白カビチーズの特徴とおいしい食べ方

白カビチーズの特徴とおいしい食べ方

濃厚でクリーミーな風味がおつまみにも料理にも人気の白カビチーズ。日本ではカマンベールチーズが有名ですが、その他にもさまざまな種類の白カビチーズがあります。白カビチーズの種類や美味しい食べ方についてご紹介していきます。

◆白カビチーズとは

白カビチーズとは

チーズは大きくわけて、「ナチュラルチーズ」と「プロセスチーズ」に分けられます。
ナチュラルチーズは牛や羊などの乳を乳酸菌や酵素の働きで発酵させたものです。カマンベールチーズやブルーチーズ、モッツァレラチーズなどがナチュラルチーズです。
一方、プロセスチーズは数種類のナチュラルチーズを加熱して溶かし、再度固めたものです。
白カビチーズは表面に白カビをつけて熟成・発酵させるナチュラルチーズで、熟成が進むにつれて中がとろっとやわらかくなり、熟成とともに味や風味の違いを楽しむことができます。

◆白カビチーズの種類

白カビチーズというと日本ではカマンベールチーズが有名ですが、その他にもさまざまな種類があります。

・カマンベール

フランス北部ノルマンディ地方のカマンベール村が発祥です。中はクリーム色でとろっとした食感が特徴。クリーミーでそれほどクセも強くないので、ナチュラルチーズの中でも食べやすく日本人にも人気です。

・ブリー

ブリーはカマンベールよりも古い歴史があるフランスを代表するチーズのひとつ。カマンベールは直径12㎝程度ですが、ブリーは直径35㎝ほどの大きなチーズです。熟成が進むにつれて中がとろっとなり、濃厚でクリーミーな味わいになります。同じ地方で生まれた「ブリ・ド・モー」「ブリ・ド・ムラン」「クロミエ」はブリー三兄弟と称されています。

・バラカ

バラカとは「馬蹄型」という意味で、馬の蹄のような形が特徴です。脂肪分が70%と高めで、濃厚でクリーミーな味わいです。ヨーロッパでは馬の蹄は幸運を呼ぶシンボルとされており、プレゼントにも使用されています。

・シャウルス

ブルゴーニュの修道士によって12世紀頃に作られたチーズです。名前はシャンパンで有名なシャンパーニュ地方の町に由来しています。「シャ」は猫、「ウルス」は熊の意味で、パッケージにも猫や熊が描かれています。

・ヌーシャテル

フランスのノルマンディ地方で作られているチーズです。コクがあり、やや塩味が強いことが特徴です。円柱形、四角形、ハート形などさまざまな形があり、ハート型はバレンタインのプレゼントとしても人気です。

◆白カビチーズの栄養

【カマンベールチーズ(可食部100gあたり)】
エネルギー…310㎉
水分…51.8g
たんぱく質…19.1g
脂質…24.7g
炭水化物…0.9g
ナトリウム…800㎎
カルシウム…460㎎
リン…330㎎
亜鉛…2.8㎎
ビタミンA…240㎍
ビタミンB2…0.48㎎
ビタミンB12…1.3㎍
葉酸…47㎍
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

・たんぱく質

たんぱく質は筋肉や内臓、ホルモンを作るもとになる体に必要不可欠な栄養素。チーズの
20~30%を占めるたんぱく質は熟成発酵により、アミノ酸まで分解されているため、消化
吸収に優れています。

・カルシウム

骨や歯を作るのに欠かせないミネラルで、筋肉を動かしたり、精神の興奮をおさえて安定させるなどの効果があります。チーズに含まれているカルシウムは吸収率が高いことが特徴。カルシウムの補給源としても優れています。

・ビタミンA

ビタミンAは目の機能、皮膚や粘膜の健康を保つために必要なビタミンで、粘膜のダメージを回復する効果や免疫力を高める効果があります。強い抗酸化作用を持ち、アンチエイジングにも効果があると言われています。脂溶性のビタミンなので油と一緒にとることで吸収率がアップします。

