ピーナッツ|良質な脂質が豊富で生活習慣病予防に効果的!

ピーナッツ|良質な脂質が豊富で生活習慣病予防に効果的!

香ばしい風味でおつまみや料理、お菓子作りにも大活躍なピーナッツ。美味しいだけでなく老化防止に効果的なビタミンやミネラル、生活習慣病予防にも効果的な良質な脂質が豊富に含まれている栄養価にも優れた食材です。ピーナッツの注目の栄養素と簡単レシピをご紹介します。

◆ピーナッツとはどんな食材?

ピーナッツとは

ピーナッツはマメ科ラッカセイ属の1年草の植物です。原産地は南米アンデス地方で、日本へは江戸時代に中国から入ってきたと言われています。現在流通しているもののほとんどが輸入物ですが、国産物の約8割は千葉県で生産されており、9月〜10月ごろに旬をむかえます。ナッツと名前がついていますが、アーモンドなどの木の実の仲間ではなく、豆の仲間。アーモンドやくるみなどと同じ売り場に並んでいるのをよく見かけますが、これは味や香ばしい風味、栄養成分がナッツに近いため、ナッツの仲間として扱われることが多いからです。店頭には「落花生」と表示があるものと「ピーナッツ」と表示があるものが販売されていますが、これは日本語と英語の違いだけではありません。日本では、状態によって名称が使い分けられています。殻付きの状態で販売されているものを「落花生」、殻から出して実だけにしたものは「ピーナッツ」と区別されています。他にも中国から伝わったので、「南京豆」や「唐人豆」と呼ばれることもあります。沖縄では、「ジーマーミ」と呼ばれており、ジーマーミ豆腐という郷土料理の材料にもなっています。

◆ピーナッツの保存方法

乾物は密閉容器に入れて冷蔵庫で保存しましょう。生はポリ袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存します。痛みやすいので、1週間以内に調理するのがおすすめです。

◆ピーナッツの栄養

【落花生(可食部100gあたり)】
エネルギー…562㎉
たんぱく質…25.4g
脂質…47.5g
炭水化物…18.8g
カリウム…740㎎
マグネシウム…170㎎
リン…380㎎
亜鉛…2.3㎎
マンガン…1.56㎎
ビタミンB1…0.85㎎
ナイアシン…17.0㎎
ビタミンB6…0.46㎎
葉酸…76㎍
食物繊維総量…7.4g
参考:文部科学省「日本食品標準成分表2015年版(七訂)」

・脂質

ピーナッツの成分は約半分が脂質でカロリーが高めですが、不飽和脂肪酸のオレイン酸やリノール酸が豊富に含まれています。これらは、中性脂肪やコレステロール値を低下させて動脈硬化を予防する効果が期待できることから、生活習慣病予防にも効果が期待できます。

・ビタミンB群

ピーナッツには、ビタミンB1やナイアシンが豊富に含まれています。ビタミンB1は、糖質のエネルギー代謝にかかわっており、疲労回復を助ける働きや脳と神経を正常に保つ働きがあります。ナイアシンは糖質、脂質、たんぱく質の代謝に関わりエネルギーを作るのに欠かせない補酵素として働きます。また、皮膚や粘膜の健康を保つ働きもあります。さらに、アルコールの分解にも欠かせないビタミンです。

・ビタミンE

強い抗酸化作用を持ち、体をストレスから守り、老化を抑える効果があります。不飽和脂肪酸の酸化を防ぎシミやしわの増加を防ぐ、毛細血管を広げて血行を改善する、悪玉コレステロールの酸化を防止して動脈硬化を予防するなどの効果が期待できます。

・コエンザイムQ10

コエンザイムQ10は細胞の中に存在し、エネルギーを作り出すために欠かせない補酵素として働いています。また、強い抗酸化作用があり、細胞を若々しく保つ効果があります。不足するとエネルギーを上手く作ることができなくなってしまいます。加齢とともに体内での生産能力が衰えてくるので、食品からも摂取することがおすすめです。

・ミネラル

ピーナッツには体の機能を正常に保つために欠かせないミネラルもバランスよく含まれています。ナトリウムを排出して正常な血圧を保ち、高血圧予防にも効果的なカリウムや歯や骨を作るために必要なマグネシウムやリン。さらに、味覚を正常に保ち美しい肌や髪を保つためにも欠かせない亜鉛、貧血予防に効果的な鉄などが含まれています。

◆ピーナッツの栄養を上手にとるコツ

ピーナッツの栄養を上手にとるコツ

・食べ過ぎに注意

ピーナッツは約30粒でご飯1膳分ほどのカロリーがあるので食べ過ぎには注意が必要です。1日の摂取量は20〜30粒程度が目安です。食物繊維が豊富で消化に時間がかかるので、食べすぎると消化不良の原因になり腹痛や下痢を引き起こす可能性もあります。生活習慣病の予防に役立つ良質な脂質が豊富に含まれているので、分量に注意していただきましょう。

・薄皮も食べる

薄皮にはポリフェノールの一種であるレスベラトロールが含まれています。強い抗酸化作用があり、悪玉コレステロールを低下させる効果や動脈硬化の予防に効果が期待できます。また、美肌効果やアンチエイジング効果も期待できます。薄皮は捨ててしまいがちな部分ですが、薄皮ごと食べるのがおすすめです。

・おつまみに食べて二日酔い予防

ピーナッツに含まれているナイアシンはアルコール代謝に関わるビタミンで、二日酔いの原因になるアセトアルデヒドを分解する働きがあります。お酒のおつまみにピーナッツを食べることでアルコールの代謝が良くなり、肝臓の負担を減らして二日酔い防止に効果的です。

◆ピーナッツのレシピ

ほうれん草のピーナッツ和え

ほうれん草のごま和えをピーナッツでアレンジした一品。香ばしいピーナッツの風味は、ごまとは一味違う美味しさです。

ほうれん草のピーナッツ和え

【材料(2人分)】
ほうれん草…180g
ピーナッツ(素煎り)…20g
しょうゆ…大さじ1/2
砂糖…大さじ1/2

【作り方】
① 鍋に湯を沸かし、塩少々を加える(分量外)。ほうれん草はきれいに洗い、湯に根元から入れて1分半〜2分ゆでる。しんなりとしたら冷水にとって、よく水気を絞る。根元を揃えて束ね、4㎝長さに切る。

作り方①

② すり鉢にピーナッツを入れて粗くつぶし、しょうゆ、砂糖を加えて混ぜる。

作り方②

③ ほうれん草を加えて混ぜ合わせれば出来上がり。

作り方③

【ポイント】
・ピーナッツは食感が残る程度に粗くつぶすことが美味しく作るポイントです。
・ほうれん草の水気はしっかりと絞ってから和えてください。

◆ピーナッツレシピのまとめ

良質な脂質が豊富なピーナッツは、生活習慣病予防やアンチエイジングにも効果が期待できる栄養満点の食材。カロリーが高いので食べ過ぎには注意が必要ですが、おやつやおつまみ、料理などに取り入れて健康維持に役立ててみてはいかがでしょうか?

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