しめじの保存方法とおすすめレシピ

しめじの保存方法とおすすめレシピ
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

プリっとした歯ごたえと、にじみ出るうま味が魅力のきのこ、しめじ。味噌汁や和え物などの和食はもちろん、さまざまな食材との相性がよく、和洋中問わず幅広い料理で使われています。日常的に親しまれているのであまり意識したことがないという方も多いかもしれませんが、実はしめじには豊富な栄養が含まれており、二日酔い予防やお肌の健康を維持するのに効果的です。今回は、そんなしめじの栄養価と、うま味をたっぷり味わえるおすすめのレシピをご紹介します。

しめじとはどんな食材?

しめじと一口に言っても、実はシメジ科に属するさまざまな種類のきのこを指しています。たとえば、スーパーなどで最も気軽に手に入るしめじは「ブナシメジ」。シメジ科シロタモギタケ属に属するきのこです。昔は「ホンシメジ」という名前でも流通していましたが、正確な「ホンシメジ」とは異なる種類。そのため行政の指導が行われ、現在では「ブナシメジ」として親しまれるようになっています。最近ではブナシメジを品種改良した白ブナシメジも流通するようになりました。
「ホンシメジ」は、シメジ科シメジ属のきのこです。「香りまつたけ、味しめじ」という言葉にあるしめじは、実はホンシメジのこと。うま味が強くおいしい一方で、天然ものの収穫量が少なく栽培が難しい種類のため、大変高級なきのこになっています。しかし最近では人工栽培に成功する企業も出てきており、より身近になりつつあります。
また、「ハタケシメジ」もシメジ科シメジ属のきのこです。ホンシメジにも似たうま味としっかりとした触感があり、ブナシメジよりカサや軸が大きいのが特徴。天然で日本全国に分布しており、畑などに生えやすいことから「ハタケシメジ」と名付けられたとされています。流通する際は「丹波しめじ」などの商品名が付けられていることが多い種類です。

しめじの保存方法・選び方

しめじを選ぶ際には、カサの部分が開きすぎていないもの、全体にしっかりとした弾力があるものを選びましょう。柔らかくなっているものは鮮度が落ちている可能性があります。また、傷がついているものはそこから傷みやすくなっているので、注意が必要です。
保存の際には水気をしっかり拭き取り、キッチンペーパーや保存袋に入れて乾燥を防いで冷蔵庫に入れてください。目安は3~4日程度ですが、使いきれない場合は冷凍保存するのも一つの手です。冷凍保存の際には石づきから切り落とし、食べやすい大きさに裂いた後、重ならないよう保存袋に入れて冷凍庫で保存してください。

しめじに含まれる栄養

オルニチン

しじみにも含まれていることで知られるオルニチンは、アミノ酸の一種。「ブナシメジ」の場合、なんとしじみの10倍前後のオルニチンが含まれています。肝臓でのアンモニアなどの代謝・解毒を助けるはたらきがあり、お酒をたくさん飲んだ後は積極的に摂取したい栄養素の1つです。また細胞や体内の器官の代謝を上げる作用もあり、体を活発にし、疲れを溜め込みにくくしてくれます。お肌のターンオーバーがうまくいっていないな、という方には、美肌効果も期待できます。

ビタミンB2

ビタミンB2は、脂質の代謝を助ける水溶性のビタミン。皮膚や粘膜の健康を維持するはたらきがあり、不足すると肌荒れや口内炎などを引き起こします。オルニチンとともにお肌のターンオーバーを正常にしてくれるため、美肌にも効果的です。

ビタミンD

ビタミンDは、骨の健康を維持するはたらきがあるビタミン。カルシウムやリンの吸収を助け、骨を丈夫にしてくれます。牛乳などと一緒に摂取することで、より多くのカルシウムを取り込むことができます。

食物繊維

しめじには不溶性の食物繊維が豊富にふくまれています。コレステロール値や血糖値を抑制するため、生活習慣病を予防するのに効果的。また整腸作用があり、腸内環境を改善してくれるので、便秘・下痢解消にも役立ちます。

しめじのおすすめレシピ

【しめじの炊き込みご飯】

風味豊かでうま味たっぷりのしめじを活かすなら、少し豪華な炊き込みご飯もおすすめです。今回は具沢山でお箸が進む「しめじの炊き込みご飯」をご紹介します。

【材料】
・お米 2合
・しめじ 1パック
・こんにゃく 1/2個
・あぶらあげ 1枚
・にんじん 1/2本
・しょうが 1かけ
・めんつゆ 大さじ2
・みりん 大さじ1

1しめじは洗わずに石づきを切り落とし、食べやすい大きさに割いておきます。

作り方1

2こんにゃくは茹でてから一口大の細切りにし、あぶらあげとにんじん、しょうがも一口大の細切りにしておきます。

作り方2

3洗ったお米と食材、調味料をすべて炊飯器に入れ、規定量の水を入れ、軽く混ぜて30分給水させたのち、炊飯スタート。

作り方3

4炊き終わればお椀に盛り付け、完成です。お好みでごま塩などをふってもおいしくいただけます。

作り方4

しめじレシピのまとめ

二日酔い予防やお肌の健康にとって大切な役割を果たしてくれる、しめじ。疲労回復や生活習慣病対策、腸内環境改善などにも効果があり、健康の維持には欠かせません。お酒をよく飲むという方はもちろん、お肌の調子が気になる方、最近疲れやすくなったと感じている方にもおすすめの食材です。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の提供元:シルバーライフ

記事一覧へ戻る