グレープフルーツジュース|香りとほろ苦さが大人の柑橘

グレープフルーツジュース|香りとほろ苦さが大人の柑橘

グレープフルーツとは

グレープフルーツは常緑樹で、ブンタンとオレンジが自然交配してできたといわれています。1本の枝にぶどうの房のように多くの実をつけることから、「グレープ」の名前がついています。

グレープフルーツの歴史

1750年代に、西インド諸島のバルバドスで発見されたものが最初とされています。

1800年代に「グレープフルーツ」という名前で呼ばれるようになり、1830年ころまでにアメリカのフロリダに伝わったといわれています。日本には大正時代初めに伝わりましたが、気候が適さないため栽培は定着しませんでした。

昭和初期に日本に初入荷され、1971年に輸入が自由化されたことで、家庭でも気軽に食べられるフルーツとなりました。

グレープフルーツの種類

グレープフルーツは大きく白肉種と紅肉種に分けられます。

・マーシュ(ホワイト)

最も一般的なグレープフルーツです。果皮は黄色く、果肉はやや白みがかった薄い黄色です。甘酸っぱさと、ほのかな苦味がさわやかな味です。

・ルビー

別名ピンクグレープフルーツとも呼ばれます。赤みがかったピンクの果肉の色からルビーの名前がつきました。果皮はオレンジがかった黄色で、部分的に赤みがさしているものもあります。比較的酸味が少なく、甘味があります。

・スタールビー

果肉が濃い赤色で、果皮は黄色~オレンジがかった黄色です。酸味と苦みは少なく、ルビーよりも赤みや甘味が強いのが特徴です。

・スウィーティー

ブンタンとグレープフルーツをかけ合わせたものです。アメリカ産のスウィーティーはオロブランコと呼ばれます。果皮は緑で果肉は薄い黄色、酸味が少なくまろやかな甘味が特徴です。

グレープフルーツの苦み成分「ナリンギン」

グレープフルーツの苦み成分であるナリンギンはポリフェノールの一種で、水溶性のフラボノイドです。食欲を抑える効果や脂肪の分解を促進する作用があるといわれています。

他にも血流を改善して血栓を予防したり、アレルギー症状を緩和する効果も期待されています。高血圧の治療薬の種類によっては、ナリンギンの作用によって薬の効き目に影響を及ぼすことがあります。

処方時にグレープフルーツ(グレープフルーツジュース)を避けるように指導があった場合は注意しましょう。グレープフルーツ(グレープフルーツジュース)の薬への影響は、個人差もありますが十数時間以上持続することがわかっています。

高血圧の治療薬のすべてがグレープフルーツと相互作用があるわけではないので、高血圧治療中の方は、かかりつけ医の指示に従いましょう。

グレープフルーツの香り成分「ヌートカトン」

グレープフルーツの苦みにつながる香り成分であるヌートカトンには、交感神経を活性化し、脂肪の燃焼を促進する物質の合成を促進する効果があるといわれています。

また、レモンやオレンジなどにも含まれている「リモネン」という甘酸っぱい香りの成分も含まれており、血行を促進したり免疫力を高めるなどの効果が期待できます。

グレープフルーツの栄養

パントテン酸

水溶性のビタミンで、糖質、脂質、タンパク質のエネルギー代謝に欠かせない補酵素としての働きがあります。またホルモンや免疫抗体の合成にもかかわっており、皮膚や粘膜の健康を維持するための必要です。

ビタミンC

ビタミンCはコラーゲンの合成に不可欠なビタミンです。体内に貯蔵しておくことができず、体内で作り出すこともできないので、毎日の食事から摂る必要があります。

コラーゲンには、皮膚だけではなく骨や軟骨、血管など、全身で細胞と細胞をつなげる働きがあります。他にもビタミンCは鉄の吸収を促進したり、免疫力を強化する働きもあります。

ビタミンCはストレスを受けると急速に消費されるため、不安や疲労、睡眠不足、生活環境の変化や気候の変化などによっても、ビタミンCの消費量は増大すると考えられます。グレープフルーツはビタミンCを豊富に含むので、1個で1日に必要なビタミンCが摂取できます。

薬膳の効果

気のめぐりをよくして、胃痛など胃の不快症状を緩和する効果があります。また解毒の機能を高めるので、二日酔いに効果があるといわれています。

グレープフルーツのレシピ

グレープフルーツは色が鮮やかで皮にハリとツヤがあり、形はふっくらと球形に近いものを選びましょう。持ったときに重みがあるものが良品です。購入後はポリ袋などに入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

1個ずつラップで包むと、さらに良い状態を長く保てるようです。皮をむいてひと房ずつ果肉を切り取り、小分けにして並べてラップに包み、冷凍用の保存袋に入れて冷凍することもできます。

【グレープフルーツとタコのカルパッチョ】

グレープフルーツとタコのカルパッチョ

【材料】(2~3人分)

・グレープフルーツ   1個
・タコ(ゆで)     100g
・新玉ねぎ       1/2個
<ソース>
・エキストラバージンオリーブオイル    大さじ2
・にんにくチューブ            1㎝くらい
・塩                   小さじ1/2
・グレープフルーツ果汁          小さじ2
・こしょう                適量

【作り方】

1.新玉ねぎは皮をむいて洗ってから、スライスして水にさらしておきます

2.グレープフルーツは洗って水分を拭きとってから、上下を切り落とします。

3.包丁で皮をむきます。

作り方③

4.薄皮に沿って包丁を入れ、ひと房ずつ果肉を切り取ります。

作り方④

5.タコは食べやすい大きさで、薄くスライスします。

作り方⑤

6.新玉ねぎをざるにあげて水気をよく切り、お皿に敷きます。

7.グレープフルーツとタコを新玉ねぎの上に並べます。

8.ソースの材料をよく混ぜておき、食べる直前にかけましょう。

※ソースに酸味が欲しい場合は、グレープフルーツ果汁の一部を、レモン汁やお酢に変えましょう。
※ゆでダコにも塩味がついていることがあるので、ソースに入れる塩はお好みで調節してください。

グレープフルーツレシピのまとめ

グレープフルーツはビタミンCを豊富に含み、1個で1日分のビタミンCを摂ることができます。特有の苦みや香りの成分にも、健康効果が期待されています。一部の高血圧の治療薬等と飲み合わせが悪いことがあるので、医師や薬剤師の指示に従いましょう。

高血圧の治療は、服薬治療と併せて減塩の食事療法も欠かせません。【まごころケア食】では塩分を調整したメニューもあります。毎日塩分量を気にしながら食事の用意をするのは、慣れるまでは大変なときもあります。【まごころケア食】のお弁当は、管理栄養士が考えたメニューなので、食事療法中でも安心して食べることができます。ぜひ常備してご利用ください。https://magokoro-care-shoku.com/

この記事の作成者:S.M(管理栄養士)
この記事の提供元:シルバーライフ

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