下処理して食べやすい、カレー味の手羽先レシピ

下処理して食べやすい、カレー味の手羽先レシピ

手羽とは

手羽とは鶏の翼の部分を指し、翼の付け根から「手羽元」「手羽中」「手羽先」に分けられます。

手羽の種類

・手羽元

鶏肉の翼部分の最も付け根に近い部分です。人間に例えると肩から肘にあたる部位で、骨が太くよく動く部分なので、手羽の中では比較的脂肪が少なく、淡白な肉質です。

・手羽中

手羽先の一部で、関節から先の細い部分(人間に例えると手指にあたる)を除いた部位を指します。人間に例えると肘から手首にあたります。

・手羽先

鶏の翼の先端に近い部位と手羽中を合わせた部位を手羽先と呼びます。関節があるためL字型に曲がっています。

脂肪とゼラチン質が多い部位でうま味が豊富なため、だしとして利用されることもあります。

関節から切り分けたときに太い部分を手羽中と呼ぶのに対して、先の細い部分だけを指して「手羽端(てばはし)」と呼ぶこともあります。

手羽先の栄養

鶏肉の中では脂質を多く含みカロリーも比較的高い部位ですが、肉質はやわらかくコクとうま味があります。

・ビタミンK

ビタミンKは、出血したときの止血に必要な血液凝固因子の合成にかかわっています。

またカルシウムを骨に取り込むのを助ける働きがあり、骨粗しょう症の治療薬としても利用されています。

ビタミンKは脂溶性のビタミンで比較的熱にも強いため、どのような調理方法でも手羽先から効率よく摂取できるといえます。

・ナイアシン

ナイアシンは体内のさまざまな化学反応に必要な補酵素としてかかわっています。

皮膚や粘膜の健康維持に役立ち、アルコールの代謝にかかわるため、二日酔いの予防にも効果が期待できます。

・コラーゲン

コラーゲンはタンパク質の一種で、細胞と細胞をつなぐ働きがあり、皮膚や骨、関節、血管など全身に存在しています。

コラーゲンには弾力性があるため、肌のハリや弾力を保ったり、関節では軟骨の機能を維持して関節痛の予防や改善に効果が期待できます。

また血管はコラーゲンによって強度と弾力性が維持されており、健康な血管を維持して動脈硬化の予防にも重要な成分です。

コラーゲンの合成にはビタミンCが必要なため、ビタミンCを含む食品と一緒に食べると効率よくコラーゲンが摂取できるといわれています。

カレー粉とは

カレー粉はイギリスで生まれたミックススパイスです。

スパイスの配合に決まりはなく、日本で一般的に市販されているカレー粉には20~30種類のスパイスが使われており、メーカーや商品によってもスパイスの種類や配合割合が異なります。

