イチゴの簡単レシピ|果物トップクラスのビタミンCを摂取

イチゴの簡単レシピ|果物トップクラスのビタミンCを摂取
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

イチゴとはどんな食材?

イチゴはバラ科オランダイチゴ属の分類で原産地はアメリカと言われています。海外ではイチゴは加工品が目的で栽培されており、日本産のイチゴよりも酸味が強いのが特徴です。
生食用のイチゴの生産は日本が世界で一番であり、イチゴの旬の時期は、1~5月です。現在はハウス栽培の技術が進歩しており、クリスマスシーズンの12月から出荷量が増加してきています。もっとも甘いのは4~5月と言われています。ただし、あたたかい時期のイチゴは傷みやすく、店頭に並ぶ数は徐々に減っていきます。
「あまおう」「紅ほっぺ」「とちおとめ」「さちのか」「さがほのか」が5大品種と呼ばれ、全生産量の8割近くを占めています。

イチゴの選び方と保存法

イチゴは、ヘタが反り返っており緑色が濃いもので、実のつぶつぶがたっていて、果実全体が赤く染まりみずみずしいものを選ぶとよいでしょう。また、イチゴ特有の甘い香りがしっかりとするものも甘くておいしいとされています。品種によっては、色が薄かったり白い状態でも完熟であるものがあります。
イチゴの保存方法は、乾燥させないためにラップや袋に入れて野菜室へ入れましょう。イチゴは日持ちしないので、購入した当日に食べることがおすすめです。食べきれない場合には、水洗いをした後、水気とへたを取ってから密閉容器に入れて冷凍するとよいでしょう。スムージーやソースなどに利用するとおいしく召し上がっていただけます。

イチゴに含まれる栄養素

・ビタミンC

イチゴのビタミンCはレモン、キウイに次いで果物の中でもトップレベルです。ビタミンCは美肌・美白効果やシミ、ソバカス予防などの肌への効果の他に、風邪や花粉症の予防にも効果的です。7粒程度で、1日に必要なビタミンCが補えると言われています。

・アントシアニン

イチゴの赤い色素成分で、ポリフェノールの一種です。疲れ目や視力改善効果の他にも活性酵素を減らし、がん予防にもなるとされています。

・エラグ酸

メラニンの生成を抑制し美白効果、アンチエイジングに効果があります。

・食物繊維

整腸作用があり、便通を改善します。特に、いちごには水分が多く含まれていますので、便秘にも効果的です。

・カルシウム

骨や歯を強くし、骨粗しょう症を予防することができます。

・カリウム

体の中の余分な塩分を排出したり、水分の調節をするので、むくみを予防することができます。また、高血圧の改善に期待ができます。

・葉酸

貧血予防や、身体の育成を手助けしてくれます。妊娠初期の女性が積極的に摂取したい栄養素です。

果物には、果糖と呼ばれる糖分が含まれています。糖質制限をしている人には、果糖が気になって果物をあまり摂取できないという人もいるかもしれませんが、イチゴの果糖は他の果物よりも非常に少ないことで有名です。食べすぎはもちろんよくありませんが、甘いものを摂取したいけれど、糖質が気になるという方におすすめの果物です。

イチゴのおすすめ調理法

【イチゴのムース】

イチゴには、アントシアニンと呼ばれるポリフェノールの一種が含まれており、視力改善やがん予防に効果的と言われています。このアントシアニンは、乳製品と一緒に摂取すると、効果が3倍になります。また、イチゴに多く含まれるビタミンCは熱によって壊されてしまいます。そこで、今回は加熱することなく乳製品と一緒にイチゴをおいしく食べることができるイチゴのムースのレシピをご紹介します。

【材料】

イチゴ     1パック
生クリーム   200ml(脂質が気になる人は低脂肪のものを使用してください)
砂糖      60~70g(砂糖の量はイチゴの甘さで調整可)
レモン汁    大さじ1
粉ゼラチン   10g
水       大さじ5

【作り方】

1. 耐熱容器に水とゼラチンを入れて、600wのレンジで20秒加熱し溶かします。

作り方1

2. イチゴはへたを取って、さっと水で洗い水切りをします。

作り方2

3. 容器に室温に戻しておいたイチゴ、砂糖、レモン汁を入れて撹拌します。今回は、ブレンダーを使用しましたが、ミキサーやフードプロセッサーなどでも大丈夫です。

作り方3

4. イチゴがピューレ状になったら、生クリームと溶かしゼラチンを入れて再度撹拌します。

作り方4

5. 全体が混ざったら、容器にうつして1時間以上冷やします。

作り方5

6. ムースが固まったら完成です。

作り方6

『イチゴレシピ』まとめ

イチゴは冬から春にかけて旬をむかえ、スーパーに行けばすぐに購入することができる日本人になじみ深く人気の果物です。ビタミンCの含有量が果物の中でもトップクラスで、他にビタミンCを多く含む果物と比べて皮をむいたり調理したりする必要がなく、生のままですぐに食べられるという手軽さが利点です。紫外線が強くなっていく季節に向けて、ビタミンCを多く含むイチゴを摂取することで、美肌効果を期待することができます。
今回は、アントシアニンを効率よく摂取できるよう乳製品を使ったレシピをご紹介しました。イチゴの酸味が気になる方や大量にイチゴがあって消費に困るという方にも、とても手軽においしく召し上がっていただけますのでぜひお試しください。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の提供元:シルバーライフ

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