今回は、クレソンについてご紹介します！
クレソンと言えば、よくお肉料理の付け合わせにちょこっと乗っていて、除けて食べない方も多いのではないでしょうか。
結論から言うと、それはとてももったいないです！！！
クレソンの凄さ、魅力について今回は書きたいと思います。
この記事を読めば、すぐにクレソンを食べたくなりますよ。
目次
クレソンとは？
クレソンは、アブラナ科オランダガラシ属の多年生草本で、原産地は中部ヨーロッパです。日本へは明治時代初期に、外国人宣教師によって伝えられたと言われています。
クレソンの凄さは、アメリカの疾病予防管理センターの機関紙で【栄養素の高い野菜&果物】のランキングで1位を獲得したことで知名度がグンと上がりました。
実際に栄養素を調べると、バランス良く幅広い栄養が含まれており大変優秀な食材であることが分かります。
クレソンの選ぶポイント
美味しくて新鮮なクレソンを選ぶなら下記の３点に注目して選んでみてください。
・葉の色…なるべく濃い緑色
・葉の形…大きく丸みのある葉
・茎…細すぎず、太すぎずまっすぐ伸びているもの
【補足ポイント】
スーパーでは、クレソンを袋に入れて販売していることが多いので、確認することは難しいかと思いますが、新鮮なクレソンはとても香りが強いです。香りも確認できるようであれば、しっかり香りがするものを選びましょう。
自家栽培がとってもオススメ！
スーパーで通年購入できますが、1袋に入っている量も少なめで他の野菜と比べると値段も割高ですよね。クレソンはとっても優秀な野菜なので頻繁に食べられるようにお家で育てることをお勧めします。
クレソンはとても高い繁殖力を持っているので、植物を育てたことが無い人でも必要最低限の環境を整えてあげれば簡単に栽培出来ます。スーパーで買ったクレソンの根を水に浸して、毎日必ずお水を取り替えてあげれば、そこから根が出て栽培可能です！
食べたいときに家で摘んで新鮮なクレソンを食べられるのが魅力的ですね。
生で食べるのが１番！
クレソンは水溶性のビタミン類を豊富に含んでいます。その為、茹でてしまうと栄養素がお湯に流れてしまうので1番のお勧めは生でサラダ等に入れて食べることです。生だとクレソンの香りや辛味が苦手という方は、スープなど溶け出した栄養をそのまま飲めるような調理方法だと良いかと思います。
クレソンの栄養素とその効果について
クレソンの持つ様々な栄養素は他の野菜と比べると含まれる量がどれも多く、特にβカロテンに関してはダントツの数値を持っています。多くの栄養素の中でも私が紹介したい３つの栄養素をピックアップさせて頂きます。
・シニグリン
クレソンの持つ独特な辛味の正体は、シニグリンと呼ばれる成分です。
シニグリンは、抗菌作用などの効果が期待されます。
お肉料理の付け合わせに選ばれるのは、シニグリンの持つ抗菌作用で脂っぽさをさっぱりさせてくれるからなんですね。
また、食べたときに口の中で抗菌作用が働き、口臭予防もしてくれます。
・イソチオシアネート
イソチオシアネートには体内の解毒酵素の働きを高め、抗酸化力を高める働きがあります。
その為、がん予防に効果があるといわれている成分で、イソチオシアネートは日本だけではなく世界的に注目を集めている成分です。
クレソンを食べながらがん予防が出来ると分かれば、積極的に食べようと思いますね！
・βカロテン
クレソンの栄養価の中で最も高い数値を出しているのがβカロテンです。
100gあたり約2700μgと緑黄色野菜トップクラスの含有量です。
βカロテンには老化防止の効果があり、アンチエイジングにとても期待出来ます。
また、体内でビタミンＡに変換されるので、皮膚や髪の健康を維持する効果・視力低下予防など様々な魅力を持ったとても優れた成分です。
クレソンを使った簡単レシピ
誰でも食べやすいクレソンのお味噌汁を作りたいと思います。
お味噌汁の具材がマンネリ化している方も是非お試しください！
【材料 ２人分】
卵…２個※作る人数によって増減してください
クレソン…1束
水…400ml
顆粒出汁…１袋（８ｇ）
味噌…大さじ２
【作り方】
1．クレソンは４㎝程度に切る。
2．鍋に水と顆粒出汁を入れて沸騰させて、卵を１つずつ割り入れ弱火にしてから白身が固まるまで煮る。
3．卵の白身が固まったら味噌を溶き入れ煮立つ直前で火を止め、クレソンを入れて軽く混ぜれば完成です！
【レシピのポイントとコツ】
・クレソンの茎が太い場合は、太い茎の部分だけ先にお鍋に入れると食べやすくなります。
・どんな具材とも相性良いと思うのでいろいろな具材×クレソンで試してみてください！
まとめ
クレソンは、【栄養素の高い野菜&果物】のランキングで1位を獲得しただけあって、素晴らし食材でしたね。
普段あまりクレソンを購入しない方も是非チャレンジしてみてください。
クレソンをたくさん食べて体調管理をしっかり行いましょう！