カレーの本場であるインドではあまり使われません。

カレー粉の効果

カレー粉には多種多様なスパイスが配合されており、スパイスにはそれぞれの効果がありますが、カレー粉には欠かせない3つのスパイスがあります。

・クミン

カレーの香りのもとになるスパイスです。消化を促進し、胃腸の調子を整える効果があります。

また新陳代謝を高めて脂肪燃焼を促すため、体脂肪を減少させる効果があるといわれています。

・ターメリック

カレー粉の黄色い色はターメリックの色で、特有の香りとほろ苦さがあります。

別名秋ウコンと呼ばれる生姜の仲間です。肝機能を整えたり鎮痛作用や抗炎症作用があります。

・コリアンダー

コリアンダーはパクチーの種を乾燥させて粉末にしたもので、柑橘系のさわやかな香りが特徴です。

抗菌作用や消化促進、食欲増進などの効果のほか、片頭痛などの症状緩和にも効果があるといわれています。

手羽先のレシピ

手羽先は煮たり、焼いたり、揚げたりと、いろいろな調理方法でおいしく食べることができますが、骨がついているため食べにくいというイメージもあります。

調理前に下処理をしておくと骨を持って食べることができるため、子どもでも食べやすくなります。

下処理にはいくつかの方法ありますが、そのうちのひとつをご紹介します。

手羽先の下処理

1.手羽先の関節部分を反対方向に折るようにして関節を外します。しっかりと関節が外れると、手羽先はまっすぐになります。

下処理①

2.皮を下にしてまな板の上に置き、関節から手羽中側に少しずらした場所に包丁で切れ目を入れます。

下処理②

3.切り込みから関節を出すように折ると、手羽中の骨が2本出てきます。2本の骨が軟骨や腱でつながっていることがあるので、包丁かキッチンばさみで2本の骨の両端を切り離しておきましょう。

下処理③

4.2本の骨のうち細い方を、肉をはがすようにしながら引き出して抜き取ります。

下処理④

5.手羽先の先端の部分を関節で切り落としてできあがりです。

下処理⑤

【手羽先のカレー焼き】

手羽先のカレー焼き

【材料】(手羽先8本分)
・鶏手羽先          8本
・にんにくチューブ      2㎝くらい
・酒             大さじ2
・しょう油          大さじ1
・みりん           大さじ2
・カレー粉          大さじ1
・薄力粉           大さじ1
・お好みのスパイス(省略可) 適量
・オリーブオイル       大さじ1~2
・塩             お好みの量

【作り方】

1.手羽先は前記のように下処理をしておきます。

2.ビニール袋に、にんにくチューブ、酒、しょう油、みりんを入れ、手羽先を入れて軽く揉み、冷蔵庫で数時間から半日くらいおいておきます。

3.薄力粉とカレー粉、お好みのスパイスをよく混ぜて、汁気をきった手羽先にまぶします。

4.フライパンにオリーブオイルを入れて火をつけ、手羽先の皮を下にして並べて焼きます。

作り方④

5.焼き色がついてカリッとしたら裏返し、ふたをして火を通します。

6.中まで火が通って、両面がカリッと焼けたらできあがりです。お好みで食べるときに塩を振りましょう。

※切り離した手羽先の細い部分(手羽端)は、写真のように手羽元と同じように焼いてもよいですが、小さい骨が多く食べにくいので、野菜を加えてスープにしてもおいしいスープができます。

【手羽先のカレー焼きの栄養量】
上記の材料で作った場合の、おおよそ1人分の栄養量です。

エネルギー:351Kcal
タンパク質:18.4g
脂質:23.2g
糖質:10.5g
レチノール活性当量:53㎍
ビタミンD:0.6㎍
ビタミンB1:0.09㎎
ビタミンB2:0.11㎎
ビタミンB6:0.32㎎
ビタミンB12:0.5㎍
ビタミンC:2㎎
カルシウム:33㎎
鉄:1.3㎎
亜鉛:1.6㎎
食塩相当量:1.2g

まとめ

手羽先は鶏の翼の部分で、手羽元を含む翼の先の部位です。関節があるためL字型に曲がっています。

比較的脂質の多い部位ですがうま味が豊富で、コラーゲンも多く含みます。

骨がついているので食べにくいイメージもありますが、下処理で骨を外すことで、食べやすくすることができます。

「食べやすい」ことは料理のおいしさのひとつの要素でもあります。

もちろん食べにくくてもおいしいメニューはたくさんありますが、食べる場所や一緒に食べる人を選んだり、子どもや高齢者では「食べにくい」というだけで敬遠されてしまうメニューもあります。

ゆっくりと食事に時間がかけられないときや疲れているときには、わざわざ食べにくいメニューを選ぶことも少なくなります。

【まごころケア食】のお弁当は、いつでも誰でも食べやすく、おいしいお食事を摂ることができます。

冷凍のお弁当なので電子レンジで温めるだけですぐに食べられます。

管理栄養士が監修したメニューで栄養のバランスも整っており、安心してお召し上がりいただけます。

ぜひお試しください。

この記事の作成者:S.M(管理栄養士)
この記事の提供元:シルバーライフ

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