・ビタミンB2

ビタミンB2は脂質をエネルギーに変えるのに欠かせないビタミンです。脂質が新しい細胞
を作る手助けをすることで、皮膚や粘膜などを健康に保つことができます。

◆白カビチーズの美味しい食べ方

白カビチーズの美味しい食べ方

・白カビチーズの食べごろ

白カビチーズは熟成が進むにつれて風味も変わります。若めの白カビチーズは、表面は真っ白で中身は固めで芯があります。クセもなくフレッシュな風味を味わうことができます。中程度に発酵が進むと、クリーミーでコクがある風味になります。表面近くの中身はクリーム状でなめらかになり、中心部には芯がある状態です。完熟になると、表面が所々赤褐色に変化してきます。中身はとろんとやわらかく、濃厚な味わいになります。若いものに比べると味や風味にクセが出てくるので、食べにくいと感じる方もいます。熟成度によって異なる風味が味わえるので、お好みのタイミングでいただきましょう。
日本の乳製品メーカーから発売されている加熱殺菌済みの「ロングライフチーズ」は熟成が進みません。熟成具合もほどよくクセもあまりないので、食べやすいチーズです。

・常温に出してから食べる

食べる30分ほど前に、冷蔵庫から取り出して常温に戻しておくと中身がやわらかくなり、より美味しくいただくことができます。

・切り分け方

白カビチーズは外側と中心部分で熟成度が異なります。外側から熟成が進んでいくので、熟成度の異なる部分を均等に切り分けることがポイント。円形のチーズは中心から放射状に切り分けましょう。

・加熱して食べる

白カビチーズは加熱しても美味しく食べることができます。薄く切ったフランスパンにスライスしたチーズを乗せてオーブントースターで焼くだけでも簡単なおつまみになります。お好みで、ブラックペッパーやはちみつをかけて食べても美味しいです。

◆レシピ|丸ごとカマンベールのチーズフォンデュ

カマンベールチーズを丸ごと1個使って作るお手軽チーズフォンデュです。チーズを電子レンジで加熱するだけでできるので簡単に作ることができます。おつまみにもぴったり!

丸ごとカマンベールのチーズフォンデュ

【材料(2人分)】
カマンベールチーズ…1個
ウインナーソーセージ…2本
ブロッコリー…1/4個
アスパラガス…2本
ミニトマト…4個
フランスパン…5㎝
ブラックペッパー…少々

【作り方】
① ウインナーソーセージは熱湯で約3分ゆでる。ブロッコリーは小房に分けて、熱湯で2〜3分ゆでてザルにあげる。アスパラガスは根元1/3の皮をピーラーでむき、熱湯で約2分ゆでてザルにあげる。粗熱が取れたら長さを4等分に切る。フランスパンは一口大に切って、オーブントースターで2〜3分焼く。

作り方①

② カマンベールチーズは縁から少し内側に1周切れ込みを入れる。切れ込みの内側の厚い皮を包丁で削ぐようにして取り除く。耐熱皿にのせてふんわりとラップをかけ、電子レンジ(600W)で40〜50秒加熱する。チーズをスプーンで混ぜて再びラップをかけて電子レンジで10〜20秒加熱する。

作り方②

③ チーズにブラックペッパーをふり、①と一緒に皿に盛り付ける。具材をチーズに絡めていただく。

作り方③

【ポイント】
・加熱時間は電子レンジによっても変わるので調整してください。
・チーズが冷めてかたくなった時は再度電子レンジで温めてください。
・具材はじゃがいもやかぼちゃ、うずらの卵などもおすすめです。

◆まとめ

チーズは日本人に不足しがちなカルシウムの補給源としても優れた食材です。大きいスーパーならチーズの種類が豊富に揃っているお店も多いので、お好みのチーズを探してみるのも楽しいですね。そのままおやつに食べたり、料理に活用して美味しくいただきましょう。

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