オイスターソースはどんな調味料?

オイスターソースはどんな調味料?
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チンジャオロースや肉野菜炒めなど、中華料理に欠かせない調味料「オイスターソース」。

使い切れずに冷蔵庫で眠っていませんか?オイスターソースは炒め物以外にもいろいろな料理に使用できる使い勝手のいい調味料です。

オイスターソースの原材料や使い方、簡単レシピを1品ご紹介していきます。オイスターソースを活用して料理のバリエーションを増やしましょう!

オイスターソースとは

オイスターソースとは

オイスターソースは、その名の通りオイスター=牡蠣が原材料。

牡蠣をゆでた煮汁を濃縮して砂糖や塩、カラメルなどを加えて作る中国広東省が発祥の調味料です。日本では「牡蠣油」とも呼ばれています。

色は茶色に近い黒色で、とろみのある液体です。牡蠣独特の風味やコク、甘みがあります。

メーカーによっても味が違うので、お好みの味のオイスターソースを探してみるのも楽しいですね。

肉や魚介類、野菜、豆腐など、さまざまな食材と相性がよく、いろいろな料理に活用できます。

ウスターソースの違い

オイスターソースとウスターソース。どちらも黒っぽいソースで似ていますが、原材料や風味が異なります。

オイスターソースは先程お伝えしたように牡蠣が原材料のソース。

一方、ウスターソースは、玉ねぎやにんじんなどの野菜、りんごなどの果物、香辛料、酢などを熟成させて作られるイギリス発祥のソースです。

オイスターソースはとろみがありますが、ウスターソースはサラサラとしています。

オイスターソースは主に中華料理に使用されますが、ウスターソースは主に洋食に使用されることが多く、串カツやフライにかけたり、煮込み料理のコク出しとして使用されます。

オイスターソースの保存方法

未開封の場合は、直射日光を避けた冷暗所で保存しましょう。開封後は冷蔵庫で保存し、賞味期限に関係なく2〜3ヶ月を目安に使い切るのがおすすめです。

オイスターソースのカロリー

【オイスターソース (可食部100gあたり)】
エネルギー…105㎉
たんぱく質…7.7g
脂質…0.3g
炭水化物…18.3g
ナトリウム…4500㎎
カリウム…260㎎
カルシウム…25㎎
マグネシウム…63㎎
リン…120㎎
鉄…1.2㎎
亜鉛…1.6㎎
ビタミンB1…0.01㎎
ビタミンB2…0.07㎎
ナイアシン…0.8㎎
ビタミンB6…0.04㎎
ビタミンB12…2.0㎍
パントテン酸…0.14㎎

参考:文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」

オイスターソース大さじ1杯(18g)のエネルギーは、19kcalです。

他のソースと比べてみると、ウスターソース大さじ1杯(18g)で22 kcal、中濃ソース大さじ1杯(21g)で28kcalです。他のソースに比べるとカロリーは若干低めです。

また、塩分がどのくらい含まれているのかしょうゆと比べてみましょう。

濃口しょうゆ大さじ1杯あたりの食塩相当量は2.6g、オイスターソース大さじ1杯あたりの食塩相当量は2.1gです。しょうゆより少しだけ塩分が低いことがわかります。

少量でしっかりと味がつくのであまり多く使用することはないかと思いますが、使用量が多くなると塩分をとりすぎてしまう可能性があるので気をつけましょう。

どんな料理に使える?

どんな料理に使える?

・炒め物

チンジャオロースや肉野菜炒めなど定番の炒めものはもちろん、牛肉、豚肉、鶏肉、魚介類、豆腐とも相性がいいので、さまざまな炒め物の味付けに活用できます。

・煮物

煮物にオイスターソースを使用するとコクのある仕上がりになります。肉、魚、野菜などいろいろな食材と相性がいいので幅広い煮物に活用できます。

肉じゃがなど定番の煮物をしょうゆではなくオイスターソースで作るとまた一味違う味わいに仕上がります。

・和えもの

オイスターソースとしょうゆ、砂糖、ごま油などで食材を和えると簡単に中華風の和えものが完成します。青梗菜や小松菜などの青菜類、もやし、きのこなどとよくあいます。

・スープ

オイスターソースはスープの味付けにも大活躍です。野菜スープ、麺類のスープにも活用できます。

・主食

炊き込みご飯や中華おこわの味付けに活用できます。また、チャーハンや焼きそば、焼きうどん、パスタの味付けにもよく合います。

・つけだれ

オイスターソースは加熱せずに食べることができるので、つけだれとしても活用できます。

ゆでた青梗菜や小松菜などの青菜をつけて食べると美味しいです。

・隠し味に

カレーやビーフシチューなどの隠し味に少量加えるとコクが増します。

オイスターソースのおすすめレシピ

鶏と野菜のオイスターソース煮

鶏もも肉とにんじん、大根をオイスターソースで煮込んだうまみたっぷりな一品です。野菜はれんこんやごぼうなどを使用しても美味しいです。

レシピ|鶏と野菜のオイスターソース煮

【材料(2人分)】
鶏もも肉…1枚
大根…120g
にんじん…80g
青ねぎ…1/2本
しょうが…1/2片

A水…300ml
A鶏ガラスープの素…小さじ1
Aオイスターソース…大さじ2
A酒…大さじ1
A砂糖…小さじ1

ごま油…小さじ1

【作り方】
①鶏肉は一口大に切る。大根とにんじんは乱切りにする。青ねぎは小口切りにして、しょうがはみじん切りにする。

作り方①

②鍋にごま油としょうがを入れて弱火で炒める。香りが出てきたら、鶏肉を加えて中火で炒める。肉の色が変わってきたら、大根とにんじんも加えて炒める。

作り方②

③大根が透き通ってきたら、【A】を加える。沸騰したらアクを取り除いて蓋をして、弱火で約20分煮る。

作り方③

④煮えたら皿に盛り、青ねぎを散らす。

作り方④

オイスターソースレシピのまとめ

炒め物だけでなく、煮物やつけだれ、和えものなど、さまざまな料理に活用できるオイスターソース。

うまみたっぷりなので、少量使用するだけでもグッと料理が美味しくなりますよ。

オイスターソースを使いこなせれば、料理のバリエーションが広がりそうですね。

中華料理だけでなく、和食や洋食の隠し味に使用することも可能です。

ぜひ、いろいろな料理にオイスターソースを活用してみてくださいね。

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この記事の作成者:松井さゆり(フードコーディネーター)
この記事の提供元:シルバーライフ

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