アナゴのふっくらおいしいレシピ

アナゴのふっくらおいしいレシピ
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

アナゴとはどんな魚?

アナゴはウナギ目アナゴ科の魚で、細長くてぬめりがあるのが特徴です。同じような魚にウナギがいますが、ウナギは河川などの淡水域に生息しているのに比べてアナゴは海水域に生息しています。また、アナゴはウナギに比べてタンパクであっさりした味わいで、栄養価が高いのにカロリーや脂質が低いので比較的ヘルシーな食材と言えます。アナゴの旬は6~8月と言われています。この時期は脂がすくなくさっぱりとした味わいが楽しめます。10~12月頃は逆に脂がのっていて、この時期のアナゴを好む方もいます。

アナゴを選ぶポイント

アナゴを選ぶ際には、黒くなっていない褐色のものを選ぶようにしましょう。白くなったり黒くなったりしているものは鮮度が落ちていると言えます。ぬめりに光沢があったり、皮に白い斑点がはっきりと見えるものを選ぶとよいとされています。
素人にはなかなかアナゴを捌くのは難しいので、開き身を購入する際には身が白く透明でツヤがあるものを選ぶようにしましょう。

アナゴの保存方法

アナゴは新鮮なうちに食べたほうが良いので、購入したらその日のうちに調理するようにしましょう。長期で保存したい場合には、調理済みのものを密閉袋に入れて冷凍庫で保存するようにしましょう。それでも風味を落とさずおいしく食べられるのは1週間程度と言われています。

アナゴに含まれる栄養

アナゴは、ウナギに比べてビタミンはやや少ないですが、カロリーが低く脂質が少ないわりに栄養は豊富に含まれています。

・タンパク質

アナゴには良質なタンパク質が含まれています。タンパク質は筋肉やさまざまな臓器など、人の体を構成する体にとって重要な栄養素です。体をつくる以外にもホルモンや酵素など、人の身体の機能を調節する機能もあります。他にも体力の向上や代謝の促進などに有効とされています。

・DHA

DHA(ドコサヘキサエン酸)はアナゴに多く含まれており、神経機能の維持という働きがあるため脳細胞の活性化や脳の発達に効果的です。他にも動脈硬化の原因となるLDLコレステロール値を下げる効果やがん予防、アレルギー症状緩和などにも効果が期待されています。

・EPA

EPA(エイコサペンタエン酸)は、血圧を低下させたり、血液をサラサラにして血栓を予防したりする効果があるとされ、生活習慣病予防に効果的です。他にもがんの予防やアレルギー疾患の症状緩和などにも効果が期待されています。

・カルシウム

カルシウムは骨を強くして骨粗しょう症を予防することができると言われています。

・ビタミンA

ビタミンAの含有量は魚介類の中でもトップクラスです。目や肌の健康維持や免疫力の向上、感染予防効果も期待されています。

・ビタミンE

ビタミンEは抗酸化作用があり、老化防止や美肌などに効果的とされています。

・ビタミンB2

ビタミンB2はタンパク質や炭水化物、脂質をエネルギー転換するのを助ける作用があります。特に脂質の代謝を促すので、血管内の余分な脂質を排出して動脈硬化を予防する効果があるとされています。

アナゴのおすすめ料理

 【簡単ふっくら煮アナゴレシピ】

生きているアナゴから調理をするのは、素人にはなかなか難しいですが、もし生きているアナゴを入手したら、なるべく早めに血抜きをしましょう。頭の付け根の少し下に包丁を入れて脊髄を切って水で洗って血を抜きます。その後、生臭さの原因となるぬめりをしっかりと洗ってとりましょう。
今回は、開き身を使ってふっくら煮アナゴのレシピをご紹介します。

【材料】
・アナゴ(開き身)      2尾分
・水             150ml
・醤油            大さじ3
・料理酒           大さじ2
・みりん           大さじ3
・砂糖            大さじ2

【作り方】
① 沸騰したお湯にアナゴを入れて白く色が変わったら取り出して、氷水で皮のぬめりを洗い落とします。

作り方①

② 水、醤油、料理酒、みりん、砂糖とアナゴを入れて煮立たせます。

作り方②

③ 煮立ったら、クッキングペーパーやアルミホイルで落し蓋をして、弱火で20分以上煮ます。

作り方③

④ 煮汁が少なくなってきたら完成です。今回は細かく切って煮アナゴ丼にしました。

作り方④

アナゴレシピのまとめ

6月から8月にかけて旬を迎えるアナゴは、ウナギとよく似ていますが、ウナギと比べると低カロリー低脂質でとてもヘルシーな食材です。その上、タンパク質やDHA、EPA、ビタミンAなどを豊富に含むため、低脂質高タンパク高栄養な非常に体に嬉しい食材と言えます。
アナゴは調理済みのものを購入してきて食べる方も多くいらっしゃるかもしれませんが、旬の時期にはスーパーや魚屋さんに開き身が置いてあることも多いです。なかなか生きている状態から自分でさばくのは難しいですが、開き身を購入してきて自分の好みの味付けにすることは容易にできます。
少しハードルが高く感じるアナゴですが、栄養価が高く夏バテにもぴったりな食材です。今回ご紹介した煮アナゴは、下処理さえきちんとすれば臭みもなく、調味料を入れてゆっくりと煮込むだけですので非常に簡単にアナゴを味わうことができます。ぜひ、1度お試しください。

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この記事の提供元:シルバーライフ

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