ピーマンとハムで作る ナポリタンのレシピ

ピーマンとハムで作る ナポリタンのレシピ
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

ピーマンとは

ピーマンはナス科の一年草で、食用としているのはその果実です。

一般的なピーマンとして店頭に並んでいる緑色のものは未熟な状態で収穫されたもので、熟すと赤くなり甘みが増して特有の香りは少なくなります。

ピーマンの選び方と保存方法

ピーマンは皮につやがあり、緑色が鮮やかなものを選びましょう。型がふっくらと盛り上がり、肉厚なものが良品です。

ヘタの切り口が変色していたり、しわが寄っているものは鮮度が落ちている可能性があります。

ピーマンの保存には、ひとつずつキッチンペーパーなどで包んでからビニール袋に入れて冷蔵庫の野菜室で保存しましょう。

食べきれないときは、冷凍保存することもできます。洗ってよく水分を拭きとってから種とワタを取り除き、千切りや乱切りなど使いやすい大きさに切ります。

冷凍用の保存袋に、できるだけ重ならないように並べて冷凍しましょう。

ピーマンの栄養

・ビタミンC

ピーマンにはレモンやトマトよりも多くのビタミンCが含まれており、さらに一緒に含まれているヘスペリジン(別名:ビタミンP)というポリフェノールの一種によって壊れにくく、効率よくビタミンCを摂ることができます。

ビタミンCはコラーゲンの合成に必要であり、皮膚や関節などの健康維持に必要です。また免疫力を高めたり、ストレスを緩和する効果も期待できます。

・ビタミンK

ビタミンKは脂溶性のビタミンで、血液の正常な凝固のために必要です。

さらにカルシウムが骨に沈着するさせるために必要なタンパク質を活性化させる働きによって、骨の健康維持にもかかわっています。

ハムとは

もともとは、豚のもも肉を塩漬けや燻製にしたものを指します。

さらにヨーロッパではハムというと非加熱のものが多く、日本のように加熱されたハムは少ないようです。

日本では豚のもも肉にかかわらず、かたまりのまま加工したものを「ハム」と呼び、部位や製法によって呼び分ける傾向があります。

ハムの種類

・ロースハム

豚のロース肉のかたまりを加工したものです。日本で開発されたハムで、日本では最も多く生産されています。脂肪を外側に巻いて成型し、しっとりとした食感と淡白な味わいが特徴です。

・ボンレスハム

豚のもも肉のかたまりから骨を外して加工したもので「bone(骨) less(なし)」と呼ばれます。

・ラックスハム

豚のロース肉などを加工して、低い温度で長時間熟成させたものです。日本では「生ハム」と呼ばれます。

・ショルダーハム

豚肩肉をロースハムと同じように加工したものです。比較的赤身が多いのが特徴のハムです。

・プレスハム

豚肉と牛肉などを混ぜてひとかたまりにして加工したものです。

日本独自のハムで、戦後の食材が少ない時代から普及しています。製法はソーセージに近いといえます。

・混合プレスハム

畜肉を主原料に魚肉を加えて、プレスハムと同じ製法で作られたものです。

・骨付きハム

豚のもも肉を骨付きのまま加工したもので、加熱処理したものと、低温で長時間乾燥させたものがあります。

・ベリーハム

豚バラ肉をロースハムと同じように加工したものです。赤身と脂肪が入り組んだ切り口の模様が特徴です。

ハムの栄養

・タンパク質

ハムには良質の動物性タンパク質が含まれています。タンパク質はアミノ酸が結合した化合物で、人の体を構成する重要な栄養素です。

体内で必要に応じて分解や合成を繰り返し、生命を維持するうえで、さまざまな働きを持っています。

一般的なロースハムでは、鶏のささみなどと比較するとタンパク質の含有量は少なくなりますが、コンビニなどでも手軽に購入でき、調理の手間がかからないので日常的に手軽に食べることができます。

・ビタミンB1

ハムの原料である豚肉には多くのビタミンB1が含まれているため、ハムもビタミンB1を多く含みます。

ビタミンB1は疲労回復に役立ち、神経や筋肉の機能を正常に保つために必要なビタミンです。

水溶性のビタミンであり、吸収されなかった分は尿などと一緒に体外に排出されるため、毎日摂取したいビタミンです。

ナポリタンのレシピ

ナポリタンは、洋食店などでもパスタのゆで加減はアルデンテにはこだわらないレシピが多いようです。

あくまでも好みはありますが、あらかじめゆでておいた麺を使うことで、昔ながらのナポリタンに近づきます。

ゆで上げた麺をそのままおいておくと麺がくっついて炒めにくいので、油脂分を絡ませておきましょう。

ケチャップはあらかじめ具と一緒に炒めておくことで酸味が減ってうま味がでます。

【ナポリタンスパゲッティ】

ナポリタンスパゲッティ

【材料】(2~3人分)
・ピーマン        2個
・ハム(ロースハム)   70g
・玉ねぎ         1/2個
・にんじん        1/3本
・オリーブオイル     小さじ1
・コンソメ        小さじ1
・ケチャップ       大さじ5
・みりん         小さじ1
・塩           適量
・こしょう        適量
・パスタ         200g
・バターまたはマーガリン 適量

【作り方】

1.ピーマンは洗って半分に切り、種を取ります。5㎜幅くらいの斜め切りにします。

作り方①

2.玉ねぎは洗って皮をむき、スライスします。

3.にんじんは洗って皮をむき、ピーマンと大きさを合わせて切っておきます。

4.ハムは1/2に切ってから、ピーマンと大きさを合わせて切っておきます。

作り方④

5.パスタをゆでておきます。ゆであがったらざるにあけ、温かいうちにバターを絡ませておきます。

6.フライパンにオリーブオイルを入れて火をつけます。

7.ピーマン、玉ねぎ、にんじんを炒めます。全体にしんなりとしてきたら、ハムを加えて炒めます。

作り方⑦

作り方⑦

8.コンソメとみりん、ケチャップを入れて炒めます。全体に混ざったら、ゆでておいたパスタを入れて炒め合わせます。

作り方⑧

作り方⑧

9.塩とこしょうで味をととのえてできあがりです。

作り方⑨

※ケチャップの種類によって、酸味や塩分が異なるので、みりんや塩の量はお好みで調節してください。

まとめ

ピーマンはビタミンCを多く含む野菜です。ピーマンに含まれているビタミンCは壊れにくいと考えられているため、効率よくビタミンCを摂取できます。

ハムには良質のタンパク質とビタミンB1が豊富に含まれており、手軽に購入できて調理せずに食べることもできます。

ナポリタンスパゲッティの特徴のひとつは、パスタのゆで加減をアルデンテにこだわらないことです。

ゆでおきしたパスタや冷凍パスタがあれば、ハムや冷蔵庫にある残り野菜でもすぐに作ることができるので、忙しいときにも作りやすいメニューのひとつです。

【まごころケア食】のお弁当は食材にこだわり、いろいろな食材や調理方法で、見た目も味も飽きずに食べることができます。

定番のメニューもひと工夫されて、違った料理のように楽しめるものもあります。

栄養士が監修しており栄養バランスが整っているので、安心して食べることができます。

忙しい毎日のお食事の選択肢のひとつとして、ぜひお試しください。

おてがる制限食「まごころケア食」

この記事の作成者:S.M(管理栄養士)
この記事の提供元:シルバーライフ

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