ビーフンの栄養|低GIのお米の麺

ビーフンの栄養|低GIのお米の麺
医師監修の冷凍弁当で手軽に健康生活を

ビーフンとはどんな食材?

ビーフンはうるち米を原料とした麺の一種です。国や地域によって名前や太さ、製法が異なりますが、中国や台湾、日本では一般的にそうめんのように細い形状のものを指します。

ビーフンの歴史

ビーフンの起源は、紀元前220年頃の中国南部といわれています。その後台湾へ伝わり、短時間で調理ができるビーフンは、便利な食材として重宝され発達したといわれています。

日本に伝わったのは第二次世界大戦後、東南アジアの国から引き揚げてきた日本人が、ビーフンの味を忘れられずに食べ始めたといわれています。日本では特に九州地方で消費量が多く、関東地方と比べると約2倍の量が消費されています。

ビーフンの特徴

お米が原料のビーフンには、健康の維持に役立つ特徴があります。

・小麦が原料の麺の代替食品として利用できる

お米が原料のビーフンには、グルテンが含まれません。小麦アレルギーやグルテン不耐症、自己免疫疾患の一種であるセリアック病などの食事療法のひとつとして、小麦が原料の麺類の代替食品として利用することができます。

・GI値が低い

GI値は炭水化物を含む食品を食べたときの、血糖値のあがりやすさを示す指標です。ビーフンの原料であるインディカ種の硬質米に含まれるでんぷんは、ビーフンの製造工程で加熱・冷却・乾燥の工程を経ることで、白米とは異なりGI値が低くなると考えられています。

水を加えて加熱した通常のごはんのGI値は88であるのに対し、ビーフンのGI値は52と低い値です。血糖値の急上昇を防ぐことでインスリンの分泌が抑制され、メタボリックシンドロームの予防にも効果が期待されます。

ビーフンの戻し方

乾燥のビーフンは、ゆでて戻してから使いましょう。

1.鍋にたっぷりのお湯を沸かします。ビーフンは商品によっては長いものもあるので、料理の種類に合わせて、キッチンバサミで使いやすい長さに切っておきましょう。

2.湯が沸いたらビーフンを入れて火加減を調整します。グラグラと沸騰させず、ふつふつとした状態を保つようにして、あまりかき混ぜないようにします。ゆで時間は商品に記載されている時間を目安に、お好みで調節しましょう。

3.ゆだったらざるにあげて流水でよく冷やして水をきります。手でざるに押し付けるようにして、しっかししぼります。すぐに使わないときは、サラダ油やごま油などを少量まぶしておくとほぐれやすくなります。

ビーフンに含まれる栄養

炭水化物

ビーフンの原料はうるち米であり、主要な成分は炭水化物です。炭水化物は脂質やタンパク質と同じ三大栄養素のひとつで、主に体を動かすためのエネルギー源となります。

炭水化物は糖質と食物繊維に分けられ、そのうち糖質が消化されてエネルギーとなって消費され、食物繊維は人の体内では消化の影響を受けないため、エネルギー源とはなりません。

糖質は体内で消化吸収されて、血液と一緒に全身をめぐります。脂質やタンパク質と比べると速やかに消化吸収されるため、素早くエネルギーとして利用できます。摂り過ぎた糖質は脂肪となって貯蔵されるので、摂り過ぎには注意しましょう。

モリブデン

モリブデンは体内で肝臓や腎臓に多く存在し、糖質や脂質の代謝を助けたり、体内に入った有害物質を分解する酵素の成分として重要な役割があります。また鉄分の利用を促し、造血にかかわる作用があります。

薬膳の効果

ビーフンの原料であるお米には、脾臓や胃の機能を高める作用があります。食欲不振や胃もたれ、吐き気、お腹の張りなどの症状に効果があるといわれます。息切れやめまい、疲れやイライラするなどの改善にも有効です。

ビーフンのおすすめレシピ

開封後は賞味期限にかかわらず、できるだけ早く食べるようにしましょう。使い切れない分は密封できる保存袋などに入れかえ、直射日光のあたらない場所で常温保存しましょう。

ゆでたビーフンを水冷したあと、ざるにあげてしっかりと水気をきり、少量のサラダ油をまぶしてから使いやすい分量に分けてラップに包み、冷凍用の保存袋に入れて空気を抜いて冷凍できますが、ゆでたてとは食感が異なることがあります。

使うときは、冷蔵庫に移して解凍するか、電子レンジで解凍して調理しましょう。スープなどに入れる場合は、凍ったまま入れて加熱しましょう。

【焼きビーフン】

焼きビーフン

【材料】(3~4人分)
・乾燥ビーフン     100g
・卵          2個
・豚肉ひき肉      100g
・玉ねぎ        1/2個
・ピーマン       2個
・もやし        1/2袋
・ごま油        小さじ1×3
・生姜チューブ     2㎝くらい
・にんにくチューブ   2㎝くらい
・鶏がらスープの素   小さじ1
・オイスターソース   小さじ1
・ナンプラー      小さじ3

【作り方】
1.玉ねぎは皮をむいて洗ってからスライス、ピーマンは種をとって洗い、縦に千切りにします。もやしは洗って、ひげ根をとっておきます。

2.鍋にお湯を沸かし、適当な長さに切ったビーフンをゆでます。商品に記載のゆで時間を目安に、グラグラ煮立てないように火加減を調整してゆでます。

作り方2-1

作り方2-2

3.ゆでたビーフンはざるにあげて流水で冷やして水をきり、しぼっておきます。

作り方3

4.フライパンにごま油小さじ1を入れて火をつけます。キッチンペーパーでごま油をフライパン全体になじませ、しぼっておいたビーフンを入れて広げます。表面についた水分を飛ばすのが目的なので、焦げないように注意しましょう。水分が飛んだらとり出しておきます。

作り方4

5.同じフライパンにごま油小さじを入れて火をつけ、溶いた卵を流し入れます。大きくかき回しながら、完全にかたまる前にとり出しておきます。

作り方5

6.キッチンペーパーでフライパンの汚れをふき取り、ごま油小さじを入れて火にかけます。生姜チューブ、にんにくチューブ、豚ひき肉を入れて炒めます。

作り方6

7.豚ひき肉の色が変わって火が通ったら、玉ねぎとピーマンを入れて炒めます。鶏がらスープの素を入れます。

8.玉ねぎとピーマンがしんなりしてきたらもやしを入れて炒め、オイスターソースを入れます。

作り方8

9.ビーフンを入れ、ナンプラーを加えて混ぜながら炒めます。卵を戻し入れて炒め、全体が混ざったらできあがりです。

作り方9-1

作り方9-2

ビーフンレシピのまとめ

ビーフンはうるち米が原料の麺です。小麦粉が原料の麺の代替食品として利用でき、GI値が低いので血糖値の急上昇を抑えることができます。定番の汁ビーフンや焼きビーフン以外にも、うどんやパスタの代わりとしても利用してみましょう。

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この記事の作成者:S.M(管理栄養士)
この記事の提供元:シルバーライフ

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