トマトは紫外線対策に効果的!?簡単レシピをご紹介

トマトは紫外線対策に効果的!?簡単レシピをご紹介
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

今回のテーマはトマトです。
だんだん暖かくなってきて、日差しが気になってきた方も多いのではないでしょうか。
紫外線対策で効果的なことは、もちろん日焼け止めクリームを塗ったり、UVカット製品を身に着けることかと思います。それでもなかなか紫外線を完璧にカットすることは難しく、うっかり日焼けしてしまった、なんて経験は皆さんあるのではないでしょうか。
今回は紫外線から私たちの肌を内側から守ってくれるありがたい食材“トマト”についてご紹介させて頂きます。

トマトの選び方

トマトは1年を通してスーパーでたくさん陳列されていますよね。
それくらい人気のある美味しい食材なのですが、より美味しいトマトを選ぶポイントをお伝えします。

【ポイント】

・全体的に色が濃い
・ずっしりと重い
・皮に張りとツヤがある
・ヘタが綺麗な緑色でピンと張っている

以上のポイントを購入の際にチェックしてみてください!

トマトは朝食べよう!

実は、トマトの栄養素であるリコピンの吸収率が最も高い時間帯は朝です。
もちろん基本的にはどの時間帯に食べても身体に吸収されますが、より効率的に摂取出来る時間帯が朝ということです。
朝食なのでサラダにトマトを入れたり、そのまま食べたり、玉子と炒めたり、、爽やかな酸味のあるトマトは朝食にピッタリの食材ですよね!
朝あまり食事をしないという方は、塩分に注意ですがトマトジュースを飲んでも良いかと思います。

トマトとミニトマトの違い

結論から言うとビタミンCの量が異なります。
通常のトマト100gに含まれるビタミンCは15mgに対し、ミニトマト100gに含まれるビタミンC量は32mgと通常のトマトの約2倍のビタミンCが含まれています。
ビタミンCは、抗酸化作用があり美肌を保つためには必要不可欠な栄養素で、なるべく身体に取り入れようと意識している方も多い栄養素かと思います。
ただ、ビタミンCは熱にとても弱いので加熱調理はお勧め出来ません。
熱を加えるとビタミンCが失われてしまうのでトマトに限らずですが、ビタミンCを摂取したい場合は、サラダなどそのまま食べると良いですよ。
調理も不要で手も汚れずに一口でパクっと食べられるミニトマトの方がビタミンCを多く含んでいるなんて、毎日食べたくなりますね。

ビタミンCは意外と少ない

先ほどトマトよりミニトマトの方がビタミンCを豊富に含んでいるとお話しましたが、他の野菜と比較すると実はあまりビタミンCは多くなく、むしろ少ないくらいです。
私はとても意外に思いました。
では、ビタミンCが少ない食材なのに何故お肌に良いと言われているのか。
それは、トマトに含まれる栄養素の中で最も大事な栄養素であるリコピンがビタミンC以上に凄い効果を期待出来る栄養素だからです。

リコピンと紫外線のお話

リコピンは、トマトに多く含まれている赤い色素です。
構造的にとても抗酸化作用が強く、多くの美容や健康に効果的であると言われています。
実際にリコピンの効果について様々な研究がされていますが、ある研究ではリコピンが紫外線によるメラニン産生細胞の活性化を抑制する事が報告されています。
更に紫外線による肌への様々なダメージに対して予防効果があると言われているんです。
少し紫外線と肌の関係についてお話させてください。
まず、肌が老化する原因の約80%が紫外線によるものだと言われています。
紫外線を浴びると皮膚の様々な細胞にダメージを与え、肌のハリなどに関係するコラーゲン線維等を分解する酵素の産生を促進する為、肌の老化がどんどん進んでいきます。
もう1つ、紫外線が原因で出来るのがシミですよね。
シミは、皮膚が持つ防御機能で出来るということをご存知でしょうか。
メラニンという言葉はよく耳にするかと思いますが、紫外線を浴びると皮膚の中で炎症がおき、これによりメラニン生成の原因となる酵素チロシナーゼが増えます。メラニンがどんどん作られて、所謂シミが肌の表面に出来てしまうのです。この反応は、肌表面に紫外線を遮断する黒褐色の色素であるメラニンをつくることによって紫外線を皮膚内部まで届かなくするために起こる防御反応なのです。
話が少し脱線してしまいましたが、このように紫外線による肌のダメージはとても大きく、そのダメージの予防効果があるリコピンは、言うまでもなく積極的に摂取したい栄養素と言えるでしょう。

トマトケチャップも凄い

リコピンは1日15mg以上摂取するのが望ましいと言われていています。
生トマトの場合、大きいサイズのトマトを2個食べないとリコピンを15mg摂取出来ませんが、ケチャップなら約75gの量で15mgのリコピンが摂取出来ます。
その理由は、トマトをトマトケチャップに加工する過程で加熱することがポイントとなります。
トマトを加熱させることでリコピンを覆っている細胞膜と細胞壁の一部が熱で破壊され、身体に吸収されやすい状態になるのです。
当然、家庭でトマトを加熱調理すれば、リコピンの吸収率が上がりますが、家で調理しなくてもトマトケチャップをいろいろな食材に付けて食べるだけで簡単にリコピンが摂取できるのが嬉しいですよね。

トマトを使った簡単レシピ

今回は、さっぱりとした万能フレッシュトマトソースを作りたいと思います!

フレッシュトマトソース

【材料】

トマト…1個
☆にんにくチューブ…4㎝程度
☆オリーブオイル…大さじ2
☆マジックソルト…ひとつまみ(多め)
☆ブラックペッパー…ひとつまみ
☆砂糖…少々

【作り方】

(下準備)

トマトは前日に冷凍庫に入れ凍らせる。

【作り方】

作り方1

1.トマトの皮むきをする。ボールに水を入れて、凍ったトマトをその中に入れると一瞬で皮がむけます。
2.トマトを1cm角に切る。

作り方3

3.別のボールに☆の材料を全て入れてよく混ぜる。
4.3のボールに2のトマトを入れて更にしっかり混ぜ合わせれば完成です!

【レシピのポイントとコツ】

・トマトの皮むきはトマトを凍らせると一瞬で出来ます!今までトマトの皮むきを手間だと思っていた方は是非お試しください!
・今回は豚肉(塩麴付け)と合わせましたが、白身魚やカッペリーニソースとして使っても相性バッチリですよ!

『トマトレシピ』まとめ

いかがでしたでしょうか。
今回はトマトについてご紹介させて頂きました。
紫外線から肌を守るリコピンを多く含むトマトはとても魅力的でしたね。
トマトは生で食べても美味しいですし、様々な調理方法も楽しめる食材です。
この時期、お家で過ごされる方が多くいるかと思いますので、トマトを使った料理をたくさん試してお肌に元気を与えましょう!

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の提供元:シルバーライフ

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