかたいハーブは加熱調理に活用されることが多いハーブです。加熱しても香りが残りやすいので煮込み料理などによく使用されています。

・パセリ

日本でもお馴染みのパセリは、ヨーロッパが原産のハーブで葉が縮れているカーリーパセリと葉が平たいイタリアンパセリがあります。パセリ独特の香りはアピオールという成分によるもので、食欲増進効果や腸内で有害な菌が増えるのを防ぐ働きがあります。肉料理の付け合わせとして使用する他にも刻んでタルタルなどのソースに混ぜる、スープに加える、バターに混ぜてパセリバターにする、フライの揚げ衣に混ぜるなどの使用方法があります。

・バジル

イタリア料理に欠かせないバジルはシソ科のハーブで、甘みのある爽やかな香りが特徴です。カプレーゼやサラダなどに加えたり、パスタやピザにもピッタリです。バジルにはさまざまな種類がありますが、多く流通しているのはスイートバジルという品種です。トマトと相性がいいので、トマトソースのパスタやトマト煮込みなどに加えるのもおすすめです。たくさん手に入った時は松の実などと一緒にペースト状にしてジェノベーゼソースにしても美味しいです。

・ミント

ミントの爽やかな香りはメントールという成分によるもので清涼感があり、痛みを和らげる働きや集中力を高める働きもあります。さまざまな種類がありますが、スペアミントやペパーミントが代表的です。ミントは使い勝手の良いハーブで、ハーブティーやサラダ、肉料理のソースなど幅広く活用できます。スイーツにもよく使用され、チョコミントフレーバーのアイスやお菓子も人気です。

・ローズマリー

スパイシーで清涼感のある香りとほろ苦さが特徴のハーブです。香りが強く臭みを取り除く効果があることから肉料理や魚料理によく使用されます。「若返りのハーブ」と呼ばれるほど抗酸化作用が強いことも特徴です。肉や魚にローズマリーと油をまぶしてしばらくおき、ソテーにすることで臭みをとり香りをつける効果があります。また、煮込み料理に加えて風味付けをすることもできますし、オリーブ油などに浸して香りを移したローズマリーオイルもおすすめです。ドライハーブは細かく刻んで、パンや焼き菓子などにも使用されます。

・タイム

清々しい上品な香りが特徴で、肉料理や魚料理の風味付けに使用するのはもちろん野菜料理や卵料理にも合う使い勝手のいいハーブです。鶏肉や白身魚などと相性がよく、グリルやロースト、マリネやムニエルの風味付けによく活用されます。香りが強く煮込み料理に加えてもよく風味が残ることが特徴です。オムレツに加えたり、卵サラダに加えても美味しいです。

・オレガノ

スパイシーな香りが特徴で、イタリア料理やメキシコ料理に欠かせないハーブです。トマトやチーズとの相性が良く、ミートソースやパスタ、ピザなどに活用されています。オレガノはフレッシュよりもドライの方が強い香りがあります。煮込み料理に加えたり、スープの風味付けにもおすすめです。

・セージ

肉料理によく使用されるハーブで、ソーセージ作りには欠かせません。よもぎにも似た少しクセのある強い香りが特徴で、渋みや苦味もあります。抗酸化作用が強くアンチエイジング効果も期待できると言われています。パスタの風味付けに使用したり、バターと混ぜたセージバターもおすすめです。その他にもハーブティーやスープの香り付けにも活用できます。香りが強いので使用量には気を付けましょう。

・ローリエ

甘くすっきりとした風味が特徴のローリエは、月桂樹やローレルなどとも呼ばれています。カレーやシチュー、ポトフなどの煮込み料理の風味付けには欠かせないハーブです。フレッシュよりもドライの方が強い香りがあります。ピクルスの風味付けに加えるのもおすすめです。

・コリアンダー

香菜(シャンツァイ)やパクチーとも呼ばれているハーブです。その独特の風味は好みが分かれるところですが、エスニック料理には欠かせません。生でサラダに加える他にも、スープや炒め物、ソースなどに活用できます。種子はコリアンダーシードと呼ばれており、カレーに欠かせないスパイスのひとつです。

・ディル

すっきりとした甘い香りが特徴のディルは魚料理と相性がいいハーブです。特にサーモンと相性が良く、サーモンのマリネなどによく活用されています。ピクルスの風味付けに使用したり、ヨーグルトやマヨネーズと混ぜてソースにしても美味しいです。

◆レシピ|ミントティー

フレッシュミントとレモンで作る爽やかなハーブティーです。お好みではちみつや砂糖を加えても美味しいです。

ミントティー

【材料(1人分)】
ミント…10g
レモンの輪切り…1枚
熱湯…250ml

【作り方】
下準備 ポットとティーカップを湯(分量外)で温めて、湯を捨てる。

① ミントはきれいに洗って水気を切る。ミントとレモンをポットに入れる。

作り方①

② ①に熱湯を注ぎ、約3分蒸らす。

作り方②

【ポイント】
・湯はよく沸騰させたものを使用してください。
・レモンは皮ごと使用するので、国産で農薬不使用のものがおすすめです。

◆まとめ

ハーブを使った料理はなかなかハードルが高いと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、ヨーロッパでは日本の青しそやしょうがのように日常的に料理に活用されています。サラダやスープなどいつもの料理に加えることで、また一味違った風味を味わうことができます。少量のパックで販売されているものもあるので、毎日の料理に気軽に取り入れてハーブ料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?

